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スーパーマン リターンズ

2006-07-25 23:00:09 | 映画 サ行
試写会で、出演:ブランドン・ラウス/ケヴィン・スペイシー/ケイト・ボスワース/ジェームズ・マースデン/フランク・ランジェラ/サム・ハンティントン/エヴァ・マリー・セイント/パーカー・ポージー/カル・ペン/ステファン・ベンダー/マーロン・ブランド(アーカイヴ映像)/原案:ブライアン・シンガー/マイケル・ドハティ/ダン・ハリス/脚本:マイケル・ドハティ/ダン・ハリス/監督:ブライアン・シンガー/作品『スーパーマン リターンズ』を観ました。

●感想
 ・遂にアメリカンヒーローの元祖スーパーマンが帰って来ましたね。前作でクラーク・ケントを演じていたクリストファー・リーヴ は真面目で堅物な感じがしたのですが、本作のブランドン・ラウスが演じるクラーク・ケントには憎めない3枚目的な要素を強く感じました。

 ・4000とか5000人のオーディションの中で選ばれたブランドン・ラウスは面影がクリストファー・リーヴによく似ており、監督のブライアン・シンガーはオーディション場所のカフェの入り口でブランドン・ラウスとぶつかりそうになった時に、彼が咄嗟にとったリアクションを見て「主役を演じれるのは彼しかいない」と感じたそうです。

 ・ストーリーはスーパーマンが故郷のクリプトン星の消滅を自分の目で確かめる為に、地球を去って5年が過ぎたところから始まりまるのですが、帰還の仕方が実にド派手でいかにもスーパーマンらしかったです。帰って来てすぐに、愛するロイス・レイン(ケイト・ボスワース)は編集長の甥(ジェームズ・マースデン)と同棲しており、おまけに男の子の母親になっている事を知って、クラークはショックを受けてしまいますが、彼女の乗ったジャンボ機が墜落しそうになっている事を知ると、スーパーマンに変身し、音速を超える速さで、あっと言う間に救出してしまうあたりは、カッコ良過ぎました。

 ・この後もスーパーマンは世界各地を意欲的に飛び回り、小さな強盗事件まで解決していくのですが、レックス・ルーサーのクリプトナイトを使った攻撃にパワーが発揮できなくなり、呆気なく敗れてしまうんですね~。でも、そういった強いばかりでなく、ちゃんと弱点を持っているところに人間臭さを感じ、好きになりました。

 ・敵役のレックス・ルーサーを頭をつるつるにしたケヴィン・スペイシーが演じているのですが、さすがにオスカー俳優だけあって、オチャメな匂いを振りまきながら楽しそうに悪役を演じている様に観えました。

 ・ロイス・レインを演じたケイト・ボスワースも子供を守る強い母親の顔とスーパーマンを心から愛している色気のある女性の顔を上手く演じ分けていて「いい女優さんだなぁ~」って思いました。

 ・もちろん主役のスーパーマンを演じたブランドン・ラウスもクリストファー・リーヴに負けず劣らずの好演ぶりだったので、本作のみで終わらず、2作目、3作目とシリーズ化をして欲しいと思いました。

●採点
 ・私的評価……70点(ラストはちょっと物足りないような気もしたのですが、親子愛とか恋人への愛を前面に押し出しており、助けを求める人の元へすぐさま駆けつける好感度抜群のスーパーマンの姿はまさに元祖アメリカン・スーパーヒーローでした。)

 ・ロイス・レインの子供はぜんそくとかアレルギー体質を持っており、身体が弱いのですが、彼の隠れた秘密が分かった時「次回作は彼の活躍をもっと観てみたい!」と思いました。
レックス・ルーサーも、今だにしぶとく生き残っている訳ですし、今後も益々楽しめる新展開が期待出来そうです!

 ・と言う訳でこの作品は、帰って来た元祖アメリカン・スーパーヒーローが観たい方と子供の頃に丸坊主の人を見て「ハゲてる!」と正直に言ってしまった事のある方におすすめ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、ロイス・レインと同棲している編集者を演じているジェームズ・マースデンを観て「早くお前もサイクロプスに変身しろ!」って途中で『XーMEN』と混同しそうになった「アメリカンコミックス」バカは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。