
月曜日の朝、おはようございます。
千葉県の3大ご当地ラーメンと言えば、1)B−1グランプリで日本一になった外房・勝浦市、勝タンの「江ざわ」、2)内房・富津市の元祖竹岡式「梅乃家」、「鈴屋」、3)そして秘境系アリランラーメン本店「八平の食堂」、山内ダム入り口の支店「らーめん八平」、市原市の「味覚」、が大変有名です。
創業は、勝タン「江ざわ」、竹岡「梅乃家」が1954年、竹岡「鈴屋」はそれよりも早いと言われています。アリラン「八平の食堂」は1972年と一番新しいです。
今日ご紹介するラーメンは、千葉県3大ご当地ラーメンの中でも比較的新しいアリランラーメンです。
アリランラーメンは現店主の古市豊さんが長生郡で屋台のあっさりしたラーメン屋台をやっていた時に、お客さんからもっと個性的なラーメンを出した方が売れると、常連さんから指南を受けて試行錯誤の末に編み出したラーメンだそうです。
さて2011年12月にリニューアルした本店、ログハウス風で楽しい外観。メニューはアリランラーメン(750円)、アリランチャーシューメン(1000円)、らーめん(550円)、味噌らーめん(650円)といった、醤油、味噌、アリラン味の3タイプが柱で、そこにチャーシューが乗るか乗らないかで、ボリューム感に違いが出てきます。昨年実施した房総ラーメン食べ歩きツアーで、チャーシュー麺を注文しなかった方々が後悔していましたが、ここはチャーシュー麺をオススメします。
食べに来たことはないけど、アリランチャーシューメンは全国的に有名。テレビでも「日本一食べに行きにくい、幻の超人気ラーメン店」として有名です。
以前からお店には足を運んでいましたが、古市さんにロッキーを認識していただけたのが、2013年にラーメンジェンヌと一緒に出演してアリランをテレビで紹介した辺りから。
それから大変良くしていただいて、いろいろとアリランラーメンに関して教えて頂きました。なのでアリランラーメンに関しては詳しいです。
アリランは注文の度に玉ねぎを食べやすい大きさにカットして中華鍋で固形のニンニク、ニラ、などと炒めて、別炊きの清湯スープを投入。チャーシューの煮汁をカエシとして使用、おろしたニンニクを使いダブルガーリックテイストにして、まずドンブリに茹でた自家製麺を盛り、その上から自家製のラー油、チャーシューのカエシをかけてなんとなく油そばみたいな状態になり、その上から中華鍋の玉ねぎ&ニンニク醤油スープを注いで、チャーシュー、白髪葱をトッピングして完成。
アリラン一杯に大量の玉ねぎとニンニクを使用するのが、このスタミナラーメンの大きな特徴。
自家製中太麺は本店の駐車場の敷地内にあり、3店舗分の麺はここで打ちます。2日程低温熟成させて使用するので、とてもスープに馴染んで美味しい自家製麺ですね。
良く山内ダムの支店と、本店、どっちが美味しいと論争になりますが、本店には2013年から5食限定のプレミアムアリランラーメン(3000円)がありまして、高級でパワフルな発酵ニンニクや行者ニンニクを使っていて、それは山内ダムにはないんですよね。これもテレビで紹介されていまして、食べてみたいですね。
最後に千葉県3大ご当地らーめん、その中で創業者、パイオニアが今もお元気に厨房に立ち続けて、ラーメン作りから仕入れ、経営に至るまで全てを管理していらっしゃるのは、ここアリランラーメン「八平の食堂」しかありません。私にはその事のもつ意味がとっても大きいと密かに思います。古市さん、ご馳走様でした☆
行者ニンニクを頂きました。風味が凄い。
今も朝から通し営業で夜7時まで厨房に立ち続けること、生涯現場主義。