
1965年に北九州から移転してきた「新日本製鉄(株)君津製鉄所」が完成して、以来、内房・君津は「製鉄の町」となりました。
それとともに、九州のラーメン文化も、内房に根付くようになりました。
そのひとつが、
「九州ラーメン友理(ゆり)」
創業は1970年(昭和45年)。
2000年(平成12年)に君津市内から木更津市港南台に移転。
創業からずっと、九州ラーメン、長崎ちゃんぽん、皿うどんの専門店として、行列を作り続けています。
君津市で青春時代を過ごされた自作ラーメンの大家・神田武郎さんのお気に入りのラーメン店のひとつだそうで、私も早速10数年ぶりに行ってきました。
営業は午前11時半から午後9時までの通し営業。
ちょっとお昼のピークは外して行きましたが、カウンター席、テーブル席が満席で、行列待ち。
とにかく、厨房も、フロアも威勢が良いですね。
活気があります。
長崎ちゃんぽん、ものすごい山になっているちゃんぽんがどんどん、厨房から、客席へ。
え?あれで並盛り?結構なボリューム。
カウンター席に通され、私は九州ラーメンの並を注文(600円)。
そうか、博多じゃないから、麺の硬さとか、替え玉はないのか。大盛り注文が「あり」なんだ。
厨房では、今も麺上げは平ざる。
なるほど。
あくまでも創業当時の味を守っているんですね。
暫く待って、九州ラーメンがちゃく丼。
チャーシューの大判ぶりにびっくり!
豚骨スープのまじりっけなしな、ピュアホワイトなビジュアルも好印象。
スープを一口。
旨い!☆
さらっとしているけど、オイリーでなく、しっかりとした出汁感のある豚骨スープ。
でもちょっとびっくりしたのが、デフォで胡椒がちょっとふりかけてある点。
私は全く胡椒はかけない派ですが、
豚骨スープに、少量の胡椒が良くあいますね。
ピリッと締まって、良い塩梅。
九州豚骨スープの感じは、万人ウケする、同じ九州の熊本ラーメンの「こむらさき」にも似ていて、とても旨い。
麺もこむらさきにも似ています。
自家製だったかな?
この豚骨ラーメンが、竹岡式の醤油ラーメン全盛の地で、内房の地ラーメンとして半世紀近く愛されている、何か、分かる感じがします。
ラーメンの奥の深さに感動。
ごちそうさまでした!
「九州ラーメン友理」
住所:木更津市港南台4−2−7
営業時間:11:30から21:00
定休日:火曜日
専用駐車場あり。
まささん、長崎ちゃんぽんの担当。なんかブルースリーみたいな迫力がありますね。
おもいっきりカメラ目線。
盛り付け担当の女性スタッフもいます。
ちゃく~丼!