りさの苦手日記

りさには苦手な事がたくさんあります。

三つの山の課題

2015-01-31 15:15:26 | 日記
中学生になるにあたり、学校説明会や制服の採寸があり、何かと忙しいですね~

学校説明会の後には、先生に個別に時間を頂き、りさのことを色々話しました。

彼女にとって、中学校生活がしんどくならないように、また、先生方に理解して頂くためです。

彼女が中学校生活で成長し、少しずつ自立出来るようになるためには重要なことだと思っています。

だからといって、中学校生活が何もなく平穏無事に終わることはないかもしれません
彼女も、そうやって社会生活を送るために必要なことを身に付けるチャンスだということを、理解する必要があります。

今、私は、彼女にとって、自分の気持ちだけではなく、相手の気持ちになって考えることが、課題だと感じています。

発達心理学者のピアジェ氏の
「三つの山の課題」をご存知でしょうか❓

異なった観点からの光景をどのように想像するのか❓
他者の視点を理解し、述べることができるかを判断するテストです。

幼い子供達は、まだ他者の視点に立つことが難しく、他者も自分と同じようように見えているだろうと思っている、いわゆる、自己中心的に物事を考えているのではないかということです。

視空間認知が苦手な子達は、この「三つの山の課題」は、難しいようです

やはり、りさもすごく難しく、異なった観点からの光景を想像できません。
ということは、相手の気持ちを考えることが苦手だということですよね~

実際に「三つの山」をそれぞれの観点から観察し、視点が変われば光景が違うことを観る必要があります

そして、それが理解できた時、相手の気持ちになって物事を考えられるようになるのかな~と思っています

私にはいつも優しいりさが、相手の気持ちを考えられるようになり、素敵な女性になりますように…
愛を込めて



認められたい気持ち

2015-01-30 14:53:11 | 日記
実は、りさはこの春、中学生になります。小学2年生の時、ディスレクシアであることがわかり、それから、4年半経ちました。今もまだ、視空間認知のトレーニングをしています。

そんな彼女が中学生になることは、私にはとても心配ですが…

私の心配をよそに、彼女はグッとお姉さんになったようです。

最近の彼女の口ぐせは、
「お母さん、心配は無用。大丈夫だから」です。
そう言われると、内心は余計心配になってしまう私ですが、りさには、
「そうやね~、もう6年生やもんね~、お姉さんになったね~」
と、言っています。

そんな彼女が、ピアノが弾けることをクラスメートに認められたいらしく、無謀にも卒業式でピアノ伴奏を弾くことを、決めました。
彼女はピアノは習っていますが、卒業式で歌う歌の伴奏を弾ける程、上手くはありません

ですが、担任の先生は彼女の気持ちを汲んで、承諾してくれました。
もし、卒業式までに弾けるようになれなければ、違う方法を考えてくれるそうです。

ですから、ピアノの先生にお願いし、なんとか弾ける程度にアレンジしてもらい、毎日練習しています。
自分から言い出しただけあって、ピアノの発表会よりもたくさん練習していて、学校で休み時間や放課後でも家でも練習しています

自分が出来るようになりたいと思ったことを、いつも努力している彼女を見ていると、彼女の口ぐせ通り、
「心配は無用」なのかもしれません

自尊心や自己肯定感がない彼女でしたが、周囲に自分を認めてもらいたい気持ちが芽生え、そのために努力している姿を、私は、とても誇らしく思います。

卒業式の日、袴を着せようかな~と考えていた私でしたが、りさが急に、
「袴を着たいけど、ピアノが弾きにくい
と、言い出しました。

彼女の意見を尊重し、袴を着せることをやめることにした私は、成長した彼女が嬉しくもあり、寂しくもあり…
あんなに幼かった娘の成長に、なんだか複雑な気持ちです

親って勝手ですね
それとも、こんな気持ちになるのは、私だけでしょうか❓


周囲に認められたい気持ちが、彼女を成長させました

そして、先生方がその気持ちを尊重し、協力して下さったことにとても感謝しています


このブログを通して…

これからもこうやって、周囲の方々に見守られながら、りさが成長していくことを心より願っています。
ありがとうございました

脳は否定語を理解できない⁉️

2015-01-29 17:21:28 | 日記
よく、『脳は否定語を理解できない』と言われているのをご存知ですか❓

調べてみたら、理解できるという説もありました。
例えば、「⚪️⚪️したらダメでしょ」
と、言ったとします。
一度⚪️⚪️をイメージして、⚪️⚪️を消しているそうです。

本当はどうなのか、私にはわかりませんが、⚪️⚪️は強くイメージされるように思えます。

どちらにしろ、⚪️⚪️をイメージするのですから、わざわざイメージを消す必要のない肯定語を使って、子供を叱る方が良いように思います。

それに、ダメときつく言われるより、肯定的に言われた方が受け入れやすいと思いませんか❓

そして、ポジティブ思考を習慣にしていると、肯定的イメージがしやすく、その結果、肯定的な行動をするそうです。

こんな風になれると、きっと子育てがラクになるでしょうね⁉️
躾けなくても、躾かってくれるのですから…


思考が変われば、
気持ちが変わる。

気持ちが変われば、
行動が変わる。

行動が変われば、
生活習慣が変わる。

生活習慣が変われば、
人生が変わる。

…と言われていますよね


ネガティヴな私は、このことをもっと早く知りたかった
今からでも間に合うかしら⁉️

こんな私ですが、少しずつ頑張っています


自己犠牲の愛

2015-01-28 17:36:04 | 日記
皆さんはどう思われますか❓
自己犠牲の愛は美徳のように思われていますが…
誰かのために何かをしてあげた、なんて思いながらしてあげてると、何かを返してもらわないと、少しずつ不満が募ってきたりしないでしょうか❓

実は、私、まだ若い頃、心の中のどこかでそんな風に思っていた気がします
でも、ある時、気が付いたんです
何かおかしくない❓
自分が勝手にしたことに、見返りを期待するのはどうなのかな❓
それからの私は、自分が相手にしてあげたくて、ただそれをしてるんだと思えるようになりました。
自己犠牲ではなくて、自分がしたいから、結局は自分のためなんだと思うようになりました

矢作 直樹先生の本に、
人生はギブ・アンド・テイクではありません。ギブ・アンド・ギブです。
見返りを期待せずに惜しむことなく与えると、いつしか全く別のところから自分のもとへギフトが届きます。
ギフトを期待して与えるわけではありません。与えたら忘れてしまえばいいのです。、と…

《ギブ・アンド・ギブ》素敵な言葉だな~と思いました。

そして、もしかして、子育もこんな感じ⁉️

子育てで悩むことがたくさんあっても、周囲の人の話から、りさがグッとお姉さんになったように感じて嬉しくって、これもギフトなのかな~と…

それから、大事なのは無理をしない事
いつも100点満点のお母さんではいられません。
30点の日には、30点満点を、70点の日には70点満点を目指せばいい

無理して頑張りすぎると、心も身体も辛くなります。

そんな自分を認めて、愛してあげると、りさの出来ないことも認められ、受け入れることが出来るようになるのではないかと、思うようになりました

また、明日から《ギブ・アンド・ギブ》
で、そして、明日の点数はまだわからないけれど、もし50点なら50点満点のお母さんを目指して無理せずに頑張ろう


今を楽しむ

2015-01-27 12:27:54 | 日記
私は、最近、東京大学医学部救急医学分野・教授の矢作 直樹先生の本を何冊か読みました。
今日は、そのことについて、話したいと思います

先生は本の中でおっしゃっています。

悩みと上手に付き合いながら、今を楽しむ。今を楽しめれば、過去を変えることができる。
過去を変えるというのは、起きた出来事の意味を変えるということ。
今を楽しめていれば、あの時は辛かった、悲しかったけれども、あれがあったから今がある、素直にそう考えるのは正しい。…そうです。

そして、答えは出すものではなく、出るもの。だと…

私は思います
特に、子育ては答えはすぐにはでませんよね
子供が成人し、自立した時に答えが出るものだと、思うんです

だから、りさが自立出来た時、私の子育ては間違っていないと感じられるんだと思います
正解は一つではないから、たくさん悩んだり、考えたりしながら、試行錯誤を繰り返して、彼女なりの方法で、出来るようになること、その手助けを精一杯すること…

それを、いつも一緒に楽しみながらすること…

そうすれば、いつかきっと、彼女と二人、
「あんなことがあったね~、でも、大丈夫だから、みんなにそう伝えていこう
なんて、笑って話していることでしょう

皆さんも肩の力を抜いて、今を楽しんでみて下さいね