りさの苦手日記

りさには苦手な事がたくさんあります。

私の性格

2015-01-26 17:08:08 | 日記
今日は、こちらはあいにくの天気です

天気が悪い日は、発達障がいを持っている子供達は、気持ちにムラがあったり、やる気がなかったり…
影響を受けやすいですね
もちろん、大人でも気が滅入ったりするものですので、余計に気持ちの変化があるかと思います。

こんな時の一番の薬は、お母さんが家の中で、太陽のような存在でいることだと思います。
実は、残念ながら私はそんな母親ではありません
でも、そんな母親を目指して努力しています

私は、くよくよ悩んだり、愚痴をこぼしたり…
ネガティブな性格なんですよね~

そんな性格なのに、りさのことがあり、益々悩むようになりました

でも、母は強しですね。

こんな私が、イヤなことがあって、学校から泣いて帰ってきたりさを、明るく迎えて、泣きやむまで抱っこし、愚痴を聞いて、「イヤやったね~」と、明るく彼女の言葉をオウム返しして気持ちに寄り添い、彼女の機嫌が直れば、後はもう忘れる、そのことはもう引きずらない

視機能トレーニングを楽しめるように、工夫したり…

体育の授業でできなかったことを、公園に行って、一緒に楽しんだり…

私って、頑張ってますよね

って、自分を励まして、毎日を過ごしています

お母さんも一緒に楽しみながらすることが、一番良いことなんだろうな~と思います

私以上に頑張っていらっしゃるお母さんもたくさんいらっしゃると思います。

そんな全てのお母さん達にエールを送ります

愛をこめて

ありがとう、チュウ先生

2015-01-25 15:48:48 | 日記
今日は、昨日紹介した、「ありがとう、フォルカーせんせい」に続く、感動の自伝的作品《ありがとう、チュウ先生》を
紹介します

フォルカー先生に、「読むこと」を教えてもらった主人公パトリシアが、今度は、チュウ先生の指導により、持って生まれた美術の才能を開花させていくお話です

「ありがとう、フォルカーせんせい」は、苦手なことを一緒になって考え、取り組んでくれる。
「ありがとう、チュウ先生」
は、才能を見い出し、伸ばしてくれる。
そんな大人との出会いが、子供達にとってどんなに大切なことかを考えさせられる絵本です。

「ありがとう、フォルカーせんせい」
の巻末で、日本LD学会会長・上野 一彦先生がおっしゃています。

個性を認め、個性にあった教育をする。
それは、子供達一人一人を本当に大切にする教育の基本だと…

得意なことで自分らしさを表現し、認めてもらい、そして、それを職業にできた
作者のパトリシア・ポラッコ氏のようになれたら、どんなに素敵でしょう

違いを個性と受け止め、違いを活かすことは、お互いにとって、とても大切なことだと思います。

全ての子供達が、自分らしさを表現し、認めてもらえますように…
愛をこめて

ありがとう、フォルカーせんせい

2015-01-24 10:13:48 | 日記
今日は、とっても素敵な、心が温まる絵本を紹介します

《ありがとう、フォルカーせんせい》

この絵本は、作者パトリシア・ポラッコ自身のことを書いたお話です

彼女はLD(学習障がい)でした。

絵本のストーリーの中には、LD(学習障がい)の言葉は出てきません。
巻末に説明がありますが…

五年生の時、フォルカー先生との出会いにより、彼女の人生は大きく変わります

絵本の主人公・トリシャは、文字や数字を認識するのが難しく、本を読むことが苦手でした。そのせいで、クラスメートにからかわれたり、いじめられたり…
そんな彼女が、五年生の時、フォルカー先生と出会いました。
彼女は絵を描くことが大好きで、とても上手でした。先生は、彼女の得意なところをとても褒めてくれました。
そして、苦手なところにも気づいてくれ、放課後、先生との特訓が始まります

そして、彼女は字が読めるようになり、本が読めるようになり、書いてあることの意味を理解することができました

彼女は30年後、ある結婚式でフォルカー先生に再会します。
「先生のおかげで人生が変わったのです。」
先生は、彼女を抱きしめます。
彼女は大人になり、絵本作家になりました

私も、フォルカー先生のような人になりたい得意なところを伸ばしてあげ、苦手なところを理解し、認めてあげながら、みんなとは違うけれど、りさができるようになれる方法を見つけて、一緒に頑張れるような…

そんな、涙溢れる絵本です


ディスレクシアの子供達が、フォルカー先生のような人と出会い、トリシャのように自身の人生を歩んでいけますように…
そして、このブログが一つのキッカケになれますように…

愛をこめて

環境の調整

2015-01-23 17:33:25 | 日記
昨日まで、視機能について説明をし、それらを向上させるトレーニングを紹介しました。
しかし、色々な事情でトレーニングの成果に進歩がみられるまで、時間がかかってしまうこともあります。

今日は、環境の工夫と支援方法について、お話したいと思います。

眼球運動や視空間認知の問題があるお子さんが、少しでも読みやすくなるように、環境の工夫をしてあげて下さい。

どうしたら読みやすくなるのか、お子さんの意見を取り入れながら、その子にあった方法を見つけて下さい。

例えば…

行間を空ける。
行間がつまっていると、文字が重なって見えるなどの混乱が起こりやすいので、読みにくい場合があります。

1行の長さを短くする。
行が短いと、眼をあまり動かさなくてもいいので、読みやすくなります。

スラッシュ( / )を入れる。
文節や単語の区切るところをハッキリと示し、読みやすくする工夫です。

行を指で押さえる。
行を飛ばして読んだり、間違えて読んだりしないようにする工夫です。
他には、定規を当てたり、数行だけが見えるようにくり抜いた窓枠を当てるなどの方法もあります。

百マス計算は、眼球運動が苦手なお子さんにとっては、難しい課題ですので、配慮が必要だと思います

りさは、指でなぞっても音読の宿題が大変でしたし、漢字ドリルをなぞることもできませんでした。
ですから、音読ではなく、国語の教科書は丸暗記していたり、漢字ドリルは、私が一画ごとに指でなぞって、どのように書くか示していました。彼女にとって、宿題をすることは、本当に大変でした

今では、そんな大変な事があったなんて、ウソのようです
でも、だからと言って、りさの場合は、勉強が出来るようになる訳ではありませんでした。ですが、視機能に問題があると、勉強が出来る、出来ない、以前だと思います。

本当に頑張って、ここまで良くなったんだな~と実感しています
これからも、彼女がどうしたら理解しやすいのかを考えて、一緒に頑張ろうと思います

ディスレクシアの子供達が、りさのように視機能が向上し、出来ることが増え、自信を取り戻せますように…
愛をこめて

ボディイメージトレーニング

2015-01-22 17:44:33 | 日記
視覚には、入力系の機能と処理系の機能があることをお話しましたね
そして、昨日、処理機能と関わる問題がある場合の視空間認知トレーニングを紹介しました。

今日は、ボディイメージのトレーニングを紹介します

体の動きがぎこちなかったり、運動全般や細かい作業が苦手だという人がいます。自分の体をどのように動かすのかを頭の中でイメージできないと、体は思うように動かないものです。

体の動きと視空間認知の能力を発達させるには、ボディイメージのトレーニングが必要です。自分の体の部位を細かく認識し、部分部分をハッキリと意識して動かしていく、ということを行います。

まず、→を一つ書いたボードを用意し、矢印の方向を声に出して言いながら、両手をその方向へ動かします。

→ 右、↓ 下 という風に声に出しながら、両手をその方向へ動かします。

→を書いたボードを回転させながら、色んな方向を見せて上げて下さい。

出来てきたら、矢印を二つに増やし、片手ずつ矢印の方向へ動かすという風に難易度を上げてみましょう。
その時も、矢印の方向を声に出して言いながら、両手をそれぞれの矢印の方向に動かして下さいね

ゆっくりとお子さんのペースに合わせ、出来るようになってきたら、メトロノームのリズムに合わせたり、リズムを速くしたり、楽しみながら取り組んで下さいね

視空間認知・ボディイメージのトレーニング共に、1日5分位行ってみて下さい。

どのトレーニングも、毎日続ける事が大切です。忙しくて出来ないからといって、まとめてトレーニングするより、
少しでも毎日続ける方が効果があると思われますので、お子さんのペースに合わせて、楽しめるように工夫してあげて下さいね

ディスレクシアの子供達がトレーニングを楽しみ、出来ることが増え、自信を取り戻せますように…
愛をこめて