気になる１冊「夜と女と毛沢東」

１０年前程の出版です。
気になってはいたのですが、古本屋さんで見つけました。

夜と女と毛沢東 吉本 隆明,辺見 庸 文藝春秋 このアイテムの詳細を見る

片や思想界の巨人、片や通信社を辞して陋巷に潜み、心眼を動かす芥川賞作家。
オウム事件から、戦争、性、臨死体験、資本主義の行方まで…現状に苛烈な異議を申立てる、率直無比な剛腕対談。

剛腕対談でした。確かに。
噛み合ないところも面白いです。
軽薄な正義論は昼の文化、麻原彰晃の宗教家としての認識、消費資本主義社会の行く末等頷くところもありますが、それってセクハラじゃんみたいなところもあり飽きません。
吉本 隆明,辺見 庸どちらかに関心があるかたなら文庫版も出ていますので一読をお薦めします。

夜と女と毛沢東 (光文社文庫) 吉本 隆明,辺見 庸 光文社 このアイテムの詳細を見る