きになるRINGO

木に生るのは林檎
気になるのはRINGO
ミュージックメモリアル。
音楽を中心に気になる徒然。

気になる新刊「筒井 康隆」

2015年12月03日 | 
”モナドの領域”が本日リリースです。
モナドの領域
筒井 康隆
新潮社


内容紹介

著者自ら「わが最高傑作にして、おそらくは最後の長篇」と宣言する究極の小説、ついに刊行! 河川敷で発見された片腕はバラバラ事件の発端と思われた。美貌の警部、不穏なベーカリー、老教授の奇矯な振舞い、錯綜する捜査……。だが、事件はあらゆる予見を越え、やがてGODが人類と世界の秘密を語り始める――。巨匠が小説的技倆と哲学的思索の全てを注ぎ込んだ 超弩級小説。


1993年
角川書店発行の高校国語の教科書に収録されることになった『無人警察』内の癲癇の記述で
表現の自由と差別の問題で批判を受け一時断筆宣言をした作家です。
1994年(平成6年)4月1日、中野サンプラザにて山下洋輔らのジャズ演奏からなる「筒井康隆断筆祭」は話題になりました。

1996年に

1.出版社は従前どおり筒井氏の意に反した用語の改変は行わない。
2.作品の用語に関し抗議があった場合、これに対処する権利と責任は著述者(筒井氏)にあり、出版社にも責任がある。したがって、出版社が用語に関し抗議を受けた場合、著述者と協議し、その意志を充分尊重して対処する。
3.筒井氏が抗議に対処する上で、文書の往復や直接討論が必要になった場合には、出版社が責任をもって仲介し、その内容を発表する。

という内容で各出版社と「覚書」を交わし、断筆解除となりました。



本年は4月にリリースした”世界はゴ冗談”で久々の黒い笑を拡散しました。
世界はゴ冗談
筒井 康隆
新潮社





最新の画像もっと見る

コメントを投稿