さんぽみちクラブ 子育ては失敗・ほろ苦さ時々喜び

子育ての失敗や苦い経験、喜びなどを書いています。小学生、高齢者を応援する人生ゲームも紹介しています。

カーブミラーの陰に人の温かさが

2019年06月27日 | 人生のさんぽみち
 カーブミラーの陰に人の温かさが

 車通勤をしている時のことです。
 一か所細い道があり、車でのすれ違いは
 ちょっと厳しいところがありました。
 しかもそこは、ちょうど直角に曲がっているので、
 入ってしまってから前方の車に気がつくと、
 どちらかがバックをしなければならず、
 後ろに車が続いていると、朝の通勤時間帯に
 悲惨な状況になり難関の道の一つでした。


     

 幸いカーブミラーがあり、
 そのミラーで確認できるので助かっていました。
 冬の季節でも曇ることは滅多にないのです。
 とても重要な位置にあるカーブミラーなので、
 曇らないように特殊加工してあるのではと理解していました。
 日本の技術も大したものだと感心していました。
 
 ある日早めに家を出た時その道に来ると
 何やらハゲたおっさんがモップを担いで歩いています。
 (失礼しました。それは私のことでした。)
 髪の毛が少し薄いおじ様がモップを持って歩いています。
 何と! その方が
 あの重要なカーブミラーの曇りを
 そのモップでゴシゴシ拭いているのです。

 だから私が通るときは曇っていなかったのだ!と分りました。
 おそらく過去にカーブミラーが曇って
 大変な状況になったのを見て、善意の行為だと思います。
 寒い冬の早朝、わざわざ他人のために、
 しかも毎日拭きに来てくれていたのでした。
 そのおじ様の帰る姿に、「ありがとうございました」と
 感謝の気持ちを込めて言いました。
   
    
 誰に知られることもなく、感謝もされることもなく
 冬の早朝の寒い中、毎日、他人のために
 カーブミラーを拭き続ける人も世の中にはいる。
 「日本の技術も大したものだと」考えていた私など
 何というアホなのだろう・・・と恥ずかしくなりました。
 生活すると言うことは、自分では知らないところで、
 人様にお世話になっていることを
 忘れてはいけない! と痛切に思いました。


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