さんぽみちクラブ 子育ては失敗・ほろ苦さ時々喜び

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「聞く力」と「聞くだけの力」

2022年01月14日 | 人生のさんぽみち
 「聞く力」と「聞くだけの力」

   

 個人的に思うことですが
 「聞く力」には、大きく分けると二つあるような気がします。

 一つは文字通り「聞く力」です。
 会社の新入社員が聞く力があると言えば
 先輩社員の話を聞き解釈し行動にうつすことができる
 そんな人のことを言うのだと思います。
 また会社の部長に聞く力があると言う時は
 部下の話に耳を傾け適切に指導し時にフォローもする
 なおかつ社長の話の方向性もつかみ取り先を読み
 行動することができる、というイメージを持ちます。
 新入社員と部長が「聞く力がある」と言った時
 その重みは部長の方が立場上はるかに重い責任がともないます。

 単におじさんの私が「私は聞く力がある」と言った時
 息子から見れば父親としての聞く力があると
 妻から見れば夫として聞く力があると
 職場の同僚からすれば、与えられた仕事内容について聞く力があると
 仕事の得意先から見れば担当者として聞く力があると・・・
 実に様々な立場での聞く力が求められます。
 「聞く力がある」と・・・
 私はあまりにも責任が重く簡単には言えません。

    

 あの学校の先生は聞く力がある
 私の夫は聞く力ある・・・などを考えると
 その人の立場によって話を聞き内容を理解し
 話を聞いた相手に対して
 その立場に立って改善できる方向性を示し行動にうつせる時に
 「聞く力」があると言うのだと思います。


 一方「聞くだけの力」は
 簡単に言えば聴力が優れていると言うことでしょうか。
 雑踏の中でも小さな音も聞き分けられる
 低音から高音まで聞き分けられるなどの能力で
 部長が言っても新入社員が言っても
 同じ能力として同等にあつかわれます。

 さて、総理大臣という立場で「聞く力がある」と言った時
 とてつもなく責任の重い言葉だと感じます。
 誰の話を聞くのでしょうか。
 派閥の長なのでしょうか・・・
 国民主権、主権者である国民の声を
 様々な立場の国民の声を聞くのが当然だと思います。

 口先だけの男とか
 あの人は聴力が優れているだけだった・・・などと
 ならぬことを願っています。


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