さんぽみちクラブ 子育ては失敗・ほろ苦さ時々喜び

子育ての失敗や苦い経験、喜びなどを書いています。小学生、高齢者を応援する人生ゲームも紹介しています。

結露でくもらないカーブミラーだと思っていましたが

2021年11月21日 | 人生のさんぽみち
 結露でくもらないカーブミラーだと思っていましたが

   

 車通勤をしていると細い道を通る時もでてきます。
 その細い道ですが車でのすれ違いは厳しく
 しかもその細い道、ちょうど直角に曲がっているので
 入ってしまってから前方の車に気がつくと
 どちらかがバックをしなければならず
 後ろに車が続いていると朝の通勤時間帯に
 悲惨な状況になってしまいます。

 幸いカーブミラーがあり
 そのミラーで確認できるのでとても助かっていました。
 冬の季節でもくもることはないのです。
 とても重要な位置にあるカーブミラーなので
 くもらないように特殊加工してあるのではと理解していました。
 さすが日本の技術、大したものだと感心していました。

 
 ある日早めに家を出た時その道に来ると
 何やらおじさんがモップを担(かつ)いで歩いています。
 「早朝からモップ担いで何やってんだ?」と思っていたら
 何と! そのおじさんが
 カーブミラーの結露した、くもっている部分を
 そのモップでゴシゴシ拭いているのです。

  

 「なに~ あのおじさんが・・・
  だから私が通るときはくもっていなかったのだ!」
 と分りました。
 おそらく過去にカーブミラーがくもっていて
 道の途中で車が大変な状況になったのを見たのだと思います。
 寒い冬の早朝わざわざ他人のために
 しかも毎日拭きに来てくれていたのでした。
 そのおじ様の帰る姿に「ありがとうございます」と
 車の中からですが感謝の気持ちを込めて言いました。
   
 誰に知られることもなく感謝もされることもなく
 冬の早朝の寒い中、毎日、他人のために
 カーブミラーを拭き続ける人も世の中にはいる。
 「日本の技術も大したものだと」考えていた私は
 何というアホなのだろう・・・と恥ずかしくなりました。
 人は生きている以上、自分では知らないところで
 人様にお世話になっているということを
 忘れてはいけない! と痛切に思いました。


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