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2011-11-27 20:04:17 | 与太話

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NHKで立川談志を偲んで、落語「居残り左平次」をやっていた。

昭和53年ころの映像で40半ばの談志はキレのある江戸弁で

立て板に水のごとくの早口のなんとも勢いのある落語だった。

とてもうまいけれど、

好みかというとそれほど好みではなかった。


そういえば川島雄三監督の『幕末太陽傳』という映画で

この左平次をフランキー堺がやっていた。

彼の左平次はとても良かった。

軽いけれど哀愁もあって。

この『幕末太陽傳』12月23日からデジタル修正版で

ロードショーが上映されるそうだ。見に行きたいな~。


話戻って立川談志。

彼が生きている頃から、談志本人よりも

「立川談志を師匠と選択した弟子」というのに興味があった。

寄席に出られない一門に自ら入る覚悟というものに。

志の輔、談春、志らくという今や人気も実力もある人達。

談春は築地の魚屋に修行として数年行かせられたとか。

魚見ながら、途方にくれることもあっただろうに。

師匠がきまぐれでみせた

ほんの少しの優しさにすがりつくようにして

弟子修行をしていたんじゃあなかろうか。

なんてまた勝手なことを思う。

ところで、わたしなら誰の弟子になるか考えてみた。

・・・やっぱり小さんかな・・。

小三治も談志もこの人の弟子だった。

懐が深い師匠なんだと思う。

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