Ribbon cafeブログ

中味はコテコテの喫茶店でござります。

コーヒーが美味しい季節。

2017-09-09 12:09:31 | 映画
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は
時間が経過するにつけて心を揺り動かす映画だったな。
シネパラ上映は1週間だったけれど
こういう映画は反復して観たくなるのでまたやって欲しい。

「心を閉ざしている・・」とか、よく聞くフレーズがあるけれど
(人並みの嬉しさとか幸せを感じることを自分に禁止している)という方が
この主人公には当てはまるような気がした。
大きな事故や災害で家族を失った人達が
絶望から少しずつ戻ってくるには
「時間」とまわりの人達の「愛情」が不可欠であるということを
じんわりとまた認識させてくれたのだ。



ところで
ひとり営業も1週間を過ぎました。
不思議なもので食事メニューをシンプルにしたら
見事に「純喫茶 リボン」(あくまで仮の名前です)となりました。
静かです。本当に静かです。
お客さんがいない・・という推測もできますが・・・。




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猫たちも溶けそうな暑さでして。

2017-07-11 20:14:04 | 映画
九州の豪雨災害にあわれた皆様に
こころよりお見舞い申し上げます。

今日ラジオニュースで
朝倉市のふるさと納税に4日間で
2700万円集まったということでした。
このような状況なのでお返しのある納税は中止し
寄付のみ受け付けているそうです。






今日は定休日で
母の診察に付き合い
そのあとひとりで
映画を観ました。
「彼らが本気で編むときは」
 久々の荻上さんです。
トランスジェンダーが主人公でした。

少し前に
アカデミー賞受賞作品
「ムーンライト」を観ました。
これはゲイの黒人男性が主人公でした。

どちらもLGBTが映画の構成要素ではありますが
「手を差し伸べる人」と「その手を握りかえす人」の話でありました。
観てよかったと思える作品でした。

いろんな事はありますが
今の自分の立ち位置で
できることをやっていきますよ。




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「人生フルーツ」を観た後で生き方が変わる人もいるだろう。  

2017-05-16 16:40:39 | 映画


東海テレビのドキュメンタリー映画。
300坪の土地に平屋を建てて
ほとんどの野菜果物を自給自足をしている。
夫は90歳。妻は87歳。

夫は設計士で、今から50年前に
愛知のあるニュータウンの設計をした。
彼は自然を生かし山のふともに理想郷のような街を作りたかった。
しかし、時代は経済効率が最優先だった。
山は切り崩して平坦な土地にならし
出来上がったタウンは彼がめざしたものとは
まるで違うものとなった。
たとえていうと、羊羹を切ってトントンと並べたような。
彼には大きな挫折だった。
しかし、そこで夫婦が取った方法とは・・・・。




わたしは名古屋で学生生活をおくった。
卒業後、春日井市に就職し団地に住んだ。
その団地はこのニュータウンの中にあった。
十日町の人口を軽く超えるくらいの人が住むニュータウン。
ああ、「人生フルーツ」

シネパラであと数日の上映です。
どうか再上映してください。
また観に行きますから。


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最後まで母親であろうとする・・わけ。

2017-04-12 15:19:21 | 映画
役者の箸使いがいつも気になる。
食事をするシーンでは
まず、箸の使い方に目がいってしまう。
冒頭の親子での食事のシーン。
宮沢りえ(主人公)の箸の持ち方、使い方が
「家事をして子どもを育てて
 しごく普通でまっとうな日本のおっかさん」だった。
これはもう、すんごくいい映画なんだ
と5分で確信してしまった。



いいものを観て興奮冷めやらず
母にあらすじというか、みんなしゃべったら
「なんだか、1本映画をみたような気がするよ・・」
とにこにこしていた。

今日、母は映画を観に行った。
「あの宮沢りえは絶対観た方がいい」
と何度もわたしが言うのでその気になったらしい。

「湯を沸かすほどの熱い愛」



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「恋人たち」 それでも人は生きていく。

2016-11-08 15:49:25 | 映画
ジローさんから借りた「ミシマガジン」を読んでいたら
橋口亮輔監督の「恋人たち」を
どうしても観たくなってDVDを借りた。
映画をDVDで観るのは本当に久しぶりです。
夜はすぐ眠くなるので
朝少し早く起きて観た。
朝からこれはヘビーだけど
観てよかった~。
ぐぐ・ぐ・・と、持ってかれた・・
140分が長くはない。
主人公たちはワークショップで
選ばれた無名の役者さんたち。
知らないと言うことが
役にリアリティをもたらす。
本当にこんな人がいるかのような
最初は ドキュメンタリーなの?
って思うほど。
冒頭、とても印象的なモノローグ。


ネタバレなしでの紹介は
とてもじゃないけど
わたしには出来そうもない。
というか、むしろ
先入観なしで観た方が絶対いい。
でもお気に入りのところを
ひとつだけ紹介します。

主人公のおかれた境遇の
なんの事情も知らない
職場の同僚の女の子が主人公に言う場面。




絶望の中にいる人への
些細なひと言 あるいは突飛なひと言が
かたい殻を溶かす
小さなきっかけになることもある。


2015 キネ旬作品賞、脚本賞、監督賞 新人男優賞
この新人男優賞の受賞のあいさつが泣かせます。


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