ピアノレッスンはどうする？

帰国してから、去年習っていたピアノの先生に早速連絡をした。娘が保育園の時から習っている、若くて奇麗で、ファミリーコンサートでもトリを弾くようなピアノが上手な先生だ。
娘からお世話になり、その後息子も習い始めて、それ以来ずっと子供たちがお世話になっている先生。

なんと、出張教室が立て替えで壊されて、今は保育園の一室で、園児を教えているという。娘が卒園した、思い出深い保育園だ。
「昭和のボロボロのアップライトピアノで、針金のような音がするけど、良かったら遊びにきてね。」と言ってくれたので、「私たちがレンタルしていたのは、100年以上前のピアノなので、昭和のピアノなんてかわいいもんですよー」と言いながら、皆ででかけた。

息子はやる気満々。娘は、悩んだ挙げ句、やっぱり継続したいという。私は、大人用のレッスンが無いか聞いてみることにした。アメリカでレッスンしてくれた先生に、私たちはピアノの楽しさや情熱をもらった。

アメリカで弾いた曲を、ぼろいピアノで交代しながら弾いてみる。

息子は、久石譲のENCOREのアルバムから、千と千尋の神隠しのOne Summer's DayやThe Sixth Stationなどを弾いた。
先生「すごい難しい曲を弾いてるわねえー。全部暗譜？もうサウンドツリーはつまんないかもね。どうする？」
息子「好きな曲を弾きたい。次はアシタカとサン（もののけ姫）を弾きたい！」
先生「サウンドツリー（カワイのオリジナル教材）か、クラシック系のコースしか無いから、その他は大人と同じポピュラーコースになるけど、いい？」
せっかく伸び盛りの時期でもったいない気もするけど、好きな曲しか真面目に練習しないし、息子のやっていた「サウンドツリー４」では確かに簡単すぎるしつまらないだろう。かといって、クラシックにはそんなに興味も無いし、部活も忙しい。ちょっと変わったオシャレなアレンジの曲ばかり弾きたがるので、ソナチネ系の指の訓練も入れてくれるようお願いして、コース変更をすることにした。

娘は、アメリカでも真面目に練習せずに、先生と楽しい連弾ばかり弾いていた。それでも、ブルグミューラーから、「素直な心」と、「アラベスク」を弾いた。
先生「すごいじゃんー。がんばったねえ。上手になったねえ。サウンドツリーか、ブルグミューラーのコースか、どうする？」
娘「前の続きで、サウンドツリーがやりたい。」
ムスメは、サウンドツリー３から再開することになった。

私は、トロイメライ（シューマン）や月の光（ドビュッシー）、Summer（久石譲）を弾いてみた。
先生「難しいのに、すごい弾けてるじゃないですかー。聴いてこっちも楽しめました！」
お世辞にしても嬉しい（笑）。本当はグランドピアノでレッスンしたいけど、センター教室は夜遅くはやってないし、子供と一緒の方が便利がいいし、この先生に習ってみたかったので、ここで一緒にお願いすることにした。息子と同じ、「ポピュラー何でもコース」。

先生「９月に発表会があるけど、どうする？３人一緒に出る？」
息子「別に出てもいいけど。」
マジ？　。。うーん、子供だけで。

とりあえず、来週から正式スタート。
楽しみだなー。
夜７時半スタート、３人分。私はおそらく会社帰りが７時半位になるので、夕食をどうするかがネック。