ベルリッツ入会（レベルチェックと体験レッスン）

英語の通信講座を取っかえひっかえダラダラと続けていたけど、TOEICの点数も頭打ち、英会話のつたなさも何とかならないか？と思って、渡米までの暇な期間を使って英会話教室に行こうと思った。

もう10年以上前、会社の教育費補助の範囲内で、今は倒産したブリタニカという学校のグループレッスンに短期間通ったことがある。外人の先生一人と、日本人4人位が丸テーブルを囲み、テキストも無く（先生によってはたまにプリントを一枚配った）、メイントピックもわからずに、ダラダラと何十分も日本人の耳が腐るような英語を聞かされて（私も聞かせて）、何も身に付かなかったので、グループはもうイヤだなあと思っていた。
別の英会話学校の無料カウンセリングを受けたこともあるけど、金額の説明は最後で、目玉が飛び出るような金額だった上に、もうシツコク勧誘されて、やっとのこと逃げ帰ってきて以来、英会話学校には嫌気が差して、足を運んでいない。

ダンナは海外派遣を目前にして、お尻に火が点いてベルリッツに飛び込んで以来、今もBoston校で続けているけど、「マンツーマンは高いなりに必ずしゃべれるようになるゾ。」とベルリッツメソッドというか、講師については絶賛。担任制じゃなく、いろんな講師に当たるから、それもまた良いようだ。
子供たちがキッズのマンツーマンのレッスンを受けて、（しんどかったけど）楽しかったと言っていたのも、候補にした理由。ま、子供のレッスンは回数限定で英語力が上がったとは到底思えないけど、英語アレルギーはちょっと減ったかもというかんじかな。

ベルリッツのコースは、自腹じゃ高いし無理～と思ってたけど、ビジネスマンが普通に夜間のコースを申し込むと高いけど、昼間のヒマ人向けには格安コースがあるらしい。
さらに、ベルリッツは、ベネッセの子会社で、ベネッセカードの会員なら、入会金3万円がタダになるらしい。ラッキー、子供の進研ゼミ用に作ったばかりだよ。

というわけで、ベルリッツに無料カウンセリングと体験レッスンを申し込んだ。


さて、当日。
まずは受付の日本人のお姉さんとカウンセリング。
ネットでコースや料金は下調べしてきたので、最初からグループレッスンではなく、昼間のプライベートコースを希望。
英語を学ぶ目的をはっきりと聞いてくれた。
「直近では海外生活のためと、将来的には仕事で使うから。」
何年か前のインド人と一緒のプロジェクトでは、それこそ議事録もマトモに書けず、電話会議もしんどくて、役に立てなかったことがかなり悔しい思い出になっている。

TOEICはここ10年間600後半で頭打ち、文法・リスニングだけでなく会話力もテストできるというGTECのスコアは635（２年位前に会社の補助で受けた）ということを告げると、「おそらく中級のレベル４とか５かしら」とおっしゃった。
私よりもはるかにしゃべれるダンナはレベル５からスタートしたのでそりゃないよ～と思いながら、レベルチェックと体験レッスンに突入。

レベルチェックにはその学校のスペシャルな講師が出てくるというから、楽しみだ。
出てきたのは、発音がクリアでわかりやすい、アメリカ人。さすがオーラがかっている。
リラックスして話してくれというので、ブロークンな今までどおりの、勢いだけのおしゃべりを開始。
自己紹介、家族の紹介、仕事は何をやってるか、なぜ海外に家族と行くことを決断したか、フリートーク。こういうライトな内容は、１ヶ月前にBostonに行った時に、何度も話したので割とスムーズに出てくる。あの辛い経験も無駄にはなってなかったか（笑）。
その間中、講師は紙にメモを取り続けている。
自分の英語力のメリットとデメリットは何だ？とも聞かれたなあ。メリットは難しいけど、デメリットはいくつか答えた。考えさせるような質問が来ると、うーんと日本語から英語に頭で翻訳しつつ、つっかえつっかえ、言い直しが多くなってくる。

次に、何でもいいからボクに質問しなさいというので、家族は？、なぜ日本にいるか？、何年いるか？、ここで働いていて楽しいか？、どこに行ったことがあるか？、これからも日本にずっといたいか？、などテキトーに聞いてみた。

どこから体験レッスンに突入したか定かではないけど、途中に講義もあった。

レッスンでは、
「答えの内容そのものではなく、その答えを説明する方法を聞いている。算数は答えは１つだが、英会話ではバリエーションがある。
質問への答え方は、シンプルで一言で答えるようなものが会話では一番使われるけど、レッスンでは正しい文章で答えるように。それが一番トレーニングになるから。」
たとえば、
「Do you live in Japan?」
の答えとしては、Yes/Noの８つのバリエーションがある。ここで、各言い回しを繰り返して話す練習。
1. Yes.
2. Yes, I do.
3. Yes, I live in Japan.
4. Yes, I do. I live in Japan.
・・
Yesの場合はレッスンでは、1ではなく、2か4で答えること。　・・・と言ったと思う。

その後は、マンガを見せられて、正しい文章を使って情景を描写しろという問題が出た。
さらに、電話で不在時に伝言を頼む場合のロールプレイングとか。"leave a messege"が思い出せなくて、テキトーに長文で組み立てて返答した。

約４０分のレベルチェックと体験レッスンの後、
告げられたのは、「レベル２とレベル３の間だけど、文法が弱いから、もっと練習が必要です。海外でsurviveするために、ビジネス会話のベースにもなるので、レベル２には学ぶとこがあるから、レベルを下げてレベル２からやった方がキミのためになります。」

はっきり言って、ショックだなあ。
ベルリッツはレベル２までがビギナーで、海外旅行ができるレベル。
レベル３からが中級。
今までの通信教育とかスコア的には中級の上という扱いだったので・・
ま、そこから自信を持ってしゃべれるようになればいいかな。

最後に、先に出てきた日本人のお姉さんが出てきて、
再び日本語で講師からのフィードバック。
英語をブロークンながらもしゃべろう・伝えたいという意欲があるのはメリットであるとの講評ももらった。
疲れたけど、話していることは大体理解できたし、レッスンは面白かったから、その場で契約。
テキストはレベル２とレベル３のセットを購入することとなった。
内容的には・・中学校で習う言い回しで簡単なもの。今までに通信講座とか市販本とかでさんざん勉強した言い回しもある。電話への伝言は、レベル２の最初の章だった。
要するに、勉強してもきちんと口から状況に応じて言葉が出てこないと意味がない、ってことなんですねえ。

コースは、当初考えていた、昼間のプライベート４０レッスン（７週間）ではなく、ちょうど同金額のお得なキャンペーンが始まるというので、
昼間のプライベート５０レッスン（６週間）にした。残念ながらベネッセカードの入会無料の特典は併用できなかった。
６週間で終らせるには、一日２レッスン以上取ると死にそうだから、週に４日で割り振れば終る計算だ。
宿題もあるというし、多少気が滅入る気もしたけど、会社に毎日朝から晩まで行っていたことを考えると、できるかな・・。

というわけで、
しばらく英語漬けな生活します。

The Japan Timesの週間新聞も取ることにした。難しい～・・さっぱりわかんないっす。