ＮＨＫ「生誕２００年 みんなのショパン」を見て

10月31日に、NHKがショパンの生誕２００年を記念した４時間の番組を生放送した。やっと今日、その録画を見ることができた。
ショパンを身近に感じることができた、という点では番組の意図は成功したかもしれない。
歴代のピアニストのVTRもたくさんあって、興味深く見れた。
ただ。。もうちょっと、ちゃんとショパンを堪能したかった、かな。
せっかくショパンコンクールの入賞者とか、いい出演者がいるのに、バラエティー色強すぎ。
その中でも、華道家は明らかに自分の思いばかりを出しゃばってしゃべりすぎて、生放送の時間を使いすぎていた。司会者、ちゃんと話を切らないと。。録画ならカットしちゃうような長さでウンザリした。

大トリの横山さんのポロネーズ（英雄）はやっぱりすごかった。クールに力強く安心して聞けるショパンだった。ショパンコンクール受賞者の方々の各々違うショパンも新鮮だった。
ジャズピアニストのマズルカのアレンジも面白かった。こういうのはクラシックで作曲家の心を重視しつつ弾くのとはまた異なっているけど、拍手喝采だ。

子供の頃は、先生に言われた通りに、迷いもなく嫌いな練習曲ばかり弾いていて、お気に入りの作曲家の曲を弾こうなんて思いもしなかった。弾きたい曲のレベルと自分のレベルのギャップが大きすぎてピアノが嫌いになった。
数年前、ショパンの「華麗なる大円舞曲」を我流で弾こうとして、指を壊して挫折した。去年からピアノのレッスンを再会して、最近はドビュッシーがお気に入りだけど、ショパンの曲も練習しはじめている。
「ノクターン変ホ長調（OP 9-2）」は譜読みが終わり、次は何を練習しようかなー。番組を見て、あれもこれも弾きたくなった。