かぎやで風 【沖縄料理「レストランOKINAWA」(大阪・梅田)】のブログ

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生命の出現(2)

2013-06-08 | サイエンス
昨日の続きです。

最初の多細胞生物は、7億6千年前に誕生しました。
名前は「オタヴィア・アンティカ」です。
大きさは0.3mm~5mmほどです。


ところがこの後、7億年前頃に地球は「スノーボール・アース」
という現象が発生します。
地球史上、最大の氷河時代です。

地表の気温はマイナス50℃となり、赤道まで完全に凍りつきます。

しかし地球は逞しく、極寒の中でも火山活動などにより少しずつ
二酸化炭素が大気中に供給され、温室効果を生み、氷を徐々に
溶かしていきました。

(この「スノーボール・アース」は、3回発生したと言われて
 おります)

このような時代でもオタヴィアは生き抜き、生命の連鎖を
途絶えさせること無く、次世代へと引き継ぎます。


5億7500万年ほど前、「エディアカラ生物群」と呼ばれる
センチメートル単位の大きな体の動物が出現しました。

軟体生の動物で、骨や殻などの硬組織を持たず、眼や足も無い
不思議な生物です。

ただ、この時期には「食う・食われる」の生存競争が始まって
いなかったとされており、争いのない世界ということで
旧約聖書の「エデンの楽園」にちなみ、この時代を
「エディアカラの楽園」と呼ぶそうです。

1000万年の間に270種類以上もの動物が確認されていて、
この爆発的な生物の多様化を「アヴァロンの爆発」と言います。


まだまだ生物は海から出ていません。

---ブログでこの内容は、もうしばらく続きます。---

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