オフとオン

その昔、友だちも知人も。
もちろん直に会える人だけでした。

しかし現在では、ネットというものがあります。
なのでオンのみでの知り合いも増えています。
オンラインのみで、会ったこともない人・・・・私でも結構います。

ネットはじめた頃からのお付き合いと言うか、何気に今でも繋がっている人。
それなりにいますね。

ネトゲで知り合ったり、当時やっていたサイトの関係で知り合いになった人。
細くつながっている人もまだいます。
SNSで偶然再会したりもしました。

他にも、何気に掲示板とかで連絡取り合っていて。
その後メールで連絡、四季の挨拶を続けている人もいます。

古いネットの知り合いの場合、当時のセキュリティの問題もあり。
顔出しもなく名前もHNのみでした。
今はFBなどでは実名も出てますが、当時は皆慎重だったのです。

ネットの付き合いというのは不思議なもので、リアルではないはずなのに時に非常にリアルです。
実はある箱庭ゲームで、1日1回チャットしていた人がいました。
もちろん本名もわかりません、当人は男性で関東に住んでいると言っていました。

私より結構年上だったんですが、PCの自作とかバイクでロードするのが好きだということでした。
アクティブな人だったんです。

でもある時チャットで、癌の末期の診断がおりた、そう言ってきたのです。
その後、手術もして抗癌治療もして・・・後遺症にも悩まされ。
入院退院を繰り返して、それでも頑張っておられたんですが。

春の終わりの頃、腹水を抜いてもらって楽になってます、のチャットを最後に。
二度とチャットに現れることはなくなりました。

その前から腹水に苦しんでいたんで、もう自分でも近いと感じていたんでしょう。
私にもそれはわかりました。

この、ネットでしか知らない、1日1回のちょっとした会話だけの相手です。
なのにリアルの知人を亡くした時よりも喪失感が大きい、なぜなんでしょうね。

今でもチャットルームにそっと顔出す私です。