カクマ難民はWFP(国連世界食糧計画)とUNHCRが供給している栄養サプリメント『ミックスミー』に不安を抱き、配給食糧に追加されるのは、健康に良い自然食品にするよう要求している。
栄養サプリメント『ミックスミー』の第2回基礎調査が、カクマ難民キャンプで8月初旬に開始され、幼い子供、青年期女子と母親に対象を絞って行われた。調査目的は2009年1月から2月に実施された第1回調査の結論を出すことだ。
カクマのWFPからの情報によれば、調査は6ヶ月の間隔を置いて修了するように予定されている。
コミュニティーの保健員が最近の家庭訪問で話したところによると、『ミックスミー』は栄養価の高いサプリメントで、WFPとUNHCRが貧血症の罹患率を下げるために導入している。 『ミックスミー』 WFPチームは、研修やキャンペーンを通して難民キャンプの至る所で、この製品の重要性を強調している。
調査スタッフの役割を伝達するため、『ミックスミー』スタッフの全体ミーティングが開かれた。多くの難民インセンティブ・スタッフが人数の限られたこの仕事に競って名乗りを上げたが、採用方法は従来通りで、WFPは前回のスタッフをそのまま使った。
WFPは全員参加の情報報告会を9月3日と4日に実施し、キャンペーン自体は9月16日まで続けられた。 難民コミュニティーとの面接で得られた意見、考え、好みなどを、WFPは製品分析のために使うことにしている。
〈地元住民に貧血症と栄養失調の高罹患率、との調査結果〉
第一回『ミックスミー』調査で、家庭や学校から集められたデータ結果は、2回目の調査の開始前に知らされた。実際の調査では、血液のサンプルが採取され、ヘモグロビンのレベルが測定された。これにより、AIDSのような伝染病にかかっているかどうかもわかる。身長も測定され、ヘモグロビンテストを使い、貧血症や赤血球増加症の有無により栄養失調のレベルを表わすことができる。
ある保健情報筋によれば、地元トゥルカナ住民の貧血症罹患率が高いのは、栄養失調なのに難民に与えられている栄養サプリメント『ミックスミー』を手に入れることができないからだ。この言い分に多くのトゥカナ住民は納得がいかない。キャンプでは無料の教育、食糧、医療が地元住人にも難民と同様に提供されている、と彼らは指摘している。
WFPは『ミックスミー』を使うようにと強く奨励している。『ミックスミー』を摂取する人は短期間で血液量が改善されるが、使用しない人はカクマの厳しい気候では貧血症を引き起こす危険にさらされるというのだ。
IRC(国際救済委員会)クリニック4のスタッフJ.M.は、次のように言っている。「最終結果によると、貧血症の罹患率に難民と地元トゥカナ住民の間で大きな違いがある。私は長いこと実験に携わっているからわかるが、地元住民にこれだけ貧血症が見られるのだか、『ミックスミー』を与えるべきである」
〈難民に捨てられた『ミックスミー』の袋が、新たな仕事を生み出す〉
毎月の食糧配給で『ミックスミー』は依然として渡されているが、大多数の難民は摂取を拒否している。食糧配給センターで割り当てられた袋に手を出そうとしない者も多い。その結果、『ミックスミー』の袋がキャンプ中に散乱している。
これが幸いしてと言うべきか、難民に就職の機会が生まれた。雇用された難民はキャンプ中を歩いて捨てられた袋を集めている。ゴミ捨て場でWFPの制服を着た作業員がしばしば見受けられる。
「私は『ミックスミー』を使わないし、一度も興味を持ったことがない。『ミックスミー』については多くのことが取り沙汰されているのだから、WFPはまず悪影響について説明すべきだ。この製品は信頼できないが、私はお金を得るために仕方なく働いている」と、カクマ2フェーズ2で働いている」とコミュニティー保健員は言っている。
多くの難民が 『ミックスミー』について疑問を投げかけている。食糧配給センター1(FDC1)の難民は、『ミックスミー』という人工サプリメントよりも自然食品を食糧配給に追加してほしいと提案している。市場に出る前の得体も知れない試用サプリメントのかわりに、これまで配給されたことのないミルクや野菜、肉などの重要な食品を追加してほいと訴える。大切なことはUNHCRやWFPが 『ミックスミー』の供給をやめ、他の食品を加えて配給量を増加することだと、彼らは言う。
難民の中学生が、 『ミックスミー』を食糧以外の目的に使用する案を述べている。「ぼくが最も驚いたのは、数分間熱い太陽の下に置かれた『ミックスミー』は、色が変わり、臭いがしてきて、表面が糊のように粘ついてきたことだ。これが人間の胃に入ったら、すぐに、あるいは何年か後に、何が起きるだろうか」と、カクマ中学校のW.U.は述べている。
〈WFP、コメントを避ける〉
『ミックスミー』を摂取している難民の割合は未だに非常に低い。このサプリメントについて、いくつかの事実を知りたいと思い、KANEREはWFPの職員に2回接触したが、2回とも組織の方針を理由にインタービューを断ってきた。WFP警備員のKANEREの記者に対する態度には敵意がこめられていた。アポイントメントを取ろうとした別の日に、『ミックスミー』に関わっている職員はこの件を同僚たちにたらい回しにしたが、それらの職員からもKANEREへの返答はなかった。
栄養サプリメント『ミックスミー』の第2回基礎調査が、カクマ難民キャンプで8月初旬に開始され、幼い子供、青年期女子と母親に対象を絞って行われた。調査目的は2009年1月から2月に実施された第1回調査の結論を出すことだ。
カクマのWFPからの情報によれば、調査は6ヶ月の間隔を置いて修了するように予定されている。
コミュニティーの保健員が最近の家庭訪問で話したところによると、『ミックスミー』は栄養価の高いサプリメントで、WFPとUNHCRが貧血症の罹患率を下げるために導入している。 『ミックスミー』 WFPチームは、研修やキャンペーンを通して難民キャンプの至る所で、この製品の重要性を強調している。
調査スタッフの役割を伝達するため、『ミックスミー』スタッフの全体ミーティングが開かれた。多くの難民インセンティブ・スタッフが人数の限られたこの仕事に競って名乗りを上げたが、採用方法は従来通りで、WFPは前回のスタッフをそのまま使った。
WFPは全員参加の情報報告会を9月3日と4日に実施し、キャンペーン自体は9月16日まで続けられた。 難民コミュニティーとの面接で得られた意見、考え、好みなどを、WFPは製品分析のために使うことにしている。
〈地元住民に貧血症と栄養失調の高罹患率、との調査結果〉
第一回『ミックスミー』調査で、家庭や学校から集められたデータ結果は、2回目の調査の開始前に知らされた。実際の調査では、血液のサンプルが採取され、ヘモグロビンのレベルが測定された。これにより、AIDSのような伝染病にかかっているかどうかもわかる。身長も測定され、ヘモグロビンテストを使い、貧血症や赤血球増加症の有無により栄養失調のレベルを表わすことができる。
ある保健情報筋によれば、地元トゥルカナ住民の貧血症罹患率が高いのは、栄養失調なのに難民に与えられている栄養サプリメント『ミックスミー』を手に入れることができないからだ。この言い分に多くのトゥカナ住民は納得がいかない。キャンプでは無料の教育、食糧、医療が地元住人にも難民と同様に提供されている、と彼らは指摘している。
WFPは『ミックスミー』を使うようにと強く奨励している。『ミックスミー』を摂取する人は短期間で血液量が改善されるが、使用しない人はカクマの厳しい気候では貧血症を引き起こす危険にさらされるというのだ。
IRC(国際救済委員会)クリニック4のスタッフJ.M.は、次のように言っている。「最終結果によると、貧血症の罹患率に難民と地元トゥカナ住民の間で大きな違いがある。私は長いこと実験に携わっているからわかるが、地元住民にこれだけ貧血症が見られるのだか、『ミックスミー』を与えるべきである」
〈難民に捨てられた『ミックスミー』の袋が、新たな仕事を生み出す〉
毎月の食糧配給で『ミックスミー』は依然として渡されているが、大多数の難民は摂取を拒否している。食糧配給センターで割り当てられた袋に手を出そうとしない者も多い。その結果、『ミックスミー』の袋がキャンプ中に散乱している。
これが幸いしてと言うべきか、難民に就職の機会が生まれた。雇用された難民はキャンプ中を歩いて捨てられた袋を集めている。ゴミ捨て場でWFPの制服を着た作業員がしばしば見受けられる。
「私は『ミックスミー』を使わないし、一度も興味を持ったことがない。『ミックスミー』については多くのことが取り沙汰されているのだから、WFPはまず悪影響について説明すべきだ。この製品は信頼できないが、私はお金を得るために仕方なく働いている」と、カクマ2フェーズ2で働いている」とコミュニティー保健員は言っている。
多くの難民が 『ミックスミー』について疑問を投げかけている。食糧配給センター1(FDC1)の難民は、『ミックスミー』という人工サプリメントよりも自然食品を食糧配給に追加してほしいと提案している。市場に出る前の得体も知れない試用サプリメントのかわりに、これまで配給されたことのないミルクや野菜、肉などの重要な食品を追加してほいと訴える。大切なことはUNHCRやWFPが 『ミックスミー』の供給をやめ、他の食品を加えて配給量を増加することだと、彼らは言う。
難民の中学生が、 『ミックスミー』を食糧以外の目的に使用する案を述べている。「ぼくが最も驚いたのは、数分間熱い太陽の下に置かれた『ミックスミー』は、色が変わり、臭いがしてきて、表面が糊のように粘ついてきたことだ。これが人間の胃に入ったら、すぐに、あるいは何年か後に、何が起きるだろうか」と、カクマ中学校のW.U.は述べている。
〈WFP、コメントを避ける〉
『ミックスミー』を摂取している難民の割合は未だに非常に低い。このサプリメントについて、いくつかの事実を知りたいと思い、KANEREはWFPの職員に2回接触したが、2回とも組織の方針を理由にインタービューを断ってきた。WFP警備員のKANEREの記者に対する態度には敵意がこめられていた。アポイントメントを取ろうとした別の日に、『ミックスミー』に関わっている職員はこの件を同僚たちにたらい回しにしたが、それらの職員からもKANEREへの返答はなかった。
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