携帯～ただの物体されど携帯～

携帯は、かけてかかってきて初めて携帯の意味を成す。
土日の携帯なんて、彼と連絡をとれない携帯なんて…
意味がない!!
持っていてもしょうがない！持っているとツライ！
鳴らない携帯を眺めて、「鳴れっ！鳴れっ！」と念力
をかけてみる。


鳴らない携帯。シーン・・・

ただの物体でしかない。

重い重い物体。


そんな時、ピピピ・・・
えっ？彼からメール？ヤッタァ!なんて、ワクワクしながら
見てみると、お知らせメールだったりする。
紛らわしいことすんなよぉぉぉ!!!!　なーんて腹も立つ。


以前の彼が日本に帰ってしまった時もそうだった。
これから鳴らない携帯を持っておくのはツライなぁ…って。
ついつい習慣で、メールが来てないかチェックしちゃうし、
メールしそうになる。
リストから削除してしまえばいいんだけど、なんだか
彼との思い出自体が消えてなくなってしまいそうで、そのまま
にしている。
しょうがないから、履歴（お気に入りの彼からのメール）を
振り返って読んでみる。
喧嘩した時、仲直りした時…
怒られたり、褒められたりしたことを今更ながらに読んで反省
したり、癒されたり。

ここには、思い出がいっぱい詰まっている。