本当は夜の部も見たかったんですが、これの翌日は『12人の優しい日本人』チケット9,000円×2枚=18,000円&この昼の部チケット15,750×2枚=31,500円、併せて49,500円 更に新幹線代と宿泊代を含めば、たった2日の観劇に10万円超え
観れるわけがねえ……ああ仁左玉のお軽勘平&愛之助さんの斧定九郎
でも、片岡愛之助主役の『義賢最期』を観れただけでもヨシとしないと
昼の部の演目について
『義賢最期』(←あらすじを知りたい方はクリックしてください)
大正時代に七世三津五郎、昭和19年に12代目仁左衛門が演じて以後断絶、
現仁左衛門さんが孝夫時代の昭和40年に復活。
今回、その仁左衛門さんの指導で、愛之助さんが初役で勤めます。
『十六夜清心』(←同上)
仁左玉の組み合わせでは関西初上演。(歌舞伎座では何回かやってます)
おまけに通し上演…それでも全部じゃなくって、ラスト2場はやらないのよねえ
源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)二段目
義賢最期(よしかたさいご)一幕
<主な配役> 監修:片岡仁左衛門
木曽先生義賢:片岡愛之助/下部折平実は多田蔵人行綱:市川段治郎/御台葵御前:市川笑三郎/
待宵姫:市川春猿/百姓九郎助:嵐橘三郎/九郎助娘小万:片岡孝太郎
木曽先生義賢の“先生”ですが“せんじょう”と読みます。
東宮御所の警護役人の長官のことです。“せんせい”じゃないよん♪
では感想。
と に か く ラ ブ リ ン が
かーーーーーっこいーーーーーーーーーーーーーー
素敵素敵素敵ーーー天晴れ!お見事!ブラボー!マーベラス!ハラショー!
やっぱ主役はいいわあ。悲劇だからよけいに
声良し顔良し姿良し!師匠の仁左衛門さんのようにすらりと背が高いわけじゃないけれど、身体の大きさなんざ関係ないやろ、な圧倒的な存在感。
声がねえ、いいのよねえ
普段のまろやかな柔らかい声からは想像もできない、太く深く低く強く、でも艶もある実に趣のある声
師匠が仁左衛門さんだから言い回しが似るのは当たり前なんだろうけど、ホントそっくりで、高音で声が少しひっくりかえる(ファルセットみないなもんです)かえりかたまでそっくりで、声そのものまでそっくりで(←これについてはまあ色々ありますけどね)改めてすごいなーと感心しきり。
真似というか誰それに似てるっていうと、あまりいい表現ではありませんが、何百年も前から継承される伝統芸能では、まず“真似”ありき。完成された型を何十回と繰り返して覚え、師匠の表現方法を覚えいい芸を受け継ぎ、師匠の“真似”を積み重ね、やがて自分自身の芸を生み出す………その一歩として“似る”ことは非常に大事なことですよね(歌舞伎しろーとなのに語っちゃったよ)
前半は義太夫狂言で動きも派手じゃないけど、義賢と折平実は多田蔵人行綱が源氏再興を目指して丁々発止で渡り合う場面はぐっと来ましたねー。
愛之助さんの義賢はもちろん、対する段治郎さんの行綱も堂々たる演技で、静か~に火花ばっちばち最初は腹の探り合いから始まり、最終的には義賢が盾となって、平家方に面の割れていない行綱を落ちのびさせて、源氏再興の希望を託します。
この後から立ち回りの連続で、「あっ」とか「わっ」とか「後ろ後ろっ」とか思わず声が出る始末。
奥の襖が一斉に倒れて、百日鬘で左目に鮮やかな血糊の義賢登場。
素枹に長袴で実に動きにくそうな、ていうかめっちゃ動きにくいいでたちで、しばらくちゃんちゃんばらばらの後に、見せ場のひとつの“戸板倒し”
まず、2枚の襖を足場にした襖の上に愛之助さんが立って見得を切ります。拍手~~~(←文字にするとえらく簡単そうだけど、とーんでもない)
足場の襖の支え手は最初こそ10人ほどいるものの、1人去り2人去り、最後は1人。で、その1人が手を放すと………もちろん襖もろとも斜めに倒れます
愛之助さんは乗っていた襖ごと舞台の床に叩きつけられるわけですが、姿勢も崩さず見事な見得
そらもう会場拍手拍手大拍手~~~~~
さらに続いて矢が飛んできて、さすがにひとには刺さらないけど、柱に刺さってますっっ
義賢、花道で敵を倒しても1回見得。かっこい~~~
後半ほぼ立ち回りばっかりで、長袴さばかにゃならんわ、仰向けにばーんと倒れるわ、後ろの敵も見ずに倒さにゃならんわ、かなりの運動神経と体力を要求されます。前に歩くだけでも大変な長袴なのに、階段を後ろ向きで上がっていっちゃうし……。
これを仁左衛門さんは50代でやってるんだよねえ(溜息)
で、まだまだちゃんちゃんばらばらで、館に残るは義賢と女の小万のみ。
義賢は源氏の白旗を口に咥えて奮戦するも、後ろから敵に羽交い絞めされて万事休す。
と思いきや、最後の力を振り絞って、自分の身体もろとも背後の敵を串刺しーーー
敵は死にますが、まだ義賢は息も絶え絶えながら生きてます。
リアルに息切れてる感じです。いやホントに息切れてなかったら人間じゃねーよ。
義賢、源氏の白旗を小万に託して、待ってました!の最後の見せ場の“仏倒し”
力尽きて立ったままの姿勢から、前に倒れます。もちろん手なんぞ着きません。
頭からバーンといっちゃいます………それも斜めになってる階段に!!!
いや階段なんだから斜めは当たり前なんだけど、倒れる先が90度じゃなくって、
プラス45度も倒れこむなんてーーーーーー(怖)
かっ顔は大丈夫なの顔はっっ
話には聞いてて、来るぞ来るぞって心の準備もしてたけど、倒れた瞬間口から出たのは「ひっっ!」
他でもあっちゃこっちゃから、同じような声があがりました(笑)
傍らの小万が合掌して幕。
会場、あったりまえだけど大拍手
いやーいいもの観せていただきました。至福眼福大満足
舞台に出てきた瞬間、その“大きさ”を感じた愛之助さんの義賢ですが(決して鬘や衣装の効果だけではないはずです)ホントに初役かよ、ってツッコミたいくらい出来上がってます(と、思う)
これからも金の続く限り(笑)歌舞伎は観るつもりだけど、10年20年後に、『義賢最期』の再演を観ながら「愛之助の初役の義賢を観たのよ」って自慢できたらいいなあ。
そのときは、今よりもっと大きくもっと深い“義賢”になってることを信じて……
弟子でこれなら、師匠の義賢って………
み、観たい。仁左衛門さんの義賢ぜーーーったい観たい!!
60代じゃ無理かなあ
あっ、ほぼラブリンオンリーになっちゃった
昨日の記事のネタにした春猿さん出てます。義賢の先妻の娘、待宵姫。
淡いピンクの衣装がよくお似合いで、赤い髪飾りもキラッキラしてて、お年頃のお姫様らしく(義賢が源氏再興を託した行綱と恋仲)とっても可愛らしかったです。
もうひとり、義賢の後添え、葵御前の笑三郎さん。こちらは待宵姫とは打って変わって、紫の衣装がぴったりの凛とした美しさでした。
この組み合わせは、目の保養だわー
あとは、平家方の討手のひとりを演じた坂東薪車さんが中々良かったので、今後注目したいと思います。
他の方は割愛
ここまでで、力尽きました
『十六夜清心』も書こうと思ったけど、力尽きました
てなわけで、『十六夜清心』は明日以降。ふぅ
★余話1
今回は、上演数の少ない演目のためか、大向こうさんの「松嶋屋!」の声がかなり少なかったような気が……。
ここで入れないか?ってとこでなかったり、入っても声が小さかったり
うーん残念
京都のトークショーでも1回入ったのに(笑)
↑これトークショーレポで全然見かけなかっだけど(私は一応記事にしましたが)、私が座ってた列の端の女性数人で「松嶋屋!」って声かけてました。
歌舞伎ファンとしては非常に嬉しかったです
★余話2
松竹座は御園座に比べると小さく(客席数1033)舞台が近く感じられて観やすいんですよね。
前から7番目のど真ん中の席で、真正面に愛之助さんが倒れこむ階段がどーんと(笑)
花道からも6列くらいしか離れてなくて、近すぎず遠すぎず、程よい位置で花道の役者さんを拝めました。
★余話3
やっぱり夜の部観るんだったーー
夜の部メイン『仮名手本忠臣蔵』の斧定九郎が愛之助さん。
この定九郎ってのが出番は少ないけど、いい役でねえ
色白美男で、忠義より金に生きる追い剥ぎ強盗。
いわゆる歌舞伎用語でいうところの“色悪”。
文字どおり色男の悪人。二枚目だけど、冷酷無比な悪党で、か弱い女性をいたぶるのが得意。(こういうのに女は結構よろめいたりする/笑)
観た方のお話では、筋肉質の足が素敵だったそうです。どこ観てんだか(笑)ひとのこと言えないけどさ。
おまけに、口から滴る真っ赤な血が更に足に滴って、背中に悪寒が走るくらいの色気溢れまくりですって。
………観たかった
★余話4
愛之助さんのインタビュー記事がYOMIURI ONLINEにあります。
(1)初春に遠い夢 実現
(2)名前ある役に戸惑う
(3)女形 立ち役 両方を
(2)で女方のときの写真が見れます。
女方の彼は写真でしか観たことないんだけど、これが実に美しいのよ(笑)
この写真の『源氏物語』、光源氏は市川海老蔵(当時新之助)でこれもまたまさに“光源氏”って感じの美しさで、それに負けず劣らずの、愛之助さんの儚げな美しさの“夕顔”。
生で観たかったーーーー(今日こんなのばっかり)
(3)で“戸板倒し”の写真が見れます。“仏倒し”で倒れこむ階段も写ってます(汗)
明日は仁左玉だ!(書ききれるかなあ)
観れるわけがねえ……ああ仁左玉のお軽勘平&愛之助さんの斧定九郎
でも、片岡愛之助主役の『義賢最期』を観れただけでもヨシとしないと
去年の10月初めにこの公演を知って、昼か夜か迷ってました。(冒頭にも書いたように、両方観るのは金銭的にキツいっす) その後、配役の詳細がわかって、昼の部に即決。 だって愛之助さんの義賢なんて、今度いつ観れることやら。 仁左衛門さんだって、20代初めに演じてから約40年、10回もやってません! |
昼の部の演目について
『義賢最期』(←あらすじを知りたい方はクリックしてください)
大正時代に七世三津五郎、昭和19年に12代目仁左衛門が演じて以後断絶、
現仁左衛門さんが孝夫時代の昭和40年に復活。
今回、その仁左衛門さんの指導で、愛之助さんが初役で勤めます。
『十六夜清心』(←同上)
仁左玉の組み合わせでは関西初上演。(歌舞伎座では何回かやってます)
おまけに通し上演…それでも全部じゃなくって、ラスト2場はやらないのよねえ
源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)二段目
義賢最期(よしかたさいご)一幕
<主な配役> 監修:片岡仁左衛門
木曽先生義賢:片岡愛之助/下部折平実は多田蔵人行綱:市川段治郎/御台葵御前:市川笑三郎/
待宵姫:市川春猿/百姓九郎助:嵐橘三郎/九郎助娘小万:片岡孝太郎
木曽先生義賢の“先生”ですが“せんじょう”と読みます。
東宮御所の警護役人の長官のことです。“せんせい”じゃないよん♪
では感想。
と に か く ラ ブ リ ン が
かーーーーーっこいーーーーーーーーーーーーーー
素敵素敵素敵ーーー天晴れ!お見事!ブラボー!マーベラス!ハラショー!
やっぱ主役はいいわあ。悲劇だからよけいに
声良し顔良し姿良し!師匠の仁左衛門さんのようにすらりと背が高いわけじゃないけれど、身体の大きさなんざ関係ないやろ、な圧倒的な存在感。
声がねえ、いいのよねえ
普段のまろやかな柔らかい声からは想像もできない、太く深く低く強く、でも艶もある実に趣のある声
師匠が仁左衛門さんだから言い回しが似るのは当たり前なんだろうけど、ホントそっくりで、高音で声が少しひっくりかえる(ファルセットみないなもんです)かえりかたまでそっくりで、声そのものまでそっくりで(←これについてはまあ色々ありますけどね)改めてすごいなーと感心しきり。
真似というか誰それに似てるっていうと、あまりいい表現ではありませんが、何百年も前から継承される伝統芸能では、まず“真似”ありき。完成された型を何十回と繰り返して覚え、師匠の表現方法を覚えいい芸を受け継ぎ、師匠の“真似”を積み重ね、やがて自分自身の芸を生み出す………その一歩として“似る”ことは非常に大事なことですよね(歌舞伎しろーとなのに語っちゃったよ)
前半は義太夫狂言で動きも派手じゃないけど、義賢と折平実は多田蔵人行綱が源氏再興を目指して丁々発止で渡り合う場面はぐっと来ましたねー。
愛之助さんの義賢はもちろん、対する段治郎さんの行綱も堂々たる演技で、静か~に火花ばっちばち最初は腹の探り合いから始まり、最終的には義賢が盾となって、平家方に面の割れていない行綱を落ちのびさせて、源氏再興の希望を託します。
この後から立ち回りの連続で、「あっ」とか「わっ」とか「後ろ後ろっ」とか思わず声が出る始末。
奥の襖が一斉に倒れて、百日鬘で左目に鮮やかな血糊の義賢登場。
素枹に長袴で実に動きにくそうな、ていうかめっちゃ動きにくいいでたちで、しばらくちゃんちゃんばらばらの後に、見せ場のひとつの“戸板倒し”
まず、2枚の襖を足場にした襖の上に愛之助さんが立って見得を切ります。拍手~~~(←文字にするとえらく簡単そうだけど、とーんでもない)
足場の襖の支え手は最初こそ10人ほどいるものの、1人去り2人去り、最後は1人。で、その1人が手を放すと………もちろん襖もろとも斜めに倒れます
愛之助さんは乗っていた襖ごと舞台の床に叩きつけられるわけですが、姿勢も崩さず見事な見得
そらもう会場拍手拍手大拍手~~~~~
さらに続いて矢が飛んできて、さすがにひとには刺さらないけど、柱に刺さってますっっ
義賢、花道で敵を倒しても1回見得。かっこい~~~
後半ほぼ立ち回りばっかりで、長袴さばかにゃならんわ、仰向けにばーんと倒れるわ、後ろの敵も見ずに倒さにゃならんわ、かなりの運動神経と体力を要求されます。前に歩くだけでも大変な長袴なのに、階段を後ろ向きで上がっていっちゃうし……。
これを仁左衛門さんは50代でやってるんだよねえ(溜息)
で、まだまだちゃんちゃんばらばらで、館に残るは義賢と女の小万のみ。
義賢は源氏の白旗を口に咥えて奮戦するも、後ろから敵に羽交い絞めされて万事休す。
と思いきや、最後の力を振り絞って、自分の身体もろとも背後の敵を串刺しーーー
敵は死にますが、まだ義賢は息も絶え絶えながら生きてます。
リアルに息切れてる感じです。いやホントに息切れてなかったら人間じゃねーよ。
義賢、源氏の白旗を小万に託して、待ってました!の最後の見せ場の“仏倒し”
力尽きて立ったままの姿勢から、前に倒れます。もちろん手なんぞ着きません。
頭からバーンといっちゃいます………それも斜めになってる階段に!!!
いや階段なんだから斜めは当たり前なんだけど、倒れる先が90度じゃなくって、
プラス45度も倒れこむなんてーーーーーー(怖)
かっ顔は大丈夫なの顔はっっ
話には聞いてて、来るぞ来るぞって心の準備もしてたけど、倒れた瞬間口から出たのは「ひっっ!」
他でもあっちゃこっちゃから、同じような声があがりました(笑)
傍らの小万が合掌して幕。
会場、あったりまえだけど大拍手
いやーいいもの観せていただきました。至福眼福大満足
舞台に出てきた瞬間、その“大きさ”を感じた愛之助さんの義賢ですが(決して鬘や衣装の効果だけではないはずです)ホントに初役かよ、ってツッコミたいくらい出来上がってます(と、思う)
これからも金の続く限り(笑)歌舞伎は観るつもりだけど、10年20年後に、『義賢最期』の再演を観ながら「愛之助の初役の義賢を観たのよ」って自慢できたらいいなあ。
そのときは、今よりもっと大きくもっと深い“義賢”になってることを信じて……
弟子でこれなら、師匠の義賢って………
み、観たい。仁左衛門さんの義賢ぜーーーったい観たい!!
60代じゃ無理かなあ
あっ、ほぼラブリンオンリーになっちゃった
昨日の記事のネタにした春猿さん出てます。義賢の先妻の娘、待宵姫。
淡いピンクの衣装がよくお似合いで、赤い髪飾りもキラッキラしてて、お年頃のお姫様らしく(義賢が源氏再興を託した行綱と恋仲)とっても可愛らしかったです。
もうひとり、義賢の後添え、葵御前の笑三郎さん。こちらは待宵姫とは打って変わって、紫の衣装がぴったりの凛とした美しさでした。
この組み合わせは、目の保養だわー
あとは、平家方の討手のひとりを演じた坂東薪車さんが中々良かったので、今後注目したいと思います。
他の方は割愛
ここまでで、力尽きました
『十六夜清心』も書こうと思ったけど、力尽きました
てなわけで、『十六夜清心』は明日以降。ふぅ
★余話1
今回は、上演数の少ない演目のためか、大向こうさんの「松嶋屋!」の声がかなり少なかったような気が……。
ここで入れないか?ってとこでなかったり、入っても声が小さかったり
うーん残念
京都のトークショーでも1回入ったのに(笑)
↑これトークショーレポで全然見かけなかっだけど(私は一応記事にしましたが)、私が座ってた列の端の女性数人で「松嶋屋!」って声かけてました。
歌舞伎ファンとしては非常に嬉しかったです
★余話2
松竹座は御園座に比べると小さく(客席数1033)舞台が近く感じられて観やすいんですよね。
前から7番目のど真ん中の席で、真正面に愛之助さんが倒れこむ階段がどーんと(笑)
花道からも6列くらいしか離れてなくて、近すぎず遠すぎず、程よい位置で花道の役者さんを拝めました。
★余話3
やっぱり夜の部観るんだったーー
夜の部メイン『仮名手本忠臣蔵』の斧定九郎が愛之助さん。
この定九郎ってのが出番は少ないけど、いい役でねえ
色白美男で、忠義より金に生きる追い剥ぎ強盗。
いわゆる歌舞伎用語でいうところの“色悪”。
文字どおり色男の悪人。二枚目だけど、冷酷無比な悪党で、か弱い女性をいたぶるのが得意。(こういうのに女は結構よろめいたりする/笑)
観た方のお話では、筋肉質の足が素敵だったそうです。どこ観てんだか(笑)ひとのこと言えないけどさ。
おまけに、口から滴る真っ赤な血が更に足に滴って、背中に悪寒が走るくらいの色気溢れまくりですって。
………観たかった
★余話4
愛之助さんのインタビュー記事がYOMIURI ONLINEにあります。
(1)初春に遠い夢 実現
(2)名前ある役に戸惑う
(3)女形 立ち役 両方を
(2)で女方のときの写真が見れます。
女方の彼は写真でしか観たことないんだけど、これが実に美しいのよ(笑)
この写真の『源氏物語』、光源氏は市川海老蔵(当時新之助)でこれもまたまさに“光源氏”って感じの美しさで、それに負けず劣らずの、愛之助さんの儚げな美しさの“夕顔”。
生で観たかったーーーー(今日こんなのばっかり)
(3)で“戸板倒し”の写真が見れます。“仏倒し”で倒れこむ階段も写ってます(汗)
明日は仁左玉だ!(書ききれるかなあ)
これ、同じインタビュー記事を読んで、「観たかった~」と思っていたんです!あちこちで感想を読んで想像を膨らませています。
ものすごい歌舞伎初心者なので、こういういかにもな仕掛けの歌舞伎は楽しそうで☆歌舞伎座でも、やってはくれないんでしょうか・・・。
そして教えてくださーい!
と言いたくなるあまりに面白い(失礼)魅力的な
レビュー、ありがとーございます。
「伝統芸能ではまず真似ありき」
決められた型の中で独自の魅力を発揮するという
面白さとどなたかが昔おっしゃっていたのを
うっすら思い出しました。
職場の先輩だったかな?
このストイックさが、武道とか伝統芸能とかの
私にとっての大きな魅力かも。
相変わらずラブリンへの賛辞はもう最高を通り越して
最強です。だーいすき!
コメント&TB有難うございました。
こちらからも返させて頂いたのですが、勢いあまって2回も…すみません。
そうなんですヨ。「定九郎」もヨカッタみたいですねぇ、お互いに観れなくて残念でした…。
>10年20年後に、『義賢最期』の再演を観な>がら「愛之助の初役の義賢を観たのよ」っ>て自慢できたらいいなあ。
本当ですね。その頃には歌舞伎の殿堂”歌舞伎座”でも、上演している事でしょー。
上演していて欲しいっっ!!
LOVEりんの女方も、実は私好きなんですヨ。
この舞台は観れてホントにラッキーでした。
ストーリーはイヤホンガイドの助けを借りないと「え?」「あれ?」の連続なんですが、後半の立ち回り部分はハラハラドキドキ、観てるこっちも息切れしそうで(笑)見応えがありましたね。
義賢は仁左衛門さん、愛之助さんのほかにも、猿之助さん、右近さん、橋之助さんが歌舞伎座等でやってらっしゃいます。
歌舞伎座でも観れるといいんですが……できれば愛之助さんの義賢で
あっでも仁左衛門さんでも観たい
ラブリン、惚れ直しました~~~
もう少し若いときから眺めていたかったですね。
ま、これからずっと眺めるつもりですけど
約束事だらけの伝統芸能の世界で、役者自身のいろを出すのって大変なことですよね。
役者は求道者のようです。
耕史君もそんな感じかな
goo同士って、TBがうまくいかないことが結構ありますね
実はそちらの『十六夜清心』の記事へTBさせていただいているのですが、どうも反映されないようです(泣)
歌舞伎座で主役のラブリン、観たいです!!
ラブリンの女方姿観られてるんですね。羨ましい~~
私が彼に興味を持ったときには、もうやってなかったんですよ~~