天に星、地に花、人に愛

30代後半にして一児の母となった、三十路サラリーウーマンの徒然日記。

はじめて気付いた風景

2007-04-02 22:11:07 | Weblog

自分リニューアル初日の昨日は、近所の元同期の家に遊びに行った。彼女の家まで徒歩3分。私が今の家に引っ越して来て2年9ヶ月。この3分間の道のりに、沢山の桜が咲いている事に初めて気付いた。ただただ必死に余裕なく過ごし、こんな近くにある風景ににも気付けていなかった自分に気付いた。

 

臨月になった妊婦の彼女は、本当に幸せそうにお腹をさすっていた。1年ちょっと前まで、同期として同じ会社で、同じように、追い立てられるように仕事に熱中していた私達。彼女の家に来るまでの道のりで気付いた桜の話をすると、彼女も子供を宿して、時間に余裕が出来るまで気付かなかったと笑った。

 

彼女の家からの帰り道。同じように桜を見上げながらゆっくりと歩いた。立ち止まって写真を撮りながら。ふと足元に目をやると、他にも沢山の春があった。幼い頃、春の登下校はたんぽぽの茎を鳴らしながら。もう少し季節が進むと、シビビーを鳴らしながら歩いた。田舎育ちの私が、いつも感じていた季節。いつの間に、感じる心を無くしてしまったのだろう。しゃがみこんでたんぽぽの写真を撮る自分が、なんだかとても嬉しかった。

 


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2 コメント

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Unknown (よしミコ)
2007-04-03 08:45:53
この日記を読みながら、
何だかとても嬉しくて、ジーンとしてしまった。
reichanの心に、たくさんのゆとりと余裕が
やってきたんだと感じて、すごく感動した。

忙しく過ごしている時は気づかないことも、
ちょっと自分を解放してやると、
途端に見えてきたりする。
不思議だよね。

周りに溢れている小さな幸せや
素晴らしい花々や真っ青な空に
気づくことができるって、
本当に幸せなことだと思う。

リニューアルしたreichanは、
今までにも増して、数倍ステキです!
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Unknown (reichan)
2007-04-04 23:23:16
心に受入れる準備がないと、目では見えていても、心には響かないんだよね。
余裕とかゆとりとか、口にはするけど、本当に余裕やゆとりが欲しいと思うと、捨てなきゃならないものや諦めなくちゃいけない事も出てくる。
でも、その分新しい何かが手に入るのかもね。

持っていた物を手放すって、凄い悩んでやっとの思いで決断するのに、手放してみるとどうって事なかったりするんだよね。
そしてその分の隙間に、色々なものが沁みてくる。

今は、からからだったスポンジがグングン水をすっているような感じだよ!
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