猫に腕枕

腎不全の猫と暮らした日々+

2005年10月16日 | 腎不全猫闘病記録
10月13日朝、ゆずは軽くて小さなお骨になりました。
もう苦しいことも痛いこともありません。
打てる手は全て打ってきて、出来ることが殆どないというところまできていたから
あの夜虹の橋へと旅立ったことは、ゆずにも私にも良かったのだと思います。
ゆずには腎不全特有の痙攣発作が1度も起こりませんでした。
ずっと発作が起きないよう祈ってきました。
前の病院の先生から「こういう気の強い子は下手に頑張っちゃって苦しい死に方をするんです」
と言われて以来、絶対苦しくないようにしなければとずっと考えてきました。
輸液や注射や投薬もゆずにとっては辛いことだったと思いますが
これ以上闘病が長引き、痙攣発作を何度も起こすようになったなら
私は苦しみを終わらせるために安楽死を考えなければならなかったでしょう。
痙攣発作が起こらなくても、ご飯を全く食べず、毎日苦しそうに嘔吐する姿を見るのは辛いものでした。
ですから、あの夜、あのタイミングでの旅立ちは、神様からのプレゼントだったように思います。

お花をたくさん飾りました。
インドでは遺骨のことをフール(花)と呼ぶそうです。

写真右奥、白いユリの花束は動物病院からいただきました。
毎日甘い濃厚な香りを漂わせています。
先生、看護士の皆さん、本当にありがとうございました。
ゆずが今まで頑張ってこれたのは皆さんのおかげです。
特にI先生、お気遣いいただきありがとうございました。
「ゆずちゃんの生活の質は高かった」と言っていただいて
ちょっと心がほぐれました。

写真左、明るい黄色の花と淡いグリーンの花のアレンジメントはねこまたさんからいただきました。
爽やかで、元気いっぱい土手を走るゆずのイメージにピッタリだと思います。
ありがとうです。

写真手前右は、「明るく元気なイメージで」と言って作ってもらったアレンジメントです。
赤やオレンジやサーモンピンクの花が中心で、何となく通院ジャンバーの色を思い出させます。
写真手前左は、紫と青とグリーンの花のアレンジメント。
紫と青は私の好きな色。グリーンは土手をイメージして。。。

何となく足が向かなくて
実はあれから土手には行っていません。
でも、ミニが一緒に行きたがるので
来週末には猫ズとのお散歩を復活しようかと思います。

猫ズは静かです。
ゆずがいた時は賑やかだったのに
何だかひっそりしています。

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (megmeg)
2005-10-17 00:09:12
私の猫が亡くなって、2年が経ちました。

寂しくてたまらなかった時に、江原さんの

「天国に留学させた!と思ってください。

あなたもいずれ天国に行き、かならず会えるのだから・・・」という言葉がとても心を癒してくれました。

その夜、初めてぴーちゃんが夢の中に出てきてくれました。とても元気に走っていました。



reiさんの夢の中にも、元気なゆずちゃんが

出てきてくれるます様、祈っています。



お花に囲まれて (yoda)
2005-10-17 03:10:41
綺麗なたくさんのお花に囲まれて、いいなあ。ゆず君。ミケさんの描いてくださった絵も映えています。



おりこうさんのゆず君は、自分にとっても、reiさんにとっても、ちょうど良い旅立ちの時を選んで行ったのでしょう。痙攣発作がなくて、本当にラッキーでしたね。



前の病院の先生の言葉は酷いけれど、でも、それがあって余計最高に幸せな旅立ちに出来て良かったですね。



ゆっくり、ゆっくり、reiさんの心が癒されて、元気になりますように。
先日は・・・ (ちゃんぷる)
2005-10-17 23:19:44
身勝手な思いを書いてしまってごめんなさい。

よいことばが思いつかなくて、reiさんを元気付けるべきときだったと言うのに。。



お食事はされていますか?

ゆずちゃんの精一杯の“生”は、reiさんの健康の上に成り立っていたと今は強く思うんです。

だから、心も体も健やかでいて頂きたいです。



ねこに腕枕名コンビ☆をお手本に、私もその時が来たらがんばりたいです。
Unknown (GANBARUNEKO)
2005-10-17 23:51:27
ゆず君たくさんのお花に囲まれて。

ゆず君はやっぱりいっぱいの緑が似合うものね。



痙攣発作無かったと知り、すごく安心しました。

私自身も一番心配していることです。



毎日雨が続いたりぱっとしない天気が続いてて

ゆず君ってばほんっと晴れ男だったんだな、って思いました。

土手に行く気になれない気持ちわかります。無理なさらずにどうかゆっくりゆっくりと。

きっとミニ君も分かってくれると思います。

でももしかしたらreiさんを土手に連れて行こうとしているのかも知れないですね。
ありがとうございます (rei)
2005-10-18 11:23:53
◆megmegさん

ありがとうです。

そうですね。天国にちょっと先に行ってるのだと思って

私も天国にいけるよう、ゆずに会えるよう頑張ります!

ゆず、今頃はぴーちゃんと一緒に走り回ってますね。

いつか夢にも出てきてくれるかしら。



◆yodaさん

ありがとうです。

ゆずはやっぱりラッキーキャットだったと思います。

もちろん、病気になんてならないに越したことはないんだけど、長く元気な状態を保ってこれたし、最期の苦しいもちょっとで済んだ。

前の先生は、どういう意図でああ言ったのか実際のところはわからないのですが、ゆずが大暴れしてたから、もう頑張らせるなと言いたかったのかもしれないです。



◆ちゃんぷるさん

お気遣いありがとうです。

寂しい気持ちはあるけれど、ちゃんと仕事にも行ってるし、元気に過ごしていますよ。

大丈夫!病院にも、笑顔で挨拶に行ってきました。

来週からちょっと習い事もするつもりです。

何か集中できるものがあった方がいいかなぁと。

ありがとうです。



◆GANBARUNEKOさん

ありがとうです。

ゆずはお散歩大好きだから、晴れの日を選んで旅立ったのかもしれないですね。

土手に足が向かないのは・・そういえば天気のせいもあるかも。今度の土日、晴れたらお散歩再開します。

ミニ、ちょっとというか、かなり肥満気味なんで、少し運動させないとヤバイんです。
フール (kanata)
2005-11-02 15:17:43
reiさん、こんにちは。

うちのblueが病気だった時、大変お世話になったインドに住んでいますkanataです。



ゆずちゃん行ってしまったのですね。悲しいです。三角形の顔や走っている姿を見て泣けてしまいました。



blueが行って3ヶ月経ちましたが、悲しみから立ち直るとか乗り越えるとかいうことは無いんだなと思うようになりました。

楽しかったこともごめんねもずっと心に持って一緒にいるんだなと思います。

そうして『どうしてここにいないのかな、会いたいな』とずっと思うんでしょう。



虹の橋で ゆずちゃんとBlueは友達になったかな。私が行ったら紹介してくれるかも。そうしたら二人をなでてあげたいなあ
 (rei)
2005-11-02 22:04:30
◆kanataさん

こんにちは。

時々「レモンブルーの日々」覗かせて頂いてました。

インドでお骨のことをフール=花ということ

kanataさんの日記で知りました。

全ての生き物は死んだら美しい花になる・・・

それって悪くない最期ですよね。

ゆずは長い間たくさん頑張ったので、猫神様から休暇をもらいました。blueちゃんも。

一足先に虹の橋に行ってたくさんの仲間と遊びながら、私達を待っていてくれるでしょう。



ゆずが亡くなって3週間。

常にずっとゆずのことばかり考えているわけではないけれど、『どうしてここにいないのかな、会いたいな』という気持ちはふとした時に訪れます。

それは仕方のないこと。

というか、そう思った時、私はゆずの写真を見ます。

そして懐かしく大事に思うことにしています。
よろよろと (ネコタ)
2009-03-31 10:22:16
我が家の16歳アメショーばあさんも、腎不全で、今朝は好物のモンプチ缶も食べず、ヨロヨロして水を飲んでます。
室内ネコですが、こに数日、勝手口から出たところのコンクリートを舐めたがります。不調だと、一歩前進が足りなくなって、トイレのふちから、半分は外にしてしまいます。

ブログを読みながら、金魚と以来、16年も家にいたねこさまがいなくなると思うと、泣けてきます。

せめて苦しまずに「虹の橋」をと思う、今日この頃です。運良く(!?)リストラ求職中なので、今日はまた病院に連れて行こうかと。
ブログ、参考になりました。愛、愛ですね。
こんにちは (rei)
2009-03-31 23:00:14
◆ネコタさん
ご訪問ありがとうございますm(__)m
ネコタさんの猫さん、よろよろでも自力でお水飲んでトイレも行って
誇り高い根性のある猫さんなんだなと思います。
ゆずもよろよろしながら最後の日まで散歩に行きました。
トイレも、間に合わないこともあったけど、
自分で行こうとしていました。

16年間ずっと一緒にいた家族がいなくなるかもしれない・・・
泣けてきちゃうのも、しちゃうのも当然ですよ。

リストラは大変なことではあるけれど
もしかしたら・・
ネコタさんが猫さんのそばにいられるようにとの
猫神様の采配かもしれないですね。

ネコタさん、もう十分頑張っている方に
「頑張って」とは言いません。
ネコタさんと猫さん(お名前は?)のこれからの日々が穏やかでありますように
強く強く念じております。

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