ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどをやっています。

荻原浩『なかよし小鳩組』2003・集英社文庫-ハチャメチャで魅力的な登場人物に笑ってしまいます

2023年07月05日 | 小説を読む

 2020年9月のブログです

     *

 本棚を眺めていると、なんと、荻原浩さんの『なかよし小鳩組』(2003・集英社文庫)が目にとまりました。

 このあいだ、シリーズ第3作の『花のさくら通り』を読んだばかり。

 ユングの共時性、でしょうか(?)。

 これは読まない手はありません。

 しかも、例によって、ほとんど内容を忘れてしまっているので、新刊同様にワクワクしながら読んでしまいました。

 面白かったです。

 この本も電車の中で読んではいけません。

 メインの登場人物は第3作とほとんど同じですが、ゲスト(?)がすごい!

 ヤクザさんです。

 小鳩組。   

 かわいい名前ですが、本物のヤクザさんたちです。

 あらすじは書きませんが、お話は主人公たちとヤクザさんたちのドタバタ劇。

 ヤクザの怖さも出てきますが、ホロッとする場面もあります。

 そして、ラストがすごい!

 驚愕のラストです。

 読後感はとても爽快!

 いい小説です。

 荻原さんはあいかわらずいい仕事をしています。(2020.9 記)

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 同日の追記です

 シリーズ第3作、第2作と読んだので、次は当然、第1作『オロロ畑でつかまえて』となりますが…。

 『なかよし小鳩組』は、なぜか、読んで、読んで、という感じで、本棚の一番前にあったのですが、『オロロ畑』はどうでしょうか。

 ざっと見た感じでは、見当たりませんね。

 またまたかなりの恥ずかしがり屋さんのようなので、年末にかけてのお楽しみになりそうですね。

 

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