今日のナカツリ
http://nakatree.jp/
(池田 豪彦)
電車に乗っていると、ついつい目が向く中吊り広告。最近は扉の上にディスプレイが付き、そこに広告が流れる車両も珍しくなくなったが、車両内一面に張られている中吊り広告の存在感は相変わらず健在だ。中でも目を引く言葉が凝縮されている雑誌の広告は、特に見て楽しいものだが、そんな雑誌の中吊り広告をパソコンの中で再現した「今日のナカツリ」なるサービスをご存じだろうか。
「今日のナカツリ」は雑誌の最新号発売日に、電車の中吊り広告と同じものをブログパーツやデスクトップ用のガジェットへ配信するサービス。中吊り広告は「見ようと思って見る」というよりは、偶発的に目にするところに面白みがあり、肝でもあるが、「今日のナカツリ」はそうした中吊り広告の特徴をうまくパソコンの世界に持ち込んでいる。ブログやデスクトップの片隅に設置しておけば、電車の中吊り広告と同じような感覚で、ふとした瞬間に目に飛び込んでくる。
配信される雑誌のラインアップは「週刊文春」「週刊新潮」「週刊朝日」「AERA」「an・an」「SPA!」「Hanako」「BRUTUS」「dancyu」「Newsweek日本版」「週刊ダイヤモンド」「週刊東洋経済」など週刊誌から女性誌まで扱っており、人気雑誌も数多い。中には「ソトコト」や「ナショナル・ジオグラフィック」といったシブめの雑誌もある。これらの雑誌記事の見出しをまとめて閲覧できるサイトも存在はしているが、能動的にサイトを見に行くよりも、受動的に配信されてくるものを偶然目にするほうがラクチン、かつ「中吊り広告感」を楽しめるのは確かだろう。また、「今日のナカツリ」では雑誌の記事自体が読めるわけではないので、あくまでも何の雑誌に、どのような記事が掲載されているのかを「なんとなく」目にするという用途に限定されるものの、そのゆるさがやはり「中吊り広告感」の演出につながっていると言える。
大都市部に比べるとあまり雑誌の中吊り広告が掲出されていない地方の電車を利用している人や、そもそも電車に乗る機会がない人にもオススメのサービスだ。日々、見逃していた話題を目にするきっかけになるかもしれない。
nikkeiBPnet ネットシーカーズ ビジネスABC
http://nakatree.jp/
(池田 豪彦)
電車に乗っていると、ついつい目が向く中吊り広告。最近は扉の上にディスプレイが付き、そこに広告が流れる車両も珍しくなくなったが、車両内一面に張られている中吊り広告の存在感は相変わらず健在だ。中でも目を引く言葉が凝縮されている雑誌の広告は、特に見て楽しいものだが、そんな雑誌の中吊り広告をパソコンの中で再現した「今日のナカツリ」なるサービスをご存じだろうか。
「今日のナカツリ」は雑誌の最新号発売日に、電車の中吊り広告と同じものをブログパーツやデスクトップ用のガジェットへ配信するサービス。中吊り広告は「見ようと思って見る」というよりは、偶発的に目にするところに面白みがあり、肝でもあるが、「今日のナカツリ」はそうした中吊り広告の特徴をうまくパソコンの世界に持ち込んでいる。ブログやデスクトップの片隅に設置しておけば、電車の中吊り広告と同じような感覚で、ふとした瞬間に目に飛び込んでくる。
配信される雑誌のラインアップは「週刊文春」「週刊新潮」「週刊朝日」「AERA」「an・an」「SPA!」「Hanako」「BRUTUS」「dancyu」「Newsweek日本版」「週刊ダイヤモンド」「週刊東洋経済」など週刊誌から女性誌まで扱っており、人気雑誌も数多い。中には「ソトコト」や「ナショナル・ジオグラフィック」といったシブめの雑誌もある。これらの雑誌記事の見出しをまとめて閲覧できるサイトも存在はしているが、能動的にサイトを見に行くよりも、受動的に配信されてくるものを偶然目にするほうがラクチン、かつ「中吊り広告感」を楽しめるのは確かだろう。また、「今日のナカツリ」では雑誌の記事自体が読めるわけではないので、あくまでも何の雑誌に、どのような記事が掲載されているのかを「なんとなく」目にするという用途に限定されるものの、そのゆるさがやはり「中吊り広告感」の演出につながっていると言える。
大都市部に比べるとあまり雑誌の中吊り広告が掲出されていない地方の電車を利用している人や、そもそも電車に乗る機会がない人にもオススメのサービスだ。日々、見逃していた話題を目にするきっかけになるかもしれない。
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