田万川散歩

都会に伝えたい田舎の空気

全国デビュー

2016年02月17日 22時49分20秒 | 日記
以前から購読している医療・介護雑誌「おはよう21」の表紙には頑張っている介護職員の写真がどーんと写っている。
結構インパクトあって、その編集者を見るとベトナムへ一緒に行った仲間が所属しているNPO団体だった。

うちの職場にUターン新卒で入った若手職員が他に同世代もいない中で3年間頑張っている。
色々な状況をみたら一番まじめに、頑張っているんじゃないかな。
採用面接で聞いた彼女のビジョン。そして3年と言う節目。
まだまだ若く、この田舎で介護している狭い世界だけじゃつまらない。

今後のモチベーション維持のためにも、彼女に
「目立つの好き?」と聞くと「はい!」と。
「じゃあ、全国デビューしてみる?」と怪しいスカウトマンのように口説き、
「はい笑ってぇーいいねぇ」とスケベカメラマンのように応募写真を撮り、
見事、デビューを勝ち取りました!

そんなわけで再び寒気の襲った週末に、東京・大阪から取材班の友達の大輔と、車椅子にのったカメラマンひろき
が山口へ来てくれました。

話してみると、この表紙モデル、関東圏を出たのは初めて。
うちと下関が連続だけど、これが契機となって全国から応募があるといいな!って、取材側もひとつの転機だったよう。




到着した日、朝から8度近い熱がありおなかの調子も良くなかったけれど、せっかくの友人来訪。
そして前日に取材班とモデル職員を引き合わせ、信頼関係を作ることで、撮影時の表情や、
インタビューがよりよいものになるものと思い、ちょいと無理にして皆で夕食に出かけた。
セーターやフリース7枚きてホッカイロつけても背筋が寒い・・おなかがいたい・・・
けど焼肉!!食べてるときはうまい!!

帰ってびっくり。40度を超えてる!!寒いわけだ。
ダウン。家族は妻の実家へ避難。
夜中1人で遠慮なく悶絶していると、救急車がやってきた。
「お。俺のお迎えか?」もしくは「こんなときに、職場に!?俺呼ばれる・・」
両方の心配で玄関まででると、お隣の方が搬送されました。

翌日は撮影本番。でもまず病院にいってインフルエンザのチェックをしないと。
幸い、ウィルスはおなかにいて腸炎でしょうと。
でも人にうつすわけにはいかないので、撮影は遠くから眺める。

仲間を最後まで面倒みれず情けないけど、おおよそ上手くいったよう。
雪のせいで中断していたけど。

僕は恥ずかしながら同年代の車椅子に乗った方と初めて話や行動を一緒にさせてもらったけれど、
その器用さや、行動力に学ぶところが多かった。

彼ら(NPO法人Ubdobe)はとても先進かつ斬新な福祉団体。見習うべきことがたくさんある。
またモデルになった若手職員にもそういった広がりや、面白い仲間との交流、大切さを知ってもらう
よい機会だったんじゃないかなと思う。

うちも色々と工夫や挑戦をしないとつまらないよな!