田万川散歩

都会に伝えたい田舎の空気

戦場カメラマン

2011年11月16日 00時16分22秒 | 日記
いつも福祉の研修で行っている山口セミナーパークに、あの戦場カメラマン・渡部陽一氏が講演に来られた。

彼のことが大好きなみー坊は会場内で、僕はまー坊がいるのでロビーにあるモニターを見る。あの渡部節が講演だと更に激しく、ゆーっくりとお話された。



僕らもアフリカの貧しい子供たちを見てきたから彼の話はとても理解できる。
僕らの知っているアフリカは戦場でこそないが、HIV孤児や障害児をはじめとしたストリートチルドレンを目の当たりにし、渡部氏が今日何度も何度も言っていた「犠牲者はいつも子供」というフレーズが胸にしみる。

車を止めると寄ってくるストリートチルドレン。可愛そうだと少しでもお金を渡すと受け取った子供は喜ぶのも束の間、周りにいる少し年長のストリートチルドレンに暴行され、没収される。良かれと思ってしたことは結局犠牲を出すことになる。

こんな悲しい矛盾がたくさんあり、渡部陽一は更に過酷な戦場での生の経験を伝えてくれ、とても良い講演だった。