田万川散歩

都会に伝えたい田舎の空気

月灯り

2011年11月15日 00時39分56秒 | 日記


月灯りに感謝する、夜中でも明るい都会ではまずないこと。

朝、職場にカイ君と散歩をしながら出勤することが多々ある。
一日中、家の玄関にいるよりも太陽を浴びながら利用者の方々になでられるほうが
カイ君にとっても良い。

育児休暇中のみー坊もしょっちゅう職場に来るから明るいうちであれば一緒に連れて帰ってもらう。でもまー坊を前に抱いて暴れん坊のカイ君をつれて帰るのはかなり大変。
なので僕が帰る時間までたとえ真っ暗になろうが職場の玄関につながれてることも多々ある。
最近は少し帰るのが遅く、また日が短いので帰る頃には真っ暗。
ここの真っ暗はほんとの真っ暗。

朝は歩いて来たもんだから車は置いておらず、帰りも歩かなきゃならない。
これが怖い。
外灯一つ無い、視界ゼロの道。かろうじて白線が見える程度。
山からは獣の声が聞こえる。

職場を出ると僕とカイ君は猛ダッシュ。家までは約300メートル程度、ノンストップで走りきる。できるだけ車ともすれ違いたくない。暗闇で走っている人間が急に出てきたら車がびっくりする。32歳もこの時ばかりは平気に走れる。

これが満月だとだいぶ明るい。こんなにも月灯りは明るいものかと驚かされる。

元来歩くのが好きな僕はそうしたカイ君の散歩だけでなく、近くで飲んだ後なんかも歩いて帰る。

がしかし、
先日夜に車で帰っているといつも歩いているところ、家から100メートル程度のところで急にイノシシが車の前を横切った。「うわ、でたっ!」と思ったが、親イノシシが出てきてそのあと子供のイノシシ(ここいらでは“うり坊”と呼ぶ)がついてくるんだなと思ったら、続けてデカイのが3頭ドドドっと横切った。

散歩中にあんなのに遭遇したらひとたまりも無い。

今までみたいに無茶苦茶歩くのは控えよう。