「アメリ」を見ました。
内容については、Wikipediaに詳しく書かれています。
ストーリーが分かっても、観る楽しさは減らないと思うので
読んでいただければと思います。
ちょっとだけ内容を書きますと、
孤独な世界に育ったアメリは、
空想することで、
楽しい気持ちを味わうという生き方をしてきました。
ですがある時、アメリは家で以前の住人の古い宝箱を見つけます。
アメリはその人について空想します。
そしてこれをその人に届けたらその人はどんな気持ちになるだろう…と
空想します。
そして届けてみようと思いつきます。
それは成功し、空想のターゲットとなっていた
現実の見知らぬ男性をとても幸せな気持ちにさせます。
この結果を知ってアメリは、
「突然、世界と調和がとれたように」感じます。
そこからアメリは、人が幸せになる様子を空想し、
その空想を現実にしてしまうような仕掛けを次々に行います。
そして実際にその仕掛けがうまくいって
皆が幸せになっているのを観て、微笑んでいます。
でも、そういう関わり方で、
人と実際につながることができているわけではないことを
彼女は知っています。
部屋に戻り鏡を見ては毎日、
「人との関係が結べない」自分の顔をじっと見つめます。
この時、アメリにはつながりたいと思う男性がいました。
その男性とつながろうと試みるのですが、
どうしても肝心なところでつながることから逃げてしまう。
そんな中で、アメリの心の中の2つの声が
連続する2つの映像として映し出されます。
そのシーンがとても印象に残りました。
★映像1:同じアパートに住む老人との対話
(アメリは、老人に「ある娘の話」として
自分の恋の状況を打ち明けていました)
老人 「本当に好きなのか?」
アメリ「ええ」
老人 「ならば娘は今こそ本当の危険を冒さねば」
アメリ「娘もそう思ってるわ、だから今、作戦を練って」
老人 「それが好きらしいな、作戦が」
アメリ「ええ」
老人 「だがちょっと卑怯だ、だから娘の視線がつかみにくいんだな」
★映像2:ある男の演説シーンのような場面(空想?)
「不当な干渉だ、赦し難い!
アメリの自由だ!
夢の世界に閉じこもり、
内気なまま暮らすのも彼女の権利だ!
人間には人生に失敗する権利がある!」
グッサリきました。
これらは恋をめぐる話でしたが、恋にかぎらず、
映像2のような論理を盾に、
心ある声に背を向け、耳をふさいでいた経験、ありませんか?
私にはあります。
その時、私を理解してくれる声は映像2のものでした。
誰かが光ある方へ手をひいてくれようとしても
それでも光はまぶしすぎるからイヤだと、その手を拒む時。
今の閉じた世界が幸せではないと感じながらも
それ以上の苦しみが怖くて
幸せを求めない事でなんとか安定を得ようとする時。
でも、、、
そんな世界に住んでいる人でも、
心の底では幸せになりたいと思っているのではないでしょうか。
たとえ、幸せに手が届きそうなことが
今の苦しい状況を越えるほどの不安を与えていたとしても。
もしも目の前にある幸せとつながることに脅えてしまっている人は、
どうぞアメリの勇気をもらってください。
そして、今、幸せを感じることができている人は、
どうぞアメリの勇気と幸せに乾杯してあげてください
内容については、Wikipediaに詳しく書かれています。
ストーリーが分かっても、観る楽しさは減らないと思うので
読んでいただければと思います。
ちょっとだけ内容を書きますと、
孤独な世界に育ったアメリは、
空想することで、
楽しい気持ちを味わうという生き方をしてきました。
ですがある時、アメリは家で以前の住人の古い宝箱を見つけます。
アメリはその人について空想します。
そしてこれをその人に届けたらその人はどんな気持ちになるだろう…と
空想します。
そして届けてみようと思いつきます。
それは成功し、空想のターゲットとなっていた
現実の見知らぬ男性をとても幸せな気持ちにさせます。
この結果を知ってアメリは、
「突然、世界と調和がとれたように」感じます。
そこからアメリは、人が幸せになる様子を空想し、
その空想を現実にしてしまうような仕掛けを次々に行います。
そして実際にその仕掛けがうまくいって
皆が幸せになっているのを観て、微笑んでいます。
でも、そういう関わり方で、
人と実際につながることができているわけではないことを
彼女は知っています。
部屋に戻り鏡を見ては毎日、
「人との関係が結べない」自分の顔をじっと見つめます。
この時、アメリにはつながりたいと思う男性がいました。
その男性とつながろうと試みるのですが、
どうしても肝心なところでつながることから逃げてしまう。
そんな中で、アメリの心の中の2つの声が
連続する2つの映像として映し出されます。
そのシーンがとても印象に残りました。
★映像1:同じアパートに住む老人との対話
(アメリは、老人に「ある娘の話」として
自分の恋の状況を打ち明けていました)
老人 「本当に好きなのか?」
アメリ「ええ」
老人 「ならば娘は今こそ本当の危険を冒さねば」
アメリ「娘もそう思ってるわ、だから今、作戦を練って」
老人 「それが好きらしいな、作戦が」
アメリ「ええ」
老人 「だがちょっと卑怯だ、だから娘の視線がつかみにくいんだな」
★映像2:ある男の演説シーンのような場面(空想?)
「不当な干渉だ、赦し難い!
アメリの自由だ!
夢の世界に閉じこもり、
内気なまま暮らすのも彼女の権利だ!
人間には人生に失敗する権利がある!」
グッサリきました。
これらは恋をめぐる話でしたが、恋にかぎらず、
映像2のような論理を盾に、
心ある声に背を向け、耳をふさいでいた経験、ありませんか?
私にはあります。
その時、私を理解してくれる声は映像2のものでした。
誰かが光ある方へ手をひいてくれようとしても
それでも光はまぶしすぎるからイヤだと、その手を拒む時。
今の閉じた世界が幸せではないと感じながらも
それ以上の苦しみが怖くて
幸せを求めない事でなんとか安定を得ようとする時。
でも、、、
そんな世界に住んでいる人でも、
心の底では幸せになりたいと思っているのではないでしょうか。
たとえ、幸せに手が届きそうなことが
今の苦しい状況を越えるほどの不安を与えていたとしても。
もしも目の前にある幸せとつながることに脅えてしまっている人は、
どうぞアメリの勇気をもらってください。
そして、今、幸せを感じることができている人は、
どうぞアメリの勇気と幸せに乾杯してあげてください
