「雪が降ってる…季節はずれの雪だ。最後の喘ぎだ。
マーサ、素敵なマーサ、傷を癒すのはなんて難しいんだろうね…」
その言葉に震えながら、ふと俳優の見ている窓を覗き込む。
窓の外は夜の闇、そして心身と降り積もる雪。
稽古場のちいさな空間は一瞬で春まだ浅い季節はずれの雪降る夜になる。
皆様、ご無沙汰しております。
先週からこの十日あまり、12月に上演される季節はずれの雪の
集中稽古に参加していました。
昼間働いて夜遅くまでお稽古、週末から昨日まではただひたすらに
朝昼とお稽古をしていました。
その合間には衣装や小道具を買いに走ったり、
もうそれはそれはばたばたしていたのです。
昨日で一応11月の集中稽古は終わり、ひと段落しましたが、
お稽古で動けなかった分の仕事がたまっていて、
今日と明日はそれをこなすのにばたばたしています。
この10日間のお稽古は私にとって本当に善い時間でした。
私は見ているだけで演技するわけではありませんが、
一緒に俳優たちのなかに溶け込むような感じでした。
私たちオフィス夢の街で一番大切にしている事は、
お客様に喜んでいただくというのはもちろんの事、
常に「真実(本物)」であるという事でしょう。
今回のお稽古では読み合わせの段階から、
常に相手を見て、相手の起こした感情や言語行動を事細かに受け取り、
そこで自分の中に生まれたものを返していく作業が続けられていました。
つまり、常に本当に感じている事でお芝居が紡がれていくということです。
こうやって私たちが生きているときと同じですね。
それは本当に繊細な繊細な作業なのです。
それから場所が劇場と同じように準備され、
その空間で生きる瞬間がやってきました。
今まで椅子の上だけで動いていた人物達が目の前を生きて動いている。
それはもう圧倒されるような感覚です。
ないはずの窓が見え、雪が降りはじめ、その寒さに体が冷えてゆくのです。
今回の作品はベトナム戦争で親友を失った二人の青年が
その罪の意識や自分への自信のなさを乗り越えようとしたり
自分を探ったりしていく物語です。
そこに恋愛や家族間の苦しみが絡まってドラマになっています。
前半はコメディかと思わせるような内容でありながら、
実は深い深い魂の浄化の物語なのです。
後半、その核心の部分を表すシーンでは
きっと心の涙を流さずに居られないかも知れません。
なぜならそのような感情は多かれ少なかれ誰にも潜んでいるものだからです。
お稽古ではそのような深い感情を幾度か体験するわけですから
時に俳優は立てなくなってしまったり、熱を出してしまったりしてしまうくらいです。
少しづつ、少しづつ俳優たちがより本物に近づいていく道程。
その行き着く先には皆様が居る。その瞬間をともに生きてくださる。
公演まであと一月です。
彼らはここからまた険しい道をのぼっていくのでしょう。
皆様どうぞ「季節はずれの雪」おいでください。
心深く、まるで春の雪のように透明で消え入るような冷たさ、
そして柔らかく、まだ見ぬ春の暖かさを感じさせてくれるような心震える作品です。
今回はあえて演劇には向かないカフェバーという場所を選び、
お客様と一つになれるような空間を目指しています。
特別な空間で、少人数だけのお席だけを用意して上演いたします。
ぜひ一緒にその時間を溶け合いましょう。
劇場で心からお待ちしています。
追伸:
私のブログやつぶや木、RIKIの人生行路、Rainbow Spirit、ばななおやじと一織…
などなどリンクされている場所から公演のチケットをお申し込みのお客様に、
クリスマスは過ぎてしまいますが、このご縁への感謝と永遠の愛を込めて
「羊毛天使さん」を受付にてプレゼントさせて頂きたいと思います。
チケットをお申し込みの際にご覧頂いたブログ名をお書き添えください。
チケットは下記のHPからもお申し込み頂けます。
たくさんの方と虹の輪がつながりますように。
「季節はずれの雪」ご案内は下記までどうぞ
「季節はずれの雪 公演案内」
シアターガイドのHPでも「季節はずれの雪」が紹介されています!!
「シアターガイド」
マーサ、素敵なマーサ、傷を癒すのはなんて難しいんだろうね…」
その言葉に震えながら、ふと俳優の見ている窓を覗き込む。
窓の外は夜の闇、そして心身と降り積もる雪。
稽古場のちいさな空間は一瞬で春まだ浅い季節はずれの雪降る夜になる。
皆様、ご無沙汰しております。
先週からこの十日あまり、12月に上演される季節はずれの雪の
集中稽古に参加していました。
昼間働いて夜遅くまでお稽古、週末から昨日まではただひたすらに
朝昼とお稽古をしていました。
その合間には衣装や小道具を買いに走ったり、
もうそれはそれはばたばたしていたのです。
昨日で一応11月の集中稽古は終わり、ひと段落しましたが、
お稽古で動けなかった分の仕事がたまっていて、
今日と明日はそれをこなすのにばたばたしています。
この10日間のお稽古は私にとって本当に善い時間でした。
私は見ているだけで演技するわけではありませんが、
一緒に俳優たちのなかに溶け込むような感じでした。
私たちオフィス夢の街で一番大切にしている事は、
お客様に喜んでいただくというのはもちろんの事、
常に「真実(本物)」であるという事でしょう。
今回のお稽古では読み合わせの段階から、
常に相手を見て、相手の起こした感情や言語行動を事細かに受け取り、
そこで自分の中に生まれたものを返していく作業が続けられていました。
つまり、常に本当に感じている事でお芝居が紡がれていくということです。
こうやって私たちが生きているときと同じですね。
それは本当に繊細な繊細な作業なのです。
それから場所が劇場と同じように準備され、
その空間で生きる瞬間がやってきました。
今まで椅子の上だけで動いていた人物達が目の前を生きて動いている。
それはもう圧倒されるような感覚です。
ないはずの窓が見え、雪が降りはじめ、その寒さに体が冷えてゆくのです。
今回の作品はベトナム戦争で親友を失った二人の青年が
その罪の意識や自分への自信のなさを乗り越えようとしたり
自分を探ったりしていく物語です。
そこに恋愛や家族間の苦しみが絡まってドラマになっています。
前半はコメディかと思わせるような内容でありながら、
実は深い深い魂の浄化の物語なのです。
後半、その核心の部分を表すシーンでは
きっと心の涙を流さずに居られないかも知れません。
なぜならそのような感情は多かれ少なかれ誰にも潜んでいるものだからです。
お稽古ではそのような深い感情を幾度か体験するわけですから
時に俳優は立てなくなってしまったり、熱を出してしまったりしてしまうくらいです。
少しづつ、少しづつ俳優たちがより本物に近づいていく道程。
その行き着く先には皆様が居る。その瞬間をともに生きてくださる。
公演まであと一月です。
彼らはここからまた険しい道をのぼっていくのでしょう。
皆様どうぞ「季節はずれの雪」おいでください。
心深く、まるで春の雪のように透明で消え入るような冷たさ、
そして柔らかく、まだ見ぬ春の暖かさを感じさせてくれるような心震える作品です。
今回はあえて演劇には向かないカフェバーという場所を選び、
お客様と一つになれるような空間を目指しています。
特別な空間で、少人数だけのお席だけを用意して上演いたします。
ぜひ一緒にその時間を溶け合いましょう。
劇場で心からお待ちしています。
追伸:
私のブログやつぶや木、RIKIの人生行路、Rainbow Spirit、ばななおやじと一織…
などなどリンクされている場所から公演のチケットをお申し込みのお客様に、
クリスマスは過ぎてしまいますが、このご縁への感謝と永遠の愛を込めて
「羊毛天使さん」を受付にてプレゼントさせて頂きたいと思います。
チケットをお申し込みの際にご覧頂いたブログ名をお書き添えください。
チケットは下記のHPからもお申し込み頂けます。
たくさんの方と虹の輪がつながりますように。
「季節はずれの雪」ご案内は下記までどうぞ
「季節はずれの雪 公演案内」
シアターガイドのHPでも「季節はずれの雪」が紹介されています!!
「シアターガイド」