KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

今日の作品「ピグちゃん」

2010-07-30 | KOFUKU日記
手作りタイルマットでくつろぐぴーちゃんです(笑)
ポイントは目と鼻の大きさがほぼ同じ。
突っ張った手とだらける後ろ足(>∇<)です。

ここのところ、刺繍や手仕事を毎日一つしています。
心のよりどころですー。

夏のおすすめ

2010-07-28 | KOFUKU日記
猛暑が続いてますね。皆さん、お変わりございませんか?

目の前に広がっていた緑の波のような線路脇の緑たち。
先日すっかり刈られてサバンナ状態。見てるだけで暑さ倍増です。
振り向けば我が家のミニライオン「ぴーちゃん」吠えてるし…(ーー;)
あづーーーーー!

見える景色をふと眺めていたら、あれ?いやにお子様が多い…?
あぁーーーーーー、夏休みねぇーーーー!って、気づくの、遅っ!!

で、最近、バイト先でご一緒のお母様に聞かれました。

「夏休みにファミリーで見られるお勧めミュージカルってありますかぁ?」

このご質問を投げかけてくださった方は全くのミュージカル初心者の方。
舞台も映画もこれといって観たことがないそうです。
ご希望は家族で見られるお勧めのDVD~。

ふむふむふむ、そうねぇ、いろいろあるわねぇ~。
今、上演中のサウンド・オブ・ミュージックとかぁ、
ライオンキングとかぁ、美女と野獣とかぁ~、
古典から新作までいろいろありますわな。

で、小・中・高校生のいらっしゃるミュー初心者ファミリーに
アタクシがお勧めしたのはこれ!

「ヘアスプレー」
まずは動画をご覧くださいな(^^)

The Nicest Kids In Town


ね、楽しそうでしょ?知ってますか???
7年くらい前にトニー賞を取って、2年位前には日本で公演もありました。
これ、もう数回目のリメイク映画なんですよねー。
でも、ダントツで出来がいいのは、2007年度の一番新しい映画。

底抜けに明るくて楽しくて、そして人間にとって大事な事を
しっかりと教えてくれるそんなミュージカルなのです。

舞台は60’sのアメリカ・ボルチモア。
主人公のトレーシーはキュートでちょっとビッグサイズのダンスと歌の上手な女の子。
ボルチモアのローカルテレビに出演して、憧れのリンクと一緒にダンスを踊る日を夢見ています。
そんな女の子の素敵なサクセスストーリー。

当時のボルチモアはブラックアメリカンの方が多く住んでいて
特に人種差別が多かったのだそうです。
この作品はアメリカ人なら避けて通れない「人種差別」と言う問題を
明るく、そしてしっかりと正面から描いています。
人種差別だけではない、いろいろな人間ならではの問題があちこちに。
きっと、笑顔で見ているうちに皆さんの中に何かを残してくれるはず。

この作品を見るたびに初めて黒人の方に出会った幼い日を思い出します。
小さい頃、父が時々、港の近くの小さなバラックの飲み屋さんに連れて行ってくれました。
綺麗なママさんのいる本当に5人くらいしか座れないお店でした。
そこで私は味塩(?)のふりかけてあるチーズを食べるのと
海外航路の船乗りさんと会うのがとても楽しみでした。

若い頃、海外航路の船乗りをやっていたことのある父は映画が趣味でそして英語が達者でした。
その店に行くと停泊中の船の船員さんが来るのです。
父は外国船の船乗りさんとすぐに打ち解けて、話したり歌ったりしていました。
まだ3~6歳位だったので、私は「Oh!Your Baby?So cute!」とか言われて
見知らぬ外人さんに抱っこされて膝の上を転々としました。
子どもの強みで言葉もなんとなく解り、意外と理解も出来ました。
おかげさまで英語はものすごく身近なものだったし、
海外の方に全く違和感を持たずに育ちました。

が、初めて出会った黒人のおじさん(お兄さんだったかも)はさすがに怖かった。
だって、特に肌が黒いアフリカンブラックの方だったのです。
薄暗い店だから、目が白く光って、歯が光って、舌が赤く見えて、
手のひらだけまッピンクですごいすごい不思議だった。
そのおじさんが私を「Lovely!」といって抱っこした。

一瞬にして固まった私を見て、おじさんは優しく言いました。
「Are you scary?」(こわい?)
うなずくとそのおじさんは笑って言ったのです。
「When I see the one doesn't know, even I am scared. 」
(おじさんも初めてのものを見たら怖いよ)
その笑い顔があまりに優しかったので、それから怖くなくなりました。
なんというか、それで安心したと言うかね。

差別って、そういうものなんじゃないかなって思ったりします。
別に誰にでも持ちえる感情で、それを持つことは別段おかしくない。
私が初めて触れた黒人の人が怖かったみたいに。
それは差別ではないと思うのですよ。
誰だって知らないものは怖いでしょう?
そこからだと思う。そこから生まれてくるマイナスの感覚。
それが生まれた時、どうしたらいいのか?
それは人種だけじゃなくて、家族関係や友達や色々な世界の中にある。
そんなことを教えてくれるミュージカルです。

えと、そういうシーンもありますが、あえて載せません。
実際に見て、歌詞を味わって欲しいから。
ぜひご家族でご覧下さることを願っています。

ちなみにもう一つのお勧めは「ハイスクールミュージカル」
ヘアスプレーにリンク役で出ているザック・エフロンの主演のディズニーミュージカルです。
これも若い方が居るご家族では楽しめると思いますよ(^^)

こういう映画やミュージカルを私がお勧めすると以外に思う人もいるでしょうね~(笑)
名作とか小難しいのとか、古典とかばっかり観てそうですもんね、アタシ。

ミュージカルっていろいろなジャンルがあります。
これぞエンタメって言う底抜けに明るくてハッピーなのから
本当に心をえぐるような作品まで様々です。

ただミュージカルのよさは、人間の本質である
歌、ダンス、言葉で成り立っていること。
そして人間が普段、素直に表現できない感情を
その本質的なものに乗せてここに直接感じさせてくれることです。

今回ご紹介した作品はストレートに「愛や友情」なんてのを言ってくれます。
ストレートにドカンと来るんで解りやすくていいんですよ。
夏ですからね。ダイナミックにね(笑)

あと、この作品の素晴らしさは、アメリカの若者のミュージカルレベルがいかに高いかってこと。
殆どが10代、20代前半のキャストさんですが、技術の高さには驚きます。
こういうのを子どもの時代から見て育つのだからそりゃ育ってくるものは違うよなぁ~。
日本じゃ、素人が即アイドルだもんね。それじゃあ、やっぱり本格的なものはなーーーー。
向こうのアイドルはちゃんときっちり歌って踊れるのよねー。
みーんな基礎があるんです。それが良くわかります。
そういうところも観ていただければ。。。。
見てない方、ぜひ機会があったらごらんくださいね。

さてさて、先ほど紹介したナンバーのメイキング画像です。
ローマは一日にして成らず、なんですよ。
ぜひこちらもあわせてどうぞ!

Hairspray Making of -Nicest Kids in Town




繕い物とリネンのワンピース

2010-07-27 | KOFUKU日記


私は縫い物が好きだ。ことに運針が好き。
波縫いでも返し縫でもなんでも良いのだが、
延々とまっすぐに縫っていくのが好きなのだ。

母はいまや寝たきりだが、手仕事にものすごく秀でた人。
その母が7歳のとき、学校の家庭科の課題で下着を縫ったのだそうだ。
でも都会から疎開してきた母はクラスメートに意地悪をされて、
その作品をはさみで7つに切られてしまった。

母はその切れ端になってしまった下着を持ち帰り、
家にあったハギレとついで一枚の布に仕立て、
裁ちなおして誰より美しい下着を作ったそうだ。
8歳の時には弟の浴衣も服も縫っていたと言う。

私は随分大きくなるまで母が縫った服を着ていた。
母の服は既製品よりずっとおしゃれで工夫が効いていて美しかった。
昔はお金持ちだったので、お人形をものすごくたくさん持っていたけれど
そのすべての人形も母のつくったお洋服や着物をきていた。
皆が同じ服を着ている人形をうらやましがった。

そんな母はどんな小さなハギレも糸も捨てない。
美しい包み紙もリボンも箱もとれたボタンもビーズも全部取ってあった。
破けたところは布を当てて刺し子のように縫い補強して使う。
素材をとても大事にしていた。
そんな母のおかげで、私もものすごく小さい頃から針と糸を持った。

おかげでどんな場所でも細かい針目でミシンの様にまっすぐに縫える。
現役で旅公演してるときは移動の電車やバスや車の中でひたすら刺繍や縫い物や編み物をしていた。
セットの袖幕の網や衣装なんかもスタッフさんから奪って全部繕った(笑)

でも昨今はクラフト的な風潮で行くとまっすぐな縫い目はちょっとイケてない。
なのでフリーハンドな感じで、あまり神経質にならずにさくさくと縫う。

そして、お洋服も破けても捨てることはあまりない。
綺麗なものなら人様に貰っていただくか、
ボロボロなら出来るだけ捨てないで何かの材料にする。
気に入ったものは布を当てて何度も縫って使う。
今日の写真はよくきているジャンパースカート。
こうやって縫って縫って縫って、縫ってるところもお見せして着ています(笑)

私は昔を良く知る人に言わせれば、若い頃から変わった格好をしていたらしい。
多分それは手作りの物や、気に入ったようにリメイクしたものを着てたからだと思う。
そしてなんにしても目を引くような服が多かった。
よく言われたのは

「いつもなんかの衣装着てるみたいだよね~」(笑)

そして実際、友達の自主公演になんか観に行くと、
着てる物を奪われて衣装に使われたりしていた。
って言うか、劇団時代も工房や衣裳部屋に入り込んでは
適当なハギレやいらない衣装なんかを引っ張り出して
その場で着てる物にプラスして来てました。
本番の衣装も物足りなきゃ、袖でコサージュとかその場で作ってつけてた(笑)

そんな私もこの数年でもともと本当に好きだったナチュラル系
そしてベーシックなノスタルジック系に落ち着いた。

じつは昔はこういう格好をしようとしても似合わなかったのでありますよ。
でも不思議、年と共にそういう格好でも良くなってきた。
ニットカーディガンとかも昔は似合わなかったけど、今は着られる。
自然と同調できるようになったのだろうかね~。

って言うか、実際今はそれ系しか服を持っていない。。。。
殆ど、コットンとかシルク。
リネンも見た目とっても好きなんだけど以前貰ったリネンの服は生地が硬かった。
それで皮膚が弱い自分は肌荒れを起こしてしまって、それ以来着ていない。

先日、必要があって無印良品にタオルを買いに行ったところ
季節のお買い得品がなんと70パーセント引きになっていた@@
無印の商品は物が良いだけに、欲しいものは私のお財布にはちょっとお高い時が多い。
でもお買い得品になると、とても質の良いコットンのブラウスとか1000円以内で買えちゃったりする。
私はそういうときでもないと服なんて買わないのだ。
ましてや2000円超えたら、相当気に入らないと買いませんの。
着てみて動いてみてから気に入ったのを延々着るタイプだし
もしかしたら買っちゃっても着ない可能性も大きいので
その辺は実に慎重なのであります。

で、出会いました。リネンのワンピース。70パーオフ!
リネンは欲しいけど高いしなぁ、着心地がなぁ…と思い続けてウン年。
でもシンプルなベージュの無地はなく、ベージュとアイボリーのマドラスチェックかギンガム。
あたしねぇ、ギンガムにあわないんだよねぇ(^^;)
ってな事でマドラスチェックを試着してみることに。

おほ?見た目良いって言うか、着心地良いんじゃない?
以前貰ったお洋服は一体なんだったのさ?と言う着心地。
これで1000円なら買いです。
だってリネンはコットンの4倍持つのですよ。
水を通すたびに柔らかくなって、生地は強くなるのだ。
破けたりしたら、このリネンこそ「ちくちく」が映えるではないか。
と言うことで久しぶりにお洋服購入。
コットンやリネンはどうしても縮むから1サイズ大きいのを買う。

買ったのはラウンドネックのワンピース。
袖は長袖でラグランだからとても腕を動かすのが楽ちん。
少女の頃の昔から基本的に私は半そでは着ない。
学生時代もずっと長袖のブラウスで通した人です。
理由はあんまりないが、女子のTシャツ系カットから伸びてる
半そでの腕はあまり美しくないと思うからかなー。
フレンチスリーブやパフスリーブ、五分袖や七分袖なら歓迎なのだけど。
それに今は腕に帯状疱疹の後があって陽に当てると良くないから長袖が良いのだ。

お家に帰って早速着替えて出かけてみる。着心地も良い。
お気に入りの一枚になりそうだ。

しばらくして家に帰って着替えてから気がついた。
今日は帯状疱疹のある腕が痒かったり、痛かったりしない。
もう治ってるのだが、症状が長かったので描き壊してしまい痕になっている。
このところ暑いから汗で発疹痕が過敏になってしまって
汗でべとついて痒かったり、あせもみたいに腫れたりしていた。
ところが今日は長袖を着ているにも関わらず、全然辛くない。

調べてみると上質のリネンは肌の荒れを治したり、
ほてりや熱を取ったりする効果があるのだそうだ。
吸湿も放熱もコットンよりも何倍も高い。
これは私の体質に向いている生地ではないか!
リネンは少し高いけれど、こうして安いときにでも
買って数枚持っておきたいと真剣に思った。
余裕があるときに買っておくことにしよう~。
やっぱり自然の力というのは薬よりも効果があるのかもしれないな。

皆様もリネンのお洋服お試しあれ。
無印のリネンのお洋服はナチュラル系ショップではかな~りお手ごろ価格です。
そして、破けたら、ぜひ「ちくちく」でね♪

土用の丑の日

2010-07-27 | KOFUKU日記
土用の丑の日なので、『う』のつくものを。
と、言うことで、先月仕込んだ梅シロップを開けました。

おおお、おいし~~~~い!!
青くて硬かった梅もシロップをたっぷり吸ってふっくら柔らか。
そのまま食べても、とろーりジャムのよう♪

明日、炭酸水買って割ってみるとしましょう(^^)
夏の楽しみとなりそうです。