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KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

新春から大事件!ろま君、緊急手術!

2013-01-09 | KOFUKU日記
2013年のお正月もあっという間に過ぎてゆき、松の内もあけ、日常が戻ってきました。
心配していた母も無事に年を持ちこし、穏やかに時間も過ぎたなと思い、
昨日は七草粥も食べて、ほっと一息の気分であったのですが…

うちにはチワワの形をした子どもが男女合わせて6人おりまして(^◇^;)
そのうちの末っ子がろま(朗真)と申します。
おっとりした顔立ちと愛らしい仕草に騙されますが
実はかなりのきかん坊のやんちゃ坊主でして…


 

【ろまだよ~~~】【むにょーん、あっぷー(笑)】


この「ろま君」でべそです…
いわゆる「臍ヘルニア」というのを持っています。
生まれた時からペコも大きく、ヘルニアもあり、ちょっとぽわぽわしていて、
お母さんのピピちゃんの良くない遺伝が強く出てしまった子でした。

でも、お母さんのピピちゃんと同じで、根っこが強い子で成長がよく、
ペコもなくなり、意識もはっきりとして、元気に育っていたんですが
ピピちゃんと違って臍ヘルニアが治りませんでした(´Д`;)

大きさも小さいし、出ているのは脂肪なので、放っておいてもマズ大丈夫とのことで
そのままにして過ごさせていたんですけれども、このところ、柔らかだったおへそが
なにげに膨らんで押しても戻らなくなってしまって、少し心配していたら、
7日の夜遅くになって気づいたんですが、いつの間にか内出血してる!
どうやら庭や家の中での激しい追っかけっこや、
取っ組み合いのジャレあいしてる間にそうなった様子。

本人は全く痛みがないらしく大丈夫そうだったのですが、
それに反しておへそはどんどん腫れてくるし、内出血が広がって、
皮膚が赤くなるというのではなく、鮮血色で真っ赤になっちゃって…(°д°)
もう慌てて、夜間診療やら何やらバタバタと探して連絡したものの
なんと、こちら南国は田舎の都会でも、24時間診療なんてやってないんだよっ!
獣医師会の夜間診療案内なんて11時で終わってるしっ!
夜間・救急受付って意味なしてないし!

行きつけの先生の病院も閉まってるし、ケータイにかけたけど繋がらずで…。
夜中1時くらいに実家の父(ちびっこの大好きなジイジ)が心配して電話くれて
相談して様子を見ながら朝一番でじいちゃんに車出してもらって病院に連れて行く事に。

おかげさまで苦しみだしたりすることなく朝を迎えましたが
内出血は止まってない感じで、おへそはだいぶパンパンに( ̄◇ ̄;)

朝、じいちゃんが早くに駆けつけてくれたので、開院の10分前には病院に到着。
先生も朝になってケータイのメッセージに気づいて待っててくれたらしいです。
診察してもらったところ、幸い見た目よりも、内出血はそこまで大きくならず、
腸に損傷もなく、今回は大事にはいたらずに済みました。

そのまま連れ帰って、内出血が引くのを見守る選択もあったのですが、
先生の方から、兄弟がいてじゃれあって噛み付いたりする際、
突出している部分が必ずターゲットになったり(´Д`;)
男の子でやんちゃなので、庭の木々の間に突っ込んでいったり、
高いところから飛び降りてみたりと我が家が怪我を負いやすい環境的なことや、
ろま君の場合は筋力が結構あって腹圧が強いために、
本気でジャレあい喧嘩したり、走り回る度に、腹圧で脂肪が押し出され、
脂肪の毛細血管が切れたり、ヘルニアの穴が裂けることも多いので
今後、本当に危険な状況に陥る可能性の方が高いから心配だ、とお話がありました。

我が家は元気な体にメスを入れるくらいなら、人間の方が気をつけて
手間はかかっても面倒を見てあげながら問題を回避する、という考え方なので、
先生もそれを理解してくれているので、今まで手術系の説明はあっても
無理やりしなくても済む方向で元気を守っていきましょうと言う形で来たのでした。

今回、ろま君は腹圧や外からのチカラで血管を切り、内出血を起こしてしまい
それこそ、おへそが皮膚の上からでも血の色に染まるほどでした。

「種が残して上げられないからかわいそうなんだけど…」と言いながらも、
ろま君が生まれたとき、見た目からはわからないけれど、臍ヘルニアをはじめ、
良くない遺伝があちこちに出た子だったので、それも心配して下さいました。
これもまた、私が遺伝云々ではなく、生命重視なのを知ってらっしゃるので
言葉を選びながらお話くださいました。
先生の方から、丁寧なリスク説明などがあって、
「もし、僕がそうした方がいいって言ったら、1度手術も考えてみてくれる?」
と真剣におっしゃられまして…。これは危険度が高いのだな、と。

正直、ヘルニアは本当に見た目からも危ない感じでしたし、
自宅のちわわんガールズは、ピーちゃん以外はみんなロマくんと血縁なので
交配は出来なくないけど、遺伝的な危険は高まります。
うちの場合はぴーちゃんはもうすぐ12歳になるから妊娠させられないし
遺伝や体型的に、お付き合いOKなのはピピちゃんとマロ君だけです。
あとロマ君は体が大きめなので、女の子も男の子よりも
大きい子を選ばないと、赤ちゃんが大きくて出産時に危険が伴います。
子供が出来た場合、生まれてくる子にも責任がありますし。
うちのカップリングでは難しいことが多いですし。

メスを入れて痛いのはロマなので、本当に考えましたが、
ヘルニアが噛まれて内臓が飛び出したり、傷ついたりとか、
怪我をして出血多量とか、傷から腸にバイキンが入ったりとか
先の危険を考えると、今回、異常がなくて、体力があるうちに
先生にお任せして手術したほうがいいな、と判断しました。

手術は体の負担が大きいですから、一度で済むように、
可哀想な面もよくよく考えましたがロマ君は去勢をすることに…。
一匹か同性の犬ばかりなら考えなくてもいいのですけど、
女の子もいるので、先々のロマの負担も考えて踏切ました。
少なくともヒート時に分けずとも女の子と過ごさせてあげることができますし。
残りメンズは、3びきは難しいけど2匹ならば一緒に家族に預けることが可能ですし。

ロマちゃんの犬生をこちらが勝手に決めてしまうわけですから、
本当に考えたのですが、この子にしてあげられる善い事とは?
と考えたとき、そうすることが一番いいかなと思いまして…。

久しぶりに朝からすごいスピードで考えたんで頭がパンクしそうになりましたが、
先生が費用の相談にも親身に乗ってくださって対応して下さり、
カンナちゃんや家族が援助してくれたので、思い切って踏み切れました。
皆様方のご協力に心から感謝です。
ワタクシ、皆様ご存知のとおり、激貧生活者ですので(^◇^;)
今回の手術代は少しずつ分割で支払ってまいりますのです。
ちびっ子の為になら、アタクシ節約がんばりまっす!(*^^)v


はい、そして昨日、ろま君は緊急手術と相成りました~。



【これから臍ヘルニア除去と去勢&抜歯の手術に挑む、ろま君】

ちびっこ全員でロマくんのお見送りいたしまして、
お金使いついでにちびっこ全員爪切りもしてもらいました。

朝一番で衆院して、お迎えは夕方5時以降。
それまでチビ達を連れて、爺ちゃんの用があったところまで一緒に放浪。
ろま君がいないので、みんな心配してキュンキュン。わかるんですねぇ。



【南薩の道はすでに菜の花が満開でした】


 

【取っ組み合いするくせに、まろくんとふう君は「ろま君がいないよ?」とないて探してました】


やっと時間が経って、病院でも随分待って、ろまちゃんのお引渡し。
先生から術後の注意点やお薬の説明があって、ろま君登場!



【痛々しい包帯姿のロマたん。( TДT)ゴメンヨー】

………

ボーッとしてる上に、怒っている…。
明らかに怒っていて、目を合わせてくれません。
だよねぇ。ろまくんにしてみれば一人だけ置いていかれて
しかも痛いことされて、今も痛いわけですから…( TДT)ゴメンヨー
とりあえず抱っこして、帰宅。

帰ったらチビ達大興奮!飛びかかる飛びかかる。
でも、それが一番危険なので、必死に阻止&チビ達に危険を説明(^◇^;)
とりあえず、助っ人カンナちゃんのちからも借りて
チビ達全員を落ち着かせて、なんとかひと段落。

でも、パパのまろ君は本当に心配してて、そばにつきっきりで顔をぺろぺろ。


【帰るなりろまに駆け寄りハグする、まろたんパパ】


【裏っかわはこんな感じ。しばらくはこの状態でした(^◇^;)】


帰宅してしばらくしたら、ろま君も元気がないものの落ち着きを取り戻し
お腹がすいていたらしく食べたがったので、言われたとおり少しだけ食べさせて、
おしっこもちゃんとしてくれたし、お水も飲んでくれて一安心!ε-(´∀`*)ホッ


【朝から絶食だったのでお腹がすいているろまたん。ご飯おいちー!】


いろいろ気を付けないといけないので、ちょっとバタバタしましたが
カンナちゃんが夜ご飯まで手伝ってくれたので本当に助かりました。

周りの子が傷口を舐めるのが一番いけないのですが、
チビ達は傷に反応するから、一番する可能性があるため、
どうしても目を離すときの為にケージを組み立ててベッドを入れました。

結局、夜中、どうしようか迷いましたが、夜は私が布団に入ると、
みんながお団子になって入ってきて寝てしまうので目が行き届かないので、
しばらくはこたつ(電源入ってないけどー)で仮眠を続けます。

そうすれば、みんな自動的にコタツに入って眠ってくれるし、
ロマちゃんはいつもの癖で自分の頭の横で眠るので、
そうすれば、ほかのこと自然と分けられて、
様子も見てられるので安心なのです(*^_^*)

こういう時、物音や動きに過敏ですぐ目が覚ませて、
徹夜に強く、浅い眠りでも十分OKなのは助かりますデス(^-^)
(子育てや時間不特定のお仕事向き)
マイナス面も何かと役立つ時がありますな(笑)


無事に一夜明けて、ろま君はすこし元気を取り戻しています。



【優しいまろパパは心配らしく、寝るときも近くで見守りつつ寝ています】


朝おきてからは起きて水飲みに行ったり、庭で用も足したりして元気です。
本人も早く動きたいのでしょうが、まだ痛みなどもあるので、
大きく吠えたりすることもなく、自分から横になって過ごしています。
周りも、そんなろま君の様子が違うのがわかってきたらしく、
ちょっかい出さずに静かにしてくれているのでとっても助かってます。

抜糸は2週間後の22日だそうですが、経過良く元気になってくれたらいいなぁ。
また皆とじゃれて走って遊ぶ姿が早くみたいものです。
あちこちバリカンで毛を刈られているみたいなので(^◇^;)
それが生え揃ってくるのも待ち遠しいです。

とにかく、飛び出た危ない部分はなくなったし、腸が飛び出す心配もないし、
これからは女の子といつも一緒にしておいてあげられるし、そこは一安心。

夜中の怪我には、やっぱり驚いたし、一人で出歩けないから焦りましたが
本当に近場に家族や相談できる人がいてくれて助かりました。
またツイートにメッセージくれた皆様のお心に支えられました。
皆様のお祈りのおかげで、ロマたん無事に生還しました!
感謝感謝です。どうもありがとうございました。

新春早々の大事件でしたが、なんとかひと段落の巻でした。