Raskafield’s Stamp

最近は、ハト巡りに終始していますが…。あくまで個人の感想です…。

銚子市からのメッセージ

2006-12-28 23:10:52 | ぬれ煎餅と銚子電鉄
銚子電鉄問題への市の対応について(銚子市)

「銚子電鉄の昨今の状態について、銚子市としてどう考えているのか」ということについて、銚子市が公式見解を出しました。
「銚子電鉄支援者 各位」という宛名から始まっていることから、かなりの問合せがあったものと考えられます。

内容的には、「前社長の借入金がはっきりしない限りは財政支援はできない」などと、今までどおりの見解です。しかし、条件次第では支援も復活するが、現状では財政面以外での支援に止まるとのこと。まあ、後は市でこんなことをやったと言う実績等々。(銚電利用促進のスタンプを封筒に押すetc..)

どうやら、前社長の不正借入の解決と国土交通省の「安全確保命令」の対応が終わらない限りは、銚子市(国・県含む)の支援は受けられないようです。

しかし、車両の検査費用にも窮している現状で、これらを解決していくことは厳しいと思われます。だから、「ぬれ煎餅を買ってください」につながったのでしょう。背景がわかった上で、このようなことを言っているのでしょうか。
たとえば、「将来に向けた実現性のある事業計画」の策定。
ぬれ煎餅以外の事業でも計画すればいいのでしょうか。「乗客が伸びないのならば、駅舎にマンションを建てる」とか言えば、補助金が出るのでしょうか?
本心は、お金を出したくはない。とお思いなのでしょう。市は。

鹿島鉄道のときにも思いましたが、「意思」がなければ鉄道は残せません。また、廃止することはいつでも出来ますが、復活することは出来ません。
銚子電鉄の場合は、ぬれ煎餅と言う武器があったと言う事もありますが、実際に運営している社員たちに残したいと言う強い「意思」があるから救いです。今はネットの住人たちの「意思」が支えとなっていますが、これからは地元の「意思」が試される時が来ているのだと思います。