[ITmedia +D モバイル] モバイル業界に明日はあるか? 危機感にじませる津田会長
ボーダフォンの津田氏が、今のモバイル業界にはめずらしく、日本式のビジネスのひずみに対して危機感をもった講演を行ってます。インセモデルによる端末価格を下げた販売方式は成熟期に入った今の日本でも通用するのか、キャリアが端末を買い上げる方式ではメーカが日本でしか通用しない端末しか作れなくなっているのではないか、バックボーンIP化によりキャリア間の相互接続に問題が生じるのではないか、などの点をあげてます。
特に、インセモデルとキャリアが端末買い上げる方式では、ボーダフォン日本法人だからこそ痛感する問題点があるのでしょう。これらはよく指摘される問題ではあるものの、それを受けて日本のキャリアがなんらかの変わった方策をしてきたかといわれると微妙なとこでしょう。「日本のケータイ市場はガラパゴス諸島」なんて比喩されることもあります。
英Vodafoneが端末のグローバル化を掲げて3G向けに作らせた端末が日本国内では不評、結果的に方針転換し日本向けに特化した端末仕様のままでいくこととなった話は有名です。短期的に見れば日本のVodafoneユーザは喜ぶことになりましたが、長期的に見ればこれはどうだったんでしょうかね。
ボーダフォンの津田氏が、今のモバイル業界にはめずらしく、日本式のビジネスのひずみに対して危機感をもった講演を行ってます。インセモデルによる端末価格を下げた販売方式は成熟期に入った今の日本でも通用するのか、キャリアが端末を買い上げる方式ではメーカが日本でしか通用しない端末しか作れなくなっているのではないか、バックボーンIP化によりキャリア間の相互接続に問題が生じるのではないか、などの点をあげてます。
特に、インセモデルとキャリアが端末買い上げる方式では、ボーダフォン日本法人だからこそ痛感する問題点があるのでしょう。これらはよく指摘される問題ではあるものの、それを受けて日本のキャリアがなんらかの変わった方策をしてきたかといわれると微妙なとこでしょう。「日本のケータイ市場はガラパゴス諸島」なんて比喩されることもあります。
英Vodafoneが端末のグローバル化を掲げて3G向けに作らせた端末が日本国内では不評、結果的に方針転換し日本向けに特化した端末仕様のままでいくこととなった話は有名です。短期的に見れば日本のVodafoneユーザは喜ぶことになりましたが、長期的に見ればこれはどうだったんでしょうかね。