らるるのIT業界ピックアップニュース

日々IT系ニュースサイトを巡回して興味を持ったニュースをずらずらと紹介。

CMコンテンツ記述言語

2004年11月22日 23時11分30秒 | 業界動向
[ITmedia ライフスタイル] テレビコマーシャル時代の終焉
民放連の会長がビデオレコーダのCM自動カット機能をいかがなものかといったとかいうそんなニュースはメジャーなのでこの際どうでもいいです。小寺信良氏が上記記事で言うところの「インフォマーシャル」時代について少々考察。
BML(Broadcast Markup Language)やB-XMLのような、この先どうなるかわからない技術に頼るのではなく
テレビCMにリンク機能を埋め込み「今見たCMの詳細は**まで」というモデルを提案してます。そこでのこの引用なんですが、BMLを思いっきり否定してますね。

BMLはご存じの人も多いかと思いますが、現在のデジタルテレビ放送のデータ放送記述言語として使われてます。まぁその中身はといえばいってしまえば日本独自仕様なんですね。時系列データが動的コンテンツがとか特徴があるらしいですが、現在の地上波とBSのデジタル放送のデータ放送を見る限り、そんな特徴は全然見えません。はっきり言ってしまえばHTML+JavaScript程度で十分記述可能なコンテンツしか流れてこないんですよね。で、将来はといえば上のように思いっきり否定されてたり。ほかには、[Internetウォッチ] コンテンツの権利問題は規制から管理へ、今後の枠組は業界を超えた議論をの、BMLができる前にHTMLを提唱したときに
インターネットのような邪悪なものを放送の世界に持ち込まないでくれ
といわれたりと。まぁ、BMLで新しいCMコンテンツモデルを記述するのは技術的に難しく、放送業界にもBMLなどでCMを記述する気もなく、そもそも新しいCMコンテンツモデルを提唱する気もなく、思いっきり現状路線のCMモデルで行く気しかない、というのが実情のようです。