VODがあればDVRなんていらないんじゃない？

[ITmedia ライフスタイル] 急速に拡大するVOD事業の夢と現実
テレビ局がVODに対して積極的になってきているというような記事です。ISP縛り、キャリア縛り、(テレビではなく)PC向けオンリー、などの違いこそあれ、見たい番組を見たいときに(それなりの金払って)見れるサービスが本格的に普及してくれると、それはそれでうれしいことですね。しかし、現実には権利処理やらがややこしくてなかなか実現できなかったという流れがあります。DVR(DVD/HDDレコーダ)は、そんな隙間を埋めるのにちょうどよかった製品だったんでしょうか。

DVR人気の理由の一つに、タイムシフト的利用があります。つまり、見たい番組が放送されてる時間はテレビの前にいられない、だから録画しておき時間のあるときに見る、そんな使い方です。ただ、もしVODがあるなら、つまり録画しておかなくても見たいときにすぐ取り寄せられるなら、DVRのタイムシフトが必要なくなります。

もちろん、DVD-Rなどに録画して残しておきたいという要望の場合、VODではなくDVRでないとダメです。が、最近はドラマやアニメなどがDVD-Videoとして販売されるケースが増えてます。テレビ放送のデジタル化にからみ、コピーワンスが導入され、アナログ時代のように自由にDVRに録画貯めできなくなるという懸念もあります。コンテンツ提供側としては、先のような市販のDVD-Videoを高い金出して買えってことでしょうか。

コピーワンス見直しという動きもあるようですが、DVRという製品は実はもう先がないのかも。