らるるのIT業界ピックアップニュース

日々IT系ニュースサイトを巡回して興味を持ったニュースをずらずらと紹介。

国産検索エンジンの必要性を問う情報大航海プロジェクト

2006年10月10日 05時10分57秒 | 業界動向
[SlashdotJ] Google八分を批判する情報大航海プロジェクト
個人的には、純粋な国産検索エンジン必要だとは思うんですが、ここでは、
同ビデオではまず、Googleの検索結果から特定のWebサイトが表示されなくなる「Google八分」を紹介。中国政府が検閲対象とした情報や、国内の告発サイトがそれぞれGoogle八分にあったと語り、「検索結果が海外の特定企業に決められることがどれだけ怖いか分かるだろうか」と訴える。
Googleにフィルタがかかっているのは有名ですが(こっちの方が適切かな?)、そもそもの大前提としてフィルタのかかってない情報などあり得ないのですから、どれだけフィルタのない「Google八分のない」検索エンジンを作ったとしてもそこには必ず別の何らかのフィルタが入ってしまいます。

それも含めて認めた方がいいので、純粋な国産検索エンジン必要だとは思うのですが、国産検索エンジンの必要性を「Google八分が行われているから」とするのはねぇ。。Googleは比較的その手のフィルタが少ないと(主観的に)思ってます。

「フィルタのない理想的な検索エンジンを作る」と理想に燃えるのはいいのですが、そうやって作られた検索エンジンは別のフィルタがかかってしまうということを、どれだけの人が理解できてるんでしょうか。どっちかっていうと、表現の自由に関わる問題かも。

過去のDVDの廉価版差し止めが棄却

2006年10月10日 04時55分53秒 | 著作権
[SlashdotJ] 『シェーン』廉価版DVDの販売差し止め請求が棄却
もともと、「1953年問題」てのがありまして。これは、日本での著作権法改正にて、公表後50年が公表後70年になった、てな話です。で問題は、この改正の効力を発揮するのがいつからか、ということです。1953年公開の映画の著作権がきれるのは、2003年なのか2023年なのか、ってことです。

「2003年12月31日24時と2004年1月1日0時はくっついてるのだ、だから70年間有効だ」とかいうよくわからない主張で著作権延長を主張していた販売元の主張が棄却されたというわけです。

著作権がきれちゃったわけで、例えば「ローマの休日」などの映画が青空文庫のようになるということです。アメリカじゃ著作権法はビジネスと密接に関わっているだけに、日本ではどうとらえられてるんでしょうかねぇ。