らるるのIT業界ピックアップニュース

日々IT系ニュースサイトを巡回して興味を持ったニュースをずらずらと紹介。

私的録音録画補償金の初の返還事例

2005年06月22日 19時20分23秒 | 著作権
[SlashdotJ] 私的録音録画補償金制度で初の返還決定 DVD-R4枚で8円也
CD-RやDVD-Rなどに一律で販売値段に上乗せされている私的録音録画補償金ですが、CD-RやDVD-Rを保護された著作物以外の保存に使った場合に、補償金がかえって来るという仕組みが一応ありました。あったんですが、形だけで実績が全くなかったんですよね。で、買ってきたお金が、DVD-R 4枚で8円だそうです。うへ。

すべてはここで、8円返してもらうための手続きやら書類やらが非常に煩雑でめんどいので、結局誰もそこまでやらないという現実があったわけです。たとえば小寺氏の記事では
日本メディア工業会が「(著作権者またはユーザーに)返還すべき(補償金の)金額が小さく、(連絡用のハガキ代や振り込み費用を考えると)返還するだけで赤字になってしてしまうこともあり、死文化している側面は否めない」と発言したことが伝えられている
てなわけです。私的録音録画補償金の収入が丸ごと著作権保護団体に入っちゃっていたといわれても仕方ないという現実です。

まぁあれですね。結局、違法コピー問題と含めて、包括的にどうお金払ってくシステムを作るかを考えなきゃいけないんですよね。

映像のネット販売をするための障害

2005年06月22日 19時12分22秒 | 業界動向
[BroadBandウォッチ] コンテンツをDVDにダウンロードする新しい映像配信スタイル「ひかり de DVD」についてパワードコムに聞く(清水理史の「イニシャルB」)
音楽の映像版ともいえる、映像コンテンツを光回線経由でダウンロードしてさらにDVD-RAMなどに記録するという、かなりチャレンジングなサービスとして注目された「ひかり de DVD」ですが、試験配信ということもあってかあまりその後の噂を聞きません。そのサービスの運営元であるパワードコムに対するインタビューとなってます。

九州から東京のサーバにアクセスするのは効率が悪く分散サーバが必要だだとか、試験ユーザをなかなか増やせない現実だとか、コンテンツを充実させていく必要があるだとか、DVD-RAMだけでなくDVD-Rにも対応する必要があるだとか、いくつかの点が語られています。

インタビューを読ませてもらう限り、やはり現状では本サービス開始するのは厳しいのかなぁとか勝手に思います。将来の形であると思わされるだけのサービスの形だけに、始める時期が早すぎたのかなぁ(FTTHがもっと広まってからじゃないと厳しいのか)と思わされます。

テレビで液晶がブラウン管を抜く

2005年06月22日 18時54分45秒 | 業界動向
[ITmediaニュース] 5月のテレビ出荷、液晶が初めてブラウン管抜く
やれ薄型だやれ省電力だとかいって、ねつ造イメージでしかないともいえる自然を思い浮かべるCMを某液晶メーカはやってますが、本当に省電力なんですか?個人的には、値段の差もあるし画質差もあるし、消費電力も(よほど大型=40インチ越えじゃない限り)そんなに変わらないので、今はまだブラウン管テレビで十分だと思うんですが。まぁそんな私個人の思いこみとは裏腹に、液晶テレビが売れているそうです。プラズマテレビの出る幕なんてあるんやろか。

新規周波数で次世代PHSだ!

2005年06月22日 18時51分13秒 | ケータイ
[ITmediaビジネスモバイル] ウィルコム、次世代PHSは2.0GHzで参入か
総務省案では、2.0GHz帯域は主にTD-CDMA向けと予定されていたと思います。そこに待ったをかけたのがウィルコム。ですが、具体的にどういう方式でやるとかいう話が全く聞かれません。「PHSの次世代をやりたい」という非常に大きな枠でしか社内でも決まってないようです。さすがにこれじゃ周波数割り当ては認められないんじゃ・・・

情報を保存したのが悪かった

2005年06月22日 18時44分03秒 | セキュリティ
[ITmedia エンタープライズ] カード情報大量流出、決済処理会社の記録保存に問題
本来なら保存してはいけないはずのデータを保存してしまっていた、てのが、今回のクレジットカード情報流出の一つの要因として取り上げられています。過去にも取り上げたように、情報流出を起こさないための方法として大事なのは、不必要に情報を持たないことですね。むしろ、個人的に気になるのは、これをやっちゃったCardSystems社はどれくらいの補償を求められるんでしょうかね。