今回は広島
広島県立美術館
広島浅野家の至宝 ―よみがえる大名文化―
期間:9月10日(火) ~ 10月20日(日)
織部肩衝茶入 銘 喜撰
華鴒大塚美術館蔵。胴に歪みがあり縦横に箆目を付ける、織部好の茶入。
銘は織部の名付けで、上田宗箇所持で後に浅野家に伝来した。
水仙鶉図 徽宗(款)作
桃鳩図とともに知られた徽宗皇帝の作。側面を向いた鶉、背景に水仙を描く。
織田信長、豊臣秀吉の所持を経て、大坂の豪商・海部家に伝わり浅野家に献上された。
花図(菊・芙蓉・水仙図) 松花堂昭乗作
逸翁美術館蔵。団扇形に切り抜いた紙三幅に、菊・芙蓉・水仙をそれぞれ描く。
浅野家伝来で、昭和18年小林逸翁に譲られた。
若衆観楓図 狩野探幽作
右手に扇子を持つ少年を描いた作品。着物には赤・青・黄などの菊花紋を配し、眺めている楓も鮮やかだ。本作は探幽にとって数少ない風俗画である。
本作の注文主は七日市藩主・前田利意で、後に浅野家に伝来した。
お隣の縮景園へ
こちらでは「広島浅野家の至宝」連携企画として「秋風茶会」が開催されていました。
会場はここ清風館
室内
点前座と床
宗箇流なので、茶碗には釘抜き紋があしらわれています。道具も宗箇流所縁のものだそう。
浅野家の道具類は散逸しているのでまとめて見れたのは貴重でした。
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