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12GW 芸予行6 伊達博物館 特別展 「政宗と秀宗 -序章-」

松山から特急「宇和海」で宇和島へ

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天赦園

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宇和島藩七代藩主・伊達宗紀が隠居の場所として建造した庭園。「天赦園」の名の由来は伊達政宗が隠居後詠んだ

「馬上に少年過ぎ世は平にして白髪多し残躯は天の赦す所楽しまずして是を如何せん」

という漢詩から採ったものだそう
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伊達博物館

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えひめ南予いやし博2012 春期特別展「政宗と秀宗 -序章-」
期間:4月14日(土)~5月13日(日)

伊達政宗所用 金茶糸威五枚胴具足
十七間筋兜に孤月形の前立。金茶糸で威した雪下胴。袖が付き仙台伊達家伝来の五枚胴具足より華美に出来ている。1916年宇和島伊達家が入手した。
伊達秀宗所用 紫糸威二枚胴具足
宇和島初代藩主秀宗の甲冑。六十二間筋兜に鍬形前立。第4代藩主村年の次男徳風より始まる島内家に伝来した。
刀 銘 「奥州主藤政宗掌握刀」
伊達政宗所用の刀。銘は後年入れられたものだが「奥州主」と政宗を称している。
白梵天馬験
金箔押にした長大な剣状の本体の廻りに白布を垂らす。豊臣秀吉より伊達秀宗が拝領した馬印。
木村重成奮戦記・重成画像 伊達政宗筆
政宗筆の墨書と絵画。大坂の陣で活躍した豊臣方の武将・木村重成を徳川方として戦った政宗が賞賛しているのが面白い。しかし20歳そこそこだった重成が画像だとやたらおっさんぽいのはどうした事だろうか。
香木 銘 柴舟
政宗から秀宗に贈られた香木。この香木は1つの香木を分木し先々で銘をつけたことから「一木四銘」とよばれ、伊達政宗「柴舟」細川忠興「白菊」小堀遠州「初音」後水尾天皇「蘭」とされています(異説あり)。
山家清兵衛所用 甲冑
鍬形と家紋の抱き波紋の前立の筋兜。紺糸威で籠手には金箔を押す。
山家清兵衛こと山家公頼は伊達政宗の家臣で秀宗が宇和島に入る際に付けられた。重臣として藩政を執ったが、対立していた桜田玄蕃により一族皆殺しとなった。これには政宗に付けられた家臣・山家公頼を疎ましく思った秀宗の命とも伝わり、怒った政宗により幕府に対し宇和島藩の改易願いが出される事と成った。
琵琶 銘 青山
伊達政宗正室・陽徳院(愛姫)が田村家から輿入れの際に持参した。

2009年以来の伊達博物館でしたが素晴らしい展示品ばかりでした。ここ数年展示に力を入れておられるので今後も続けていって欲しいと思います。
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