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SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

戦国・江戸時代 武将 甲冑・刀剣・茶道具 博物館・美術館・城・茶室などを巡る拝見記。その他の雑記もあり。

1605 長野 真田宝物館 長野市立博物館

2016-06-30 | 探訪
長野
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真田宝物館
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真田 乱世を生き抜く-戦国武将たちの狭間で-
期間:4月6日(水)~6月27日(月)

真田信綱所用 青江の大太刀
長さ103cm。「備中国住人  延文六年二月日」の銘を持つ。真田信綱が長篠の戦いの際使用したとされる。 
真田信之所用 陣羽織
黒絨の陣羽織で襟・袖は猩々緋の羅紗となっている。
矢沢綱頼所用 萌黄糸威二枚胴具足
兜の吹返や胸板に六文銭を表した甲冑。真田幸綱の弟矢沢綱頼所用と伝わる。
卯の花の茶壺 
白い釉薬が卯の花のように降りかかっている事から「卯の花」茶壺と呼ばれる。
豊臣秀吉より拝領。 

お次は
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長野市立博物館
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企画展示「川中島を行き交った武将たち」
期間:4月23日(土)~6月5日(日)

森長可肖像画
父の森可成を弔う為森長可が建立した可成寺に伝来。萌黄色の甲冑姿で右手に家紋である鶴丸紋を表した軍配を持つ。

他には森長可遺言状、森忠政所用・鶴丸紋蔵、酒井忠勝所用・紺糸威二枚胴具足などの展示が有りました。 

1605 奈良 称名寺 奈良国立博物館

2016-06-26 | 探訪
今回は奈良
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称名寺
侘び茶の祖珠光ゆかりの寺
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珠光忌
珠光は文亀2年(1502)5月15日に亡くなったとされており、毎年この日に称名寺では法要が営まれています。
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珠光木像と位牌
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珠光竹
珠光手植の竹で、主に茶杓造りに用いられた。
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獨盧庵(俗称:珠光庵)
元は珠光が設けた茶室。1700年代二度の大火に遭い焼失。現存する建物は享和二年(1802)の再建。
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内部は四畳半上げ台目切・洞床となっている。
茶書「南方録」によれば四畳半の座敷を考案したのは珠光とされる。この茶室最大の特徴は取り外しできる仕切壁を用いる事で三畳と一畳半の「鞘の間」に分割でき、四畳半茶室としても三畳茶室としても使用する事が可能な点。
この様に茶室の拡大・縮小を行なうのは、織部の燕庵形式からで獨盧庵も江戸時代の好みを反映していると言えます。
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珠光肖像
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珠光の碑
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井戸
珠光が茶の湯に用いたとされる
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千体地蔵尊
松永久秀が多聞城築城の為集めた石像。落城後放置されていたが、称名寺第十九代観阿上人が合祀した。
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客殿では呈茶があり抹茶が頂けました。

次なる場所は
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奈良国立博物館
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特別展「国宝 信貴山縁起絵巻」
「平安絵巻の傑作として名高い国宝・信貴山縁起絵巻の全貌を公開。信貴山朝護孫子寺の寺宝の数々を信仰の歴史とともに紹介します。」(公式より)

楠木正成所用 菊水の兜
二十六間星鉢で鍬形台には菊水の模様の金具が付く。
菊水の旌旗
元弘元年九月十日の年号と楠木正成の花押が墨書されている。
護良親王所用 喉輪
黒漆塗、赤糸威。

その他には武田信玄や松永久秀の書状がありました。
さてさて、奈良博の敷地内には茶室があります。
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八窓庵
元は興福寺の大乗院庭内にあった茶室「含翠亭」と呼ばれていた。大和三茶室のひとつ。
内部は四畳台目となっています。
 

1605 伏見稲荷大社 御茶屋

2016-06-19 | 探訪
京都は伏見
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伏見稲荷大社
全国にある稲荷神社の総本社。初詣の人出もハンパなく多く、外国人観光客もこれまたハンパない。
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楼門
天正十七年(1589)豊臣秀吉により再建された
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千本鳥居
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鳥居は奉納されたもので、個人でもOK。

さてさて本題
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春期京都非公開文化財特別公開
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御茶屋
七畳の一の間と八畳の次の間からなる建物。純粋な茶室ではないが、一の間床脇の一畳を茶立所とする、数奇屋風書院。
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御茶屋は元仙洞御所内にあった建物の一部を後水尾院より拝領したと伝わる。
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広縁より付書院と火灯窓の眺め

純粋な茶室ではありませんが、武家や町人とは違う茶の湯の在り方を知る事が出来る貴重な遺構だと思います。

1605 昭和美術館 人から人へつながる茶道具

2016-06-12 | 探訪
今回も名古屋

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昭和美術館
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平成28年上期展示「人から人へつながる茶道具」
期間:3月5日(土)~7月3日(日)
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大和物語切 伝藤原俊成
八幡名物。松花堂昭乗の「松花堂茶会記」によれば寛永九年の茶会で書院の掛物として使用されたとある。
西行像画賛 松花堂昭乗筆
僧侶姿の西行法師の肖像の上部に西行の歌を本歌取りした歌を書いた作品。
歌の感想などを記した昭乗宛、小堀遠州筆の書状が添う。
清拙正澄墨蹟
清拙正澄は元から来朝した禅僧。その墨蹟は茶人に珍重された。六月廿六日付の沢庵宗彭、朽木昌綱宛松平不昧2通の書状が添う。
竹茶杓 千利休作
表千家五代・随流斎の筒
竹茶杓 「信貞公」 片桐石州作
平戸藩四代・松浦鎮信の従弟松浦信貞に贈られた。
竹茶杓 松平不昧作
松江藩家老・有澤弌通(一歩庵)が不昧より賜った。

この他には、のんこうの黒楽割高台や古瀬戸茶入「伊予簾」など名品が拝見できました。
 

1605 名古屋城 

2016-06-05 | 探訪
今回は名古屋

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名古屋城

刀剣展『~尾張に伝わる刀剣~』

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長巻 銘 五拾本内 大慶直胤
真田家伝来
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刀 無銘(安綱)
本阿弥家により安綱と極められた。徳川綱吉から柳沢吉保拝領
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太刀 銘備州長船住 兼光
紀州徳川家伝来

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茶席特別公開

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猿面茶席
名古屋城築城に古田織部の指図で造られたとされる。
戦前は国宝に指定されていたが昭和20年の空襲で焼失。昭和24年復興された。
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「猿面」の名は床柱の節目が猿の顔に見えたためで、織田信長が秀吉に「汝の面の如し」と言った事に由来するそう。
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織部堂
昭和30年織部顕彰のため建立された。手前の燈籠は織部燈籠で熱田加藤家に伝来した。

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二之丸庭園
一説には上田宗箇の作庭とされる。

久しぶりの名古屋城。人が多くて本丸御殿を拝見出来ませんでしたが、また訪れてみたい所です。