
竹千代君・今川義元公像
竹千代は徳川家康の幼名。家康は今川義元の人質としてここ静岡で幼少期を過ごしている。
今回は家康・義元ゆかりの寺院へ。

臨済寺
山号を「大龍山」と称する今川家の菩提寺。徳川家康が人質として預けられていたことで知られる。
通常非公開の寺院で、この日は今川義元の命日での特別公開。

今川義元・氏輝坐像
今川氏輝は義元の兄で第10代当主。彼の死により義元と玄広恵探の間で花倉の乱が発生している。

太原雪斎坐像
臨済寺の2代目住持であり、今川義元の軍師的役割を担っていた。また幼少期の家康を教育したとも伝わる。

大書院
こちらでは様々な寺宝の展示がありました。

竹千代手習い之間
当時の部屋ではもちろんなく、後の時代に復原されたもの。

天井の龍図

臨済寺庭園
天正年間に徳川家康が伽藍を再建した時に築造したと伝わる。
上にちらりと写っているのが茶室。高台にあり階段を上がって向かいます。

露地

茶室「夢想庵」
内部は三畳台目
大正三年の建築で、大徳寺の南明亭(庵)を模したのだとか。

躙口

床
洞床の形式だが、あまり見かけない形となっている。

点前座
入隅には二重棚を釣る。

茶道口と給仕口
矩折れになっており、これは遠州の手法とされる。

円窓

茶室よりの遠望
この日は、とにかく天候が悪く大変でした。いつか再訪したいところです。