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彦根城博物館 シリーズ戦国「よみがえる関ヶ原合戦-関ヶ原合戦図を読む-」

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彦根城博物館 シリーズ戦国「よみがえる関ヶ原合戦-関ヶ原合戦図を読む-」
「江戸時代の人々が理解していた関ヶ原合戦の情報をもとに合戦図を読み解きます。その上で、合戦で使用されたと伝わる甲冑・旗などをあわせ見ることで、逸話の世界と史実の両面から関ヶ原合戦に迫ります。」(公式解説より)
シリーズ戦国の3回目。前2回は未見。

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1.関ヶ原合戦図屏風(彦根城博物館)
2.関ヶ原合戦図屏風(個人)
3.関ヶ原合戦図屏風(大阪城天守閣)

1と2はよく似た構図。3点とも井伊隊の活躍を中心に描かれている。同じ徳川方ながら本多忠勝は落馬姿で描かれており、彦根藩周辺で依頼作成された事が伺えます。
関原記大全
常山紀談
石田軍記

関ヶ原合戦についての記述があり、合戦図屏風を描く際の参考とされている。
諸将旌旗図屏風
信長・秀吉・家康や江戸初期の諸大名の旗印を描いた屏風。合戦図屏風とこの屏風に描かれている旗印の形が似ており合戦図屏風を描く際に参考とされたそう。
井伊直政所用 朱漆塗仏二枚胴具足
直政が関ヶ原の戦で着用したと伝わる。立物のない頭形兜、塗込の仏胴と非常にシンプルな造で実戦的である。全身赤色の所謂「井伊の赤備え」。
藤堂高虎所用 黒漆塗唐冠形兜
豊臣秀吉より高虎拝領の品。長大な脇立が付いている。
高虎より藤堂玄蕃良重に与えられ大坂の陣で着用、しかし木村重成の軍勢と戦った際討死している。
嶋左近 肖像画
石田三成の重臣。関ヶ原合戦で討死している。

前回の本多忠勝、今回の井伊直政とタイプは違うものの、どちらも素晴らしい甲冑でした。
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