
樂美術館

秋期特別展 琳派400年記念 光悦名碗と様式の展開
期間:9月5日(土)~12月23日(水)

飴釉樂茶碗 銘 紙屋 本阿弥光悦作
胴に強い丸みを持つ茶碗。赤土に透明釉を掛け鉄釉を塗った飴釉と呼ばれる釉技で作成されている。
銘歯は紙屋家が所有していた事による。江戸時代より著名で光悦七種(七作)に挙げられる事もある。
黒樂茶碗 銘 朝霧 本阿弥光悦作
腰に丸みを持ち口縁を楕円に歪めている。黒釉に一部白い蛇褐釉が見られ銘はここから付けられたと思われる。どこかノンコウを感じさせる茶碗。
赤樂茶碗 銘 青顧 本阿弥光悦作
腰が丸く、口縁が切り放たれた茶碗。口の周辺に青緑色の斑点(胆礬釉)が見られるのが珍しい。
播磨山崎藩主・本多忠英(本多忠勝のひ孫)の箱書がある。
黒樂茶碗 銘 撫牛 樂道入作
全体薄作で胴を締め、口部は内に抱えた姿をしている。黒釉を二重掛けしており、上部は真黒、下部は薄暗い不思議な釉景を成す。
こちらも琳派400年関連の展覧会。光悦が当然主役なのですが、展示替えの関係もあり数は多くない印象でした。もっと光悦の茶碗が見たいです!