どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

こんなところで出逢うとは

2012年11月13日 | book
ピピーッ!終了のホイッスルが鳴り響く。
あまりにも突然のことで、そのホイッスルが終了を知らせるホイッスルだと気づくまでに数秒の時間を要した。

そもそも金(ゴールド)を目指していること自体、俺には無理なのか・・・。

また交通違反で警察に捕まった。
毎度、毎度、免許証のゴールドを目指しているのに遠く及ばない。

ちょっとラーメンを食うのに街中だったから駐車場を探していて、
駐車場が反対車線にあったからUターンをしたらホイッスル。
どうもUターン禁止だったらしい。
Uターン禁止で違反したのは初めてだった。

「見えませんでした?標識?」

毎度のことながら、この類の質問に腹が立つ。
当たり前のことを言われるほど、腹が立ってくるもんもない。

あなたが見えませんでしたよ。

心の中で毒づいた。
わかっている。悪いのは俺だ。

800円のラーメンに6000円のおまけがつき、
何なら、買い物をして帰ろうかなとも思っていたけれど、
そんな気持ちも失せ、早々と街を去った。


帰宅途中、一軒の古本屋に寄る。
10万冊を置いているという、ここら辺では一番大きいのではないかと思われる古本屋。
その古本屋に行くのは初めてだった。

その本の量に圧倒された。
これが10万冊って本の量か。
おそらく、店員も、どんな本が置いてあるのか把握していないんじゃないのか。

寄ってよかったあ。
沈んでいた気持ちが盛り返した。
本屋って良いよね、って、気づいたら3時間ばかり夢中になって本を眺めていた。

で、見つけたのが、この本。

中島千波全版画集
クリエーター情報なし
日本経済新聞社


中島千波。
ここで出逢うとは・・・。
桜の版画を描く作家さん。

中島千波館が、何県だったかも忘れたけれど、
中島千波館に行ったのも、こんな季節だったけ、
すげえ、感動しながら観たんだっけなと思い出しながらこの本を手に取った。


中島千波の話って、誰に教えてもらったんだっけなあ。
この記事を書きながら、気になって仕方がない。



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ブルックリン・フォリーズ

2012年11月12日 | book
ブルックリン・フォリーズ
クリエーター情報なし
新潮社


ブルックリン・フォリーズを読んだ。
本のタイトルが、かっこいいと思った。
チーム名みたいでね。
本を読んでチーム名じゃないことを知るんだけどね。
フォリーとは愚行。複数の愚行でフォリーズ。

著者のポール・オルスターの本を買うのは、これで2冊目。
1冊目のムーン・パレスは読み終わっていない。
読まないまま、本棚に並んでいる。

このブッルクリン・フォリーズは2冊の雑誌に紹介されていた。
1冊の雑誌は何だったかも覚えていない。
いずれ読みたい本として携帯電話のメモ機能にメモされていた。

そしてもう1冊は、手元にあるCasa BLUTASなんだけれど、
ここには、近所づきあいをしたくなる、と紹介されている。

確かに。そんな内容の本だ。
妻に逃げられ、疲れ果てた男がブルックリンに移り住み、
そこでいろんな近所づきあいから、いろんな物語に巻き込まれていく。
どの、ご近所さんも、いろんなもんを抱えている。

俺等の周りも、そんな人達ばっかりかもしれんね。
みんな、それぞれ、何かかにか悩みがあるだろうね。



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太田光、千原ジュニア

2012年11月10日 | book
カラス (ビッグスピリッツブックス)
クリエーター情報なし
小学館


インタビューの形式で綴られる太田光、34歳までの自伝。
高校生のあたりから一気に読んだ。
高校生あたりから一気におもしろくなって、
夜もふけっているのにとまらんくなった。


そして、次の日は、千原ジュニアの本を読んだ。

3月30日
クリエーター情報なし
講談社


太田光も千原ジュニアも好きなんだよね。

太田光は高校生の時に一人も友達ができなかった。
千原ジュニアは引きこもりの時期があった。


自分の言いたくない過去を書くってのは、本当、勇気がいることだと思う。


この2冊を読み終え、改めて思った。



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年が離れた人と本の話をするのもおもしろいね

2012年11月08日 | book
「君は本が読むのが好きなのかい?」
本を読んでいた俺に、まもなく60歳になるというおじさんが話かけてきた。
「はい、好きです」俺はそう答えた。
「司馬遼太郎は良いよ。司馬遼太郎は良い」
「私も司馬遼太郎の竜馬がゆくは読みました」
大学の時だった。
長編小説を読んだのはその時が初めてで、
小説を読むきっかけになったのも、この時だった。

竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


そのおじさんの司馬遼太郎熱に火がついたのか、
司馬遼太郎について、おじさんは熱く語り始めた。

どうも、社会人の時に司馬遼太郎全集を買って、
10年間くらいかけて読んだらしい。
社会で働いていく上でも役に立ったって言っていた。

一度、読んだ本でも、何十年か経った後で読んでみると、
また違ったところに感銘を受けるんだよ。
私も、そろそろ読み返してみようかな、司馬遼太郎。

同年代の友達と本の話をすることは、たまあにあるけれど、
こうして年齢が離れている人と本の話をすることはめったにないから楽しい時間だった。


その話を思い出し、
司馬遼太郎の本は、何冊あったんだろうって本棚を眺めたら・・・、


ない!


一冊もない。


まじかあ・・・。
またなのか・・・。
こんなことが、しょちゅう起こる。

一時期、売りまくったんだよなあ。
金がない時に、今回は、このダンボールを売ろうかって感じで。
そして一回売ったのに、また読みたくなって、買いなおす本もある。


我ながら、まいる。



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ほんのちょっとしたこと

2012年11月07日 | little story
ほんのちょっとしたことなんだろうなあ。
コミュニケーションで大事なところって、
何か大きなことをするんじゃなくて、
こんな小さなことの積み重ねなんじゃないのかと、
俺は、ある人の、ある行動を眺めながら、ふと思った。


それは、こんな話。
2冊の日誌を、朝、別々の人が取りに来る。
その日誌は、ドアを開けすぐのところにあるテーブルに置かれている。

1人の人が日誌を取りに来て、もう1冊の日誌をくるっと回した。
このくるって回したところで、
俺は、ほんのちょっとしたことなんだろうなあって思う。

なんのために日誌をくるっと回したのか?
くるっと回すと、取りに来た人にとって、日誌は真っ正面に置かれることになる。
「日誌」という字が、取りに来る人から見て読めるように置かれることになる。

もう1冊の日誌を取りに来る人が、そのことに気づくかはわからない。
ましてや、誰がやったかなんてわからない。

ただ、その場面を見た俺は、
その人は、他の場面でも、さりげない、ほんのちょっとした気遣いをできる人だと想像した。

そのくるって回した人は、見た感じ20代。
やるなあって思いながら、その一瞬の行動を眺めた。

俺は、あそこまで気遣いはできんわあ。



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伊集院光

2012年11月06日 | book
11月に入り、めっきり寒くなったね。

ここ10年近く秋と冬が嫌いで嫌いで仕方なく、
秋と冬の楽しい過ごし方を考えていたけれど、
最近、「別に新たな楽しい過ごし方を考える必要ないんじゃないか」と思うに至る。

家で本を読んでればいいじゃん。
あと日帰り温泉なんかも入ったりして、と思っている。


そんなわけで、古本屋巡りで買った本を相変わらず読んでいる。
今日、読み終わったのは、この本。

のはなしさん
クリエーター情報なし
宝島社


伊集院光の「のはなしさん」。


こんな軽い感じの本もたまあには良いと思いながら読み進める。
読み終わって思ったけれど、「のはなし」は他にも出ていて、
これは3冊目だから、「のはなしさん」なんだね。

去年くらいから伊集院光が気になって、
古本屋探し続け、この「のはなしさん」を見つけた。

この本を読んで、
伊集院光も古本屋巡りが好きなんだと知った。

野球マンガを古本屋で買う話が載っていて、
そういえば、俺も、「キャプテン」を読んでみたいんだよね、
わかる、わかるって思いながら読んだ。


キャプテン 1 (集英社文庫―コミック版)
クリエーター情報なし
集英社



キャプテンは古い本で、しかも古本屋だから、
全巻そろっていなくて、漫画喫茶で読もうかって迷って、
結局、その日はあきらめて帰ってきた。
1巻が売っていたら買ってただろうなあ。



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イエローハーツ

2012年11月04日 | book
ここ最近は、よく古本屋に行く。
一日に数軒行くこともある。

おっ、この本が、この安さで・・・、
にやけながら、ついつい買いすぎることもある。

今日は、そんな古本屋巡りで見つけた一冊。

芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~
クリエーター情報なし
太田出版


芸人交換日記。


人がいないところで読んでいたら泣いてたかもしれんね。
喉の奥が熱くなった。


お笑い、「イエローハーツ」の2人が書いていた交換日記。


もがき続け、燻り続け、それでも続けた10年。
その状況を想像し、俺なら不安で耐えられないだろうなって思った。

2人だから、励まし合えることもあるだろうけど、
2人のどちらかが、その不安に押し潰され、
やめるって言うことだって、当然、あるわけだしね。

この本を読んだら、イエローハーツって、どんな芸人さんなんだろうって気になると思うよ。俺も検索したからね。



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本棚

2012年11月03日 | little story
プス、プス、プス・・・。
おお、久々に頭から煙りが噴き出したなあ。

悩みとか苦しいことがあったら、
人に相談したくなるんだけど、
一人で熟成させるっていうか、
一人、わからねえなって、頭を掻きむしり、
必死こいて考えることも必要だよなって、
一人で考えていたら、頭からプス、プス、プス。

社会人になりたての頃は、しょっちゅう起こってたな。
そんで、その答えを本に見出そうとよく本を読んだっけ。
だから、本棚を眺めると、俺が、どんなことで悩み、どんなことを考えていたかがわかる。
その頃、読んでた本は、引越しをするたびに整理したから、ほとんど残っていない。
売らなきゃよかったなあって本もある。
あの頃読んだ、あの本を読みたいと思って探しても、ないこともある。
売らなきゃよかったなあ。

一冊の本で、ガガーンってやられる人もいるんだろうけど、
俺は、本に答えは載ってねえなって思ってたなあ。
今、思えば、答えは載ってなかったけれど、
一人で、悶々と悩むよりは、考えるヒントを与えてくれてたものもあんだろうなあって思う。
そんで、そん時、悶々と考えてたのは、
何気に、今、俺の血肉になっているものもある。

本って場所もとるし、
引越するのに荷物もなるし、
一回、読んだら、ほとんど読まない本もあるんだけど、
今までの経験上、できる限り、売りたくないなあ。



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Kitakara/のんた

2012年11月02日 | book
北海道札幌市で入手したフリーペーパー。

両面表紙。

札幌のアートイベント情報が載ってて良い!

今後のイベントで行きたいのを見ていたんだけど、
11月10日(土)~12月9日(日)さっぽろアートステージがあるんだね。
俺が好きな500m美術館は、もともと、このさっぽろアートステージの期間だけやっていたものです。
期間中に札幌に行けるかな。行きたいな。


また、札幌を訪れた際は、
このフリーペーパーの最新号を手にとって、
どんなイベントをしているのか見よっと。



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イレギュラー

2012年11月01日 | book
イレギュラー
クリエーター情報なし
角川書店

※画像をクリックするとamazonへぶっとびます。


三羽省吾の本を読むのはこれで3冊目。
たまたま、古本屋で、この本を見つけて買った。

高校野球の小説。高校野球の小説を読んだのは初めてじゃないだろうか。
野球を小説にするとどんな感じになるのかな、本の世界に引き込まれるのかな、と思いながら読んだ。

水害に遭った小さな村の野球部の物語。

なんか、この前の東日本大震災と重なった。
だけれど、この本が出版されたのは東日本大震災よりも前。

ページの最後に参考文献が載っていて、
そこに阪神・淡路大震災だったり、三宅島噴火批難の本が載っていて納得。
そりゃあ、重なるなと思った。

友情の物語であり、優しさとはいかなるものかを読者に問う。
そんな本。


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