どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

PRIDE

2006年11月04日 | little story
この文章を誇り高き友達に捧げる。


プロポーズは?


誕生日のメッセージカードで。


彼女の誕生日に、メッセージカードでプロポーズ。
彼女は、驚いたと感想が書かれている。
「そりゃあ、驚くよな。かっこいいな」と、ふと、俺も真似したい気持ちにさせられるが、最高の見せ場で、パクりもないなと、即効で却下する。


そもそも、今回、北海道に帰ってきた最大の目的は、一人の友達の幸せを祝うため。
そう。結婚式だった。
11月3日、文化の日。


今回の結婚式、ラッキーなことなのか、俺は半端じゃない引きの強さを見せ、最後には会場にいる人達に謝ることになる。
まず、その話しをしようかな。


まず、1回目。
ライスシャワーの後。
新郎が、男どもに、野球のボールを投げ、プレゼントするというイベントがあった。一球だけね。
新婦が、ブーケを投げるみたいにね。
そのボールは、ストレートで俺の元へ。
キャッチした俺の元に、司会者。

「お二人にメッセージをお願いします」

「結婚おめでとうございます。今日は楽しませてもらいます」


このボールは、自宅のショーケースに大切にしまっておくよ。
何なら、二人のサインをもらっておけば良かったかな。


そして、2回目。
披露宴。

「当日、司会者が客席に質問するみたいで、お前にあたるのでよろしく。ありがとう」

何日か前に、結婚する友達から来たメール。


そして、司会者。
「最後に、お二人にメッセージをお願いします」

「結婚おめでとうございます。今日は楽しんでます」

もう、結婚式の感想を会場のみなさんに、ちくいち報告する形になってきている。


さらに、3回目。
「会場にいる、お二人に、新郎、新婦から、プレゼントがあります。ケーキのお皿の裏にシールが貼ってある方が、当たりです」





はい、当たり。





3回目ともなると、俺の意志とは関係がなくても、空気が読めない男になってる。
申し訳ないから、とりあえず会場にいるみなさんに謝った。


そして、司会者。
「3回目ですが、お二人にメッセージをお願いします」

もう、何て言ったかも忘れたよ。





新婦から両親への手紙。

俺は、かなりの確率で、泣きそうになる。
あんなに気持ちが、込められてる手紙だから、俺の心にも響いちゃうんだろうね。

今回、新郎である、友達の父さんの言葉も、熱くなるものがあった。


「初めて、自分の子どもを抱いた感触は、今でも忘れません」


良い話しを聞かせていただきました。
ありがとうございました。

そして、友達。
俺は、新郎の挨拶で、泣きそうになったのは、初めてだ。



俺は帰りに、一人で歩きながら、お前のことを考えた。


今更だけど、お前が、「野球部を辞める」って言った時、必死で止めなかったことを、すごい後悔してるよ。
あの時は、仕方ないなって、止めても無駄だろうなって、勝手に結論を出してた。
10年経った今も、後悔している。

あと一つ。
誇り高きお前は、これから先も、変わらず、高い志を持ち続けるような安心感みたいなものを感じる。
お前の歌う「プライド」も良い歌詞だけど、お前自身が持っている、そのプライド、俺は好きだ。


また、会った時には、熱く、語り合おうな。
しばらく会えないだろうけど、楽しみにしてるよ。
それまで、元気でな。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (らおう)
2006-11-04 07:40:37
結婚式にいかれてたんですね。
式に出席すると色んな意味で幸せをおすそ分けしてもらってるような気がします。
挨拶とかは感動しますね。
最近は涙腺弱いから…^^;
これからも仲のいい関係でいてくださいね!
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Unknown (楽雲庵)
2006-11-05 16:55:36
>らおうさん
そうなんです。結婚式がメインで帰りました。
友達が喜んでいる姿を見るのは良い。
結婚式は何回でても良いもんです。

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Unknown (へそ)
2006-11-06 06:48:43
結婚式って●瀬の?
まだ北海道にいるのかな?いるなら気をつけて帰れよ~
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Unknown (楽雲庵)
2006-11-06 17:31:40
>へそさん
そうだよ。
昨日、北海道から帰ってきた。
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