碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

「君達が日陰者である時のほうが国民や日本は幸せなのだ。どうか、耐えてもらいたい」 

2011-08-12 20:20:31 | Weblog

「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり

歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。

きっと非難とか、叱咤ばかりの、一生かもしれない。御苦労だと思う。

しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは

外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか

国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。

言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが

国民や日本は幸せなのだ。どうか、耐えてもらいたい」
              
        吉田茂 (昭和32年2月、防衛大学第1回卒業式)


●「東日本大震災を受け、陸上自衛隊が54年前から隊員の食料としてきた赤飯の調達をやめた。
「祝いごとで食べる赤飯を被災者の前で食べるわけにはいかない」という隊員の声が
 きっかけになった。「腹持ちがいい」と、人気もあっただけにメニューから消えるのを
 惜しむ声もある。 陸自によると、隊員が訓練や災害派遣時に野外で食べる「戦闘糧食」は
「缶飯(かんめし)」と 呼ばれる缶詰とレトルトパックがある。
主食は白飯、赤飯、とり飯、五目飯、しいたけ飯、
 小型乾パンの6種類で、赤飯の缶飯は自衛隊発足3年後の1957年に採用された。
 年間調達量は缶飯約26万食、レトルト約7万食に上っていた。」
                            8月11日 毎日新聞

現場の自衛隊員達は、身を粉にしながらも、こんな些細な事までも気を配り、被災者を気遣っている。


●<経産省3首脳更迭>退職金、「自己都合」より2割高 (毎日新聞)

東京電力福島第1原発事故への一連の対応や国主催の原発シンポジウムでの「やらせ問題」などの責任を問われ、更迭される経済産業省の松永和夫事務次官(59)▽寺坂信昭原子力安全・保安院長(58)▽細野哲弘資源エネルギー庁長官(58)の3首脳に対して、自己都合退職よりも高額の退職金が支給されることが11日、分かった。
経産省は「3首脳の退任は勧奨によるもので処分によるものではないため、通常の早期退職と同等の扱いになる」と説明。
国家公務員の退職金に関して定める退職手当法で規定する「定年前早期退職」が適用され、
退職金は自己都合退職よりも2割前後(1000万円超)高くなるとみられる。
退任日は松永次官と寺坂院長が12日付、細野長官が9月1日付。海江田万里経産相は4日、3首脳の更迭を発表した。
 毎日新聞 8月12日(金)2時33分配信

これで同じ、国家公務員か?
この3人の合計の生涯給与で、どれだけの、自衛隊員が養えるのか?
必死で、国の為に働いている官僚達もいるはずだが、これを見ると
有能政治家不在の、官僚指導政治は、未だ何も変わっていない。

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