碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

ノーマン・ロックウェル 「息子の旅立ち」

2010-11-02 21:56:58 | Weblog
ノーマン・ロックウェル(Norman Rockwell、1894年2月3日 - 1978年11月8日)
20世紀のアメリカ合衆国の画家、イラストレーター。

「1916年から1963年にかけて『サタデー・イーブニング・ポスト』紙の表紙を飾り、1940年代から1950年代の作品が人気。彼の絵は商業主義的で一部の近代美術批評家からはまじめな画家とは扱われず、イラストレーターと呼ばれることもあるが、アメリカの市民生活の哀歓を巧みに描き、アメリカ人の心を捉えているため、最もアメリカ的な画家のひとりともいえる。ユーモラスな作品が多い一方、後期の代表作 “The Problem We All Live With" ([1]) では、人種差別的な悪戯書きがなされ、トマトが投げつけられた壁の前を、連邦保安官に守られながら通学する幼い黒人少女の姿(公民権運動の一環として、白人の学校に通おうとする場面)を描いており、社会性の強い、激しい一面も見せた。」

ありふれた日常のほんの一瞬を、カメラのスナップショットの様に切り取る、
ロックウェルの描写には、いつも微笑みと感情が入ってしまう。
ユーモアとウィット、旧きアメリカの良心を感じさせる最後の画家だろう。
激動の、1900年代を生き抜いた彼の眼には、
21世紀のアメリカは、果たしてどう見えるのどうか。

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