今日は午後にすごい雷が鳴った。閃光が分厚い雲を切り裂いていた。あんなにはっきり見たのは久しぶりかもしれない。雲がうちの方まで押し寄せてきて、それからすごい勢いで雷オンパレード、にわか雨だった。。。
そういえば・・・と思い出したのが、真夏の風物詩、祇園祭。
7月いっぱい京都の街のあちこちでは、祇園囃子を聞くことができる。この3連休は、一番お祭りの中で盛り上がる、宵々山(15日)→宵山(16日)→山鉾巡行(17日)に見事に当たっちゃったから、きっと街は多くの観光客でごった返しているんだろうなぁ。
綺麗にお化粧した山鉾が街のあちこちに置かれて、提灯の明かりに照らされる。メインストリートの四条通は歩行者天国になる、八坂神社に続く祇園まで。
懐かしいなぁ。 みんなそれぞれ一緒に行く相手は、恋人だったり、友達だったり、家族だったり、会社の人だったりするわけだし。 あんな人ごみの中を歩くのは本当に悲惨だ。雨が降っていたらなおさらだ。だけど、何故か足を運んでしまう。別に何かある訳でもないのだけれど、行きたいなって思ってしまう。人ごみの中を練り歩くだけでいいのだ。 何度行っても、必ず雨の日にぶち当たることが結構多かった記憶がある。 昨日は、21万人、今日は雨のせいで19万人が訪れたとか・・・ 明日はもっと人が集まってくるはずだから、どうか雨だけは降らないで。。。
祇園祭の山鉾巡行が終われば梅雨が明け、本格的な夏を迎え、8月16日には大文字の送り火を見つつ、炎が消えていくと同時に夏の終わりをよく感じたものだった。 ほんとうに切ない気持ちになったのだ。新しい季節への移り変わりを感じながら。。。
いつかまた行く機会があればいいなって思う。やっぱりこの街が好きだ。夏は蒸し暑く、冬は底冷えが厳しいけれど・・・ 私が育った街だから。