

青空が広がるAnaheimでそんなことがどうして起こったのか。
4月8日、シーズン初登板を好投し、勝利投手になることはできなかったものの、Angelsファンに強烈な印象を残したNick Adenhart投手が、試合終了2時間後に交通事故で亡くなった。交差点で止まっていた彼の車に、信号無視をしたミニバンが突っ込んできたんだそうだ。彼の他に同乗者2人も命を落とし、もう1人も重体とのこと。
事故を起こした容疑者は、飲酒運転で、しかも免許停止中。それも、飲酒運転が重なったためらしい。
この怒りは、どこへぶつければいいんだろう。

Nickの突然の死を受けて、9日に行われた各ゲームでは、試合開始前にスタジアム全体で黙祷を捧げていました。
こちらは、同じ地区のライバル、Texas Rangersの選手達。
青が基調のジャージだったはずなのに、この日は、Angelsカラーをつけてくれたんだろうか、とちょっと深読みしてしまう私でした。

スタジアム正面には、彼の死を悼むファンが訪れ、沢山のお花と、
Angelsのキャップ、ジャージが手向けられていた。
ラリーモンキーはAngelsの象徴ですね(写真左上)。
NickのTシャツを着てやってきた、彼のファンの女の子達。

「チームの一員になれた気がするし、チームに貢献する用意もできてるよ。」と、Nickは試合後のインタビューに答えたそうだ。これが彼の残した最後のメッセージの一部です。
9日のA'sとの試合が中止になったのは、こんな悲しい理由があったのでした。10日のRed Sox戦の試合開始前に、追悼セレモニーが行われるそうです。
Nick Adenhart選手のご冥福をお祈りします。
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