FS Detroitの放送は空気をしっかり読んでましたね。ちゃーんとNuggetsのメンバー紹介を試合開始予定時間後に放送してくれた。K-Mart, Nene, Kleiza,そしてDhantayの紹介が終わって、「and now...」とPistonsが誇る名物PA、Mr.Masonが言った時だった。アリーナから歓声と拍手が沸き起こった。みーんな立ち上がる。すごい、割れんばかりの歓声だった。
そして、Masonはこんな感じでアナウンスしてくれましたよ。
「We would like to welcome back a part of Detroit Piston family. This one-time Piston guard who were the red-blue-and-white is back tonight. He was the
MVP of the 2004 NBA Finals, from the University of Colorado. ・・・(中略)・・・
and Elway 7(と言ったよーな☆気が利くぅ), the 6-3, Chaunceeey Buh Buh
Buh Billups...」(ちなみに、the red-blue-and-whiteはPistonsのカラーですね♪なので、Pistonsの選手と解釈できるかと思います。)
Chaunceyが投げKissしてたよ~願わくばカメラにも向かってやって欲しかった。(K-Martならやってくれたかも)でもそうなったら酸欠してたかも。
感激のあまり、涙しているChaunceyのジャージ着た男性もいらっしゃいました。もちろん、私もおんなじようにしていました。
でも、試合が始まればもう感傷には浸っていられない。
MeloのいないNuggetsは案の定、Chaunceyがチームを引っ張る展開だった。それも、おっそろしい確率でシュートを決めていた。Ripがマッチアップしても、とても難しい体勢からのタフなショットもさらっと決めちゃうところがChaunceyだ。そしてNeneもなんなく得点していた。気がつけば、10点の差が1st Halfでついちゃった。それがだ、後半になってから、Pistonsのスターターが輝きだす。前半シュートが決まらなかったRipに当たりが戻ってきた。Rodもゴールめがけてよく突っ込んでいた。RasheedはK-Martのチェックをかわして、フックショットやベースラインジャンパーを決め、Tayshaunはアグレッシブにオフェンス参加していたし、Dyessは4th Qtrに効果的な追加点をあげてくれた。誰かが突出しているわけではなくって、場面によって各選手のよいところが出ていたように思う。10点差ついていたのが、段々とNuggetsのリードが減り、同点に追いつき、逆転した時なんかはこれまで見慣れていたPistonsを見るようだった。
Rasheedさんは、K-MartとKleizaのFTの時に、「Ball Don't Lie呪い」をかけたので、4連続FT失敗に導きました。あの怨念(?!)はすごかったなぁ。
あと、Blockお得意のNuggetsに対して、まるでお株を奪ったようなTayshaun, Dyessの3本ずつのブロック。こんな試合を観るのはファンとしては楽しい。 だけど、最後は結果がわかっていてもヒヤヒヤした。J.R.がすごかったもの。Ripがファウルゲームで得たFTを全て決めてくれたので何とか逃げ切れたような。
Meloが出ていなかったとはいうものの、Pistonsはいい形で3連勝することができた。この試合を観て、個人的に思ったのは、Joe Dのしたことは間違っていなかったということ。
Chaunceyが自分の故郷に戻れるためのトレードは、今シーズンでしかなかったかもしれない。Joe DがずっとPistonにしたくて仕方がなかったAIを獲得して、万が一、チームが上手く行かなかったとしても、リスクを最小限で抑えている。そしてこの夏には、新たにいい選手を加えることができるのだ。 もちろん、水曜日にはDetroitに戻り、次のWarriors戦に出てくるであろうAIが、新しい役割をどんな風に果たすかも期待している。うまくかみ合った時は、POで上位にいるチームをしっかり脅かすことができるはず。